英会話で長文を話せるようになるまでに辿った道筋と、効果のあった英語学習方法をまとめてみた
英会話をするときに、言いたいことが喋れなくてモジモジしてる人向けに、自力で長文をつくれるようになるために必要なこと、学習方法をまとめてみた。
短くて単純な受け答えしかできない!という自覚がある人に向けての記事。
がっつり英語のスピーキング向上に向けて勉強したい人は下記の記事も参考に。
英語のスピーキング向上。どう話せば伸びるのか?誰と話せば伸びるのか?英会話力を伸ばすために大切なこと。
よくある原因と、それぞれの項目に関して対策を記していく。心当たりのある項目があれば参考にしてほしい。
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会話中の発言が文でなく単語ばかり
英会話の最中にキーワードだけを言い放つことで「相手が意味をくみ取ってくれることを期待している」レベルの人は、自分が単語だけで返事をする癖がついているかもしれない。そのままでは自分で自由に言葉をつなげる能力が伸びないままになる。
流暢になりたいのであれば、すらすらと言葉を繋げられるようになるまでに時間をかけて自分の力で英文をつくるプロセスが絶対に必要である。
まずは"I"や"You"を主語に使ってしっかり、主語がある英文を作り慣れるところからはじめてみる。
これは、"How long have you been living in Canada?"と聞かれた時に、"two months."と答えるをやめて、"I have been living in Canada for two months."としっかりフルセンテンスを作るようにするということである。
"two months"と単語だけで答える人は、英語を喋ることに慣れた人か、または「英語の質問がなんとか理解できたよ!アピールしたい初心者のどちらかである。
質問ですでに"Have long have you been~?"と聞かれているのだから、"I have been ~"の部分は会話において条件反射で即座にでてくるぐらいでないと、会話のキャッチボールとして遅い。センテンスをかけるべきところで時間がかかるのは、自分の意見や気持ちを表現するのに適当な英語をチョイスするべきところであって、既に質問があって、答える側の文として時制などの基本的文法など用法が確定してる部分で時間がかかっているレベルであれば、ゼロから文をつくっていくというのはまだまだまだまだ早いレベルである。まずは例文丸暗記のストックを増やす必要がある段階を充分に踏むこと。
即座に英文が作れるけれどあえて省略するのと、作れなくて省略するのでは意味が違う。質問に対して的確な文法で文を構成できるのかどうか(そもそも質問に含まれている時制や修飾語句などもちゃんと聴き取れているかどうか)は、かなり文法的に基本的な部分なので、このへんは「そんなん言えて当然で煩わしいから省略してるだけ」というレベルに達するまでは、フルセンテンスで文をつくる癖をつけたほうが、英会話中級レベルに到達するまでは基礎トレーニングとして有効だと思う。
日本語は英語より主語を省略しやすい言語である。英語でも主語は省略できるが、日本語と全く同じ感覚で省略はできない。そもそもの文構造が違うのに、主語に関してだけ日本語と同じように省略というのはうまくいかなくて当然である。
ポイントは2つ
- 質問に対する答えはフルセンテンスをつくる。
- 例文丸暗記のストックを増やす(オススメはReal英会話)。
覚えた文法を実際に会話中に取り入れる回数が少ない
独り言で十分なので呟くべき。
文法は習ってから実際に使えるようになるまでに「覚えた文法を使って発言→文法間違いに気が付く→正しい文法用法に矯正し発言」というプロセスがくり返し必要である。
このプロセスの試行回数は、言葉をスムーズに紡いでいく流暢さにほぼ比例する。
自分一人でいる時なども、例えば「テーブルの上に置いてあるものを細かく独り言で英語で説明する」、「自分の友人を英語でなるべく詳細に紹介してみる」などいくらでも英文作成のネタはあるはずなので、口パクでもいいので口の筋肉を動かしながらくり返し試行回数をふやしていくことをお勧めする。
また、詳細な説明のお手本として、英語版wikipediaを使用するのも有効な方法だとおもう。これを利用する場合は、自分だったらどうやってそのことを説明するかを先に考えた後で、ネイティブだったらどう説明するのか、という答え合わせのつもりで使う方法を試してみると良い。
主語選びに自由が利かない
初心者にありがちだが、英文作成時に主語が"I","You","It"などの超基本代名詞でしか文章を作りはじめられないという症状。おそらくまだ日本語で思い浮かんだ事を英語に変換するというプロセスを発言前にしている事と思う。
上記で述べた、「主語を省略しない、単語だけでの受け答えレベル」を卒業できたら、「常に"I"や"It"からしか文章つくれてない自分に気が付くレベル」に到達していることと思う。このレベルにまずお勧めするのは、「動名詞」を主語に持ってくることである。「動名詞」とは動詞にingがついたもので、名詞としてあつかえる。
例えば、「冬に友達と鍋をするのが好き」という言い方を考えてみる。
上記の日本語を"I love hotpot with my friends in winter."と表現しても間違いではない。動名詞を覚えることで、"Having hotpot with my friends in winter is my favorite thing to do."などと、"having hotpot"という文中のキーワードが最初に頭に思い浮かんだ状態からの文作成が可能になる。
動名詞を自由に扱えるようになったら、to 動詞の原形で文を始めてみたり、as や前置詞から文章をはじめてみたりと、レパートリーをふやしていこう。
どの言葉からでも文章をつくりはじめられるようになると、頭に浮かんだことがダイレクトに英文になっていく(いわゆる英語脳)ので、日本語を思い浮かべてから英語に変換ということをしているレベルであれば、文頭のセリフのレパートリーを増やすことを初めてみよう。
主語選びに自由が効いてくるようになると、英会話をすることの抵抗がグっとさがってくる。
There is(are) ~ を使わない
このレベルを意識するようになるころには、ある程度のフレーズは英語でそのまま条件反射で出てくるようになっていると思う。
英会話では頻繁に出てくるこの基本フレーズだが、英作文に慣れてない人はなぜかこの便利な用法を使わない人が多くいる。その理由は日本語で、「ここに~があります」という意味を丸覚えしてるせいだとおもう。
日本語で「ここに~があります」と、まるでこれから手品がはじめるかのように切り出して言う事はそんなに多くはないかもしれないが、英語の感覚では"There is ~ "構文は非常に頻繁につかわれるものなのである。
よくあるのは、新しい話題になったときの文頭で使用するケースである。
「そういえば昨日、電車の中で変なおっさんみたんだよね~」という会話をふる感覚は、英語だと、"Oh, (by the way) ther was a weird guy in the train yesterday." になる。別に "I saw a weird guy in the train yesterday."でも同じ意味ではある。この1文だけであれば大きな違いはないが、"There is~"は話の導入として頻繁につかわれる構文なので、前者の言い方からは「これからその男についての詳細な話がはじまる感」が感じ取れる。ちなみに後者は事実として述べているだけなので、この前のやり取り次第では、会話がここでおわっても不自然ではない、ただの事実の列挙なのである(もちろん、話を続けることもできる)。
文の修飾不足
日常会話で簡単なことを表現するときでも、ほんの少し言葉を修飾するだけでずっと「っぽく」なる。
すぐに効果がでるトレーニング方法としては、副詞を覚えることだ。
英語学習者で、英会話することが楽しくなってきた初級者レベルで使い始める典型的な副詞といえば、"actually"(実際に)や、"normally"(普通は)、"basically"(基本的には)である。
まるで口癖かのように、発言する一言一言にこれらの副詞を挿入する生徒をよくみるが、別に最初はこれでよいとおもう。実際にネイティブスピーカーでもこれらの単語は非常に頻繁に使っているし、日本語でも「基本的に○○なんだよね」と、なんにでも「基本的に」とか「実際に」とかを口癖にしている人はたくさんいる。それとおなじである。
副詞は文中のどこにいれても大抵意味が通るのでひじょうに使いやすい。副詞のレパートリーを増やすだけでも、表現に幅が出るので、文法構造とかをガッツリやるのがめんどいながらも、少しセリフを長くてみたい人は意識し覚えてみるといいかもしれない。
節に関する文法理解不足
節を意識して自由に会話ができるようになれば、かなりレベルの高いしっかりした意見をいうことができる。
主語節、動詞節にもいろいろあるが、そんな言葉自体は重要ではない。最初に覚えておくと役立つ便利な節をつくる英語をここでは2つ紹介しておく。
疑問文でないwhat
"what"を使う事で「~こと」という大きな名詞をつくることができる。
よく使う簡単な例としては"That's what she said."「あれは彼女が言ったことだよ」だろう。
What I heard about you from Tony was a complete lie!"で「私があなたについてトニーから聞いてた事は完全な嘘だった!」 となる。この"What I heard about you from Tony"は、長い分だけれども一つの長い主語節とよばれるものである。
万能な文中のthat
"that"は「あれ」という指示語としてつかうだけでなく、大きな節をつくったり、物事をレポートするときなど超頻繁に使われる。あまりにも頻繁に会話でつかわれるので、逆に省略するのがデフォルトになるぐらい、実際は「節のはじまり」としてのthatが英文には大量に含まれている。
会話においては、英会話初心者の方々が文法学習時に習う、関係代名詞としての"who"や"which"の置き換えとしてもそのまま使える。
一億人の英文法には、節に関する詳しい解説が大変わかりやすくのっているのでオススメ。
単語力がない
第二言語として英語を習得しようとする人間の99.99%に当てはまる症状。ボキャブラリーを広げる事にに終わりはない。
説明したいことにおいて、キーとなるワードの基本英単語がわからない時に、その英単語を英語で説明するための単語すらしらないのであれば、それは語彙力不足である。
仮に日本語でそのキーワードなしに同じことを説明できるかどうかを考えた時に、もしできる場合はその単語を説明するために必要な単語もしくは最低限の文法知識すら身についてないと言える。
単語力の増強というのは、非ネイティブがネイティブ近くの語彙力を手に入れる上でもっとも時間がかかってしまう根気のいるトレーニングである。長期戦になるので、他のトレーニングと並行してコツコツ勉強する習慣をつけたほうがよい。
下記の記事でも勉強法を取り上げているので参考にされたし。まずは6,7000語ぐらいを目指してみよう。それだけあれば、分からない英単語を、別のわかる英語で説明するのに充分な語彙力の基礎はあるはず。8000~10000語まで語彙力をあげれば、リーディングをすることが時間効率的にもよい勉強方法になってくるので、それ以降は語彙力アップが比較的楽に行えるようになる。
上記全てにあてはまる
英語で流暢に長文を喋る技術には、様々な小さな技術や理解が内包している。何も喋れない自分が、ある朝急に全てがつながって喋るようになる、なんてことは起こり得ない。小さな出来ないことを少しずつ少しずつ改善して出来るようにしていくことで、徐々に徐々に喋れるようになってくる。
全てにおいて自信がない状態であれば、語彙力を増やす勉強と並行して、このページの上から順番に一つづつ課題をみつけて潰していくことをオススメする。


