京都みなみ会館が3月末で一時閉館、2018年中の移転再開目指す

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京都みなみ会館の内観。

京都みなみ会館の内観。

京都の映画館・京都みなみ会館が3月末日をもって一時閉館することが発表された。

1963年に邦画の封切館としてオープンして以来、時代に合わせ上映形態を変えてきた同館。近年では新作映画の上映をはじめ、過去作のリバイバルや特集上映も行っており、定期的にオールナイト上映イベントも実施している。

このたび建物の老朽化に伴う多額の修繕費用が捻出できず、一時閉館することが決定した。館長を務める吉田由利香氏は「建物の老朽化にはあらがうことができず、このたび閉館することが決まりました。今後建物自体が取り壊される予定です。3月の閉館までにぜひ足を運んでいただければ」とコメント。現在、移転候補地を調整中とのことで「2018年中の活動再開を目指しています。ご注目していただければと思います」と語った。

「さよなら特別興行」と銘打ち、京都みなみ会館の歴史を彩った作品をセレクトした特集上映が3月中旬以降に実施される。ラインナップの詳細は続報を待とう。

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