ファッションって何? ---もう一度考えるために、いざMoMAへ。
NYのMETでコム デ ギャルソン展が終わって数ヶ月-----次に行くべき場所は、MoMAだ。開催中の『Items: Is Fashion Modern?』は、いわゆる美しいヒストリカルなドレスなどにフィーチャーしたファッション展とはひと味もふた味も違う、モノにフォーカスしたエキシビジョン。ファッションとは何かをもう一度考え直すきっかけになりそうだ。
そしてこの秋、MoMA (ニューヨーク近代美術館)もまたこの“トレンド”に追随するようだ。タイトルは『Items: Is Fashion Modern?( ファッションとはモダンか?)』。これは1944年にMoMAで初めて開催されたファッション展『Are Clothes Modern ?』をもじったものだが、70年以上ものブランクを経てMoMAが今、改めてファッションをとりあげるその理由は何なのだろう?
まさにMoMAが“公式”にモダンデザインとして認定したともいえる111点のファッションアイテムは、ジーンズ(リーバイス501)やバイカージャケット(ショット)、ローファー(バス)といった私たちのワードローブの定番はもちろん、近代的なライフスタイルの中で日常的に定着してきたアイテム、例えばダイアモンドの婚約指輪(ティファニー)やフリース(パタゴニア)といったものも。
宗教や文化に根ざした装身具もピックアップされ、なかでも一枚の布を体に巻きつけるというコンセプトのサリーは、ダイアンフォンファステンバーグによる70年代のラップドレスの隣に並べている、というのも気が利いている。
そのほかの展示品は、スニーカー(アディダス、ナイキ、コンバースなど)、バーキン(エルメス)、フーディ(チャンピオン)、ポロシャツ(ラルフローレン、ラコステ、フレッドペリー)、ハイヒール(マノロブラニク、クリスチャンルブタンなど)、シャツドレス(ヘルムトラング、パコラバンヌなど)、ブラジャー(ワンダーブラ)、Tシャツ(ヘインズ)など。20~21世紀の服飾文化において欠かすことができないアイテムばかりだが、もしかしたら「なぜこのアイテムは展示されていないの?」と疑問を持つ観覧者もいるかもしれない。例えば、TEVAのサンダルは展示されているのに、なぜビルケンシュトックがないのか? など(これは私の感想)。
ちなみに日本勢からは、A-POC(三宅一生)、Body Meets Dress Dress Meets Body(川久保玲のコム デ ギャルソンによるいわゆるコブドレス)、Y-3(山本耀司)、パールのネックレス(ミキモト)などが選出された。それぞれのアイテムにまつわるストーリーはどれも、人間の生活から発生したものであり、ファッションが私たちのライフスタイルや社会、文化に深く根ざしているということを改めて知らしめてくれる、よい機会だった。
そして展覧会に関連してMoMAデザインストアが制作している限定グッズも見逃せない。カラフルなバリエーションで展開されるサイドにMoMAの刺繍が入ったニューヨークヤンキースのベースボールキャップ($28 )や、リックオウエンス、マルニらとコラボレーションしたスカーフ($400)など。ニューヨーク土産としてもふさわしいラインナップといえそうだ。
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