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政治

犬の“落とし物”に○印 チョーク作戦、名古屋市検討

 名古屋市は、路上や公園に放置された犬のふんを発見したら、ふんの周囲に黄色いチョークで丸を描くなどし、飼い主に処理を求める「イエローチョーク大作戦」の実施を検討する。30日の市議会11月定例会本会議で、吉田茂議員(自民)の質問に市側が答えた。

 ふんの周囲に丸を描くとともに、発見日時を書く。その後も残っていたら、再びチョークで確認日時を記し、無くなっていれば「なし」と書く。また、頻繁に放置される路上などには「パトロール中」と記す。ふんは回収しないが、これを繰り返すことで飼い主への注意喚起になり、放置されるふんが少なくなることが期待できるという。

 警察官が駐車違反の取り締まりにチョークを使っているのをヒントに京都府宇治市が、昨年1月に始めた。苦情が多かった30地域で実施し、大半で放置がなくなったという。当初は市職員が実験的にチョークで書いて回っていたが、現在は地域住民が自主的に実施。他の自治体などから問い合わせが相次いでいる。

 吉田議員が「名古屋市でもふん害に憤慨している地域がある。大作戦を導入してはどうか」とただすと、杉山勝・健康福祉局長は「手法などの調査を進め、新しい取り組みとして早期に実施できるよう検討していきたい」と答弁した。

(中日新聞)

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