トットちゃん! #43[解][字] 2017.11.29
これからも頑張って。
そうですね。
頑張ります。
そうですよね。
本当に今日はありがとうございました。
ありがとうございました。
天童よしみさんでした。
ありがとうございます。
(黒柳徹子)決めた!私この方と結婚するわ。
そう…。
なぜかママはその時嬉しそうな顔はしませんでした
そしてお嫁に行けば贅沢は出来ないだろうからといってオーバーを3着も注文してくれたのです
ありがとうママ。
一生大事に着るわ。
一生は持たないわよ。
この先は旦那様が作ってくださる事ママ祈ってるわ。
ウェディングドレスはママが縫ってね。
今デザインを考え中よ。
でも文金高島田がいいってあちらがおっしゃったらどうするの?その時は文金高島田にするけどウェディングドレスも着たいな。
わかったわ。
ありがとうママ。
ママのウェディングドレスのベールは華子さんのお部屋のカーテンで作ったけど…。
その時の写真はどうしたの?戦争で焼けてしまったわ。
そっか…。
遠い昔の事よ。
あなたがこんなに大きくなったんだもの。
(吉川義雄)新しい企画か。
(久松勇)黒柳徹子でやりたいんです。
(吉川)彼女結婚するらしいよ。
えっ!?
(吉川)せっかくここまで育てたのにがっかりだよ。
あの…それは渥美清さんとですか?フッ…あれはただのゴシップだろうけど…。
(久松)じゃあ別の人と?決まりかどうかわからないけど決まればこの仕事と両立は難しいだろうな。
これ読んでおくよ。
ごきげんよう。
おはよう。
黒柳さん!はい。
結婚するんだって?あらま…。
お相手はとってもいい人なんだけど好きでたまらないって感じでもないの。
それで結婚するんだ…。
ママの友達のおば様がお見合い結婚は一緒になってからどんどん好きになるからそこが幸せなんだっておっしゃってたわ。
私もそれならいいと思うんだけど…。
だけどなんだよ?だけど…もし…もしもよその方との結婚式の帰り道にあっこの人だ!って思うような人に出会っちゃったらどうしようって時々心配になるの。
そんな事心配するならやめとけよ。
あらま…。
本当にその人の事が好きならそんな事心配しないよ。
何をそんなに怒ってるの?おかしいじゃないかそんなの。
あらそう?その人じゃないって心の奥底が言ってんだよ。
その人と結婚しちゃ駄目だよ。
ちょっとでも違うと思ったら結婚しちゃ駄目だ。
違うって事でもないんだけど…。
どっか気に入らないとこないのか?歩き方が違うとか笑った時の顔が違うとか。
う〜ん…。
食べ方が違うとか。
う〜ん…。
それに黒柳さんはみんなの黒柳さんなんだよ。
誰か一人の男のものになってしまったら視聴者も僕もがっかりだよ!これから女優として輝こうって時なのに。
僕は反対します。
以上!シャープさん…。
(咲子)私もあなたに女優を続けてほしいです。
えっ?
(咲子)選ばれた者は選ばれなかった者の思いも背負っていってほしいですから。
その夜徹子の頭上に3つの流れ星が流れて消えました
(ドアの閉まる音)ただいま。
おかえりなさい。
ああ…。
まあ気の抜けた声出して。
疲れてるのね。
ご苦労さま。
パパは?もうお休みになったけどどうして?ママ…。
オーバー3着も作ってもらっちゃったしウェディングドレスの生地も買ってもらっちゃったけど私…もう少し女優を続けようと思うの。
まあ…。
だから永野さんとのお話はお断りしてほしいの。
そう。
いいの?一生の問題だもの無理する事はないわ。
ごめんなさい。
あちらのお母様が七重にも八重にもひざを折るなんてすごい事言ってくださったのに…。
大丈夫よ。
それはママがなんとかするから。
ごめんなさい。
謝る事はないわ。
あなたがよく考えて決めた事でしょ。
…うん。
でもオーバー3着はちょっと結婚詐欺だったわね。
結婚詐欺!?フフ…。
曖昧な結婚のイメージを捨ててから徹子の仕事はますます忙しくなってゆきました
シイナさんエミーさんこんばんは。
(エミー)こんばんは。
さあどうぞどうぞ!
(シイナさん)こんばんは!
(エミー)こんばんは!どうぞ。
(シイナ)どうぞ。
はいどうぞ。
いやあ見てるよトットちゃん毎週!あっこちら渥美さん。
どうも。
(シイナ)どうも。
同期の二木さんと杉山さん。
こんばんは。
(シイナ)どうも。
FDの久松さん。
こんばんは。
メイクの咲子さん。
こんばんは。
『お父さんの季節』の若手チームよ。
今日は俺のおごりだからグリーンピースは数えなくていいよ。
(一同の笑い声)黒柳さん結婚の話どうなったの?あっ…。
あれもうなくなったわ。
それでこの頃久松さんのご機嫌がいいのね。
何?僕の話?
(咲子)ううん!あっ…食え食え!
(久松)はい。
(咲子)私ねNHKを落ちてからもう一度藤原歌劇団に入れてもらいたいと思って頭下げに行ったのよ。
でも相手にされなくて。
途方に暮れてたら父が倒れて郷里に戻ったの。
でもどうしてもテレビの世界が忘れられなくてメイクの学校に行き直してこの世界に戻ってきたの。
そうだったんだ。
父はもういないけどでもきっとあの世で喜んでくれてると思う私が新しい道を見つけた事。
そうね。
ずーっと一緒にお仕事しましょ。
近頃ね評判の高いカレー屋ってのはここですか?森繁久彌…!あっ…いらっしゃいませ!あなた女優さん?
(エミー)えっ?いえ私はカレー屋です。
いやきれいなんでね女優さんかと思いましたよ。
エミーと言います。
エミーちゃん!覚えておきましょう。
あっ…ちょちょ…。
いらっしゃいませ!エミーはね僕の家内なんですよ。
はいこちらへどうぞ。
(森繁)あなたここのご店主?インド人の。
(シイナ)ああ母は日本人です。
(森繁)あっそうですか。
(シイナ)はいどうぞ。
(森繁)最近ね乃木坂にうまいカレー屋があるってね評判ですよ。
(シイナ)ありがとうございます。
ご贔屓に。
どうぞどうぞどうぞ。
うちの店じゃないみたい。
森繁久彌と渥美清よ。
(ため息)注文取ってきてね。
は〜い。
森繁先生浅草の渥美清です。
(森繁)ああどうも。
NHK放送劇団の黒柳徹子です。
はいはいはい。
NHKドラマ部の久松です。
はいはいはい。
あっそうだあなた方もね一緒にやりませんか?そのほうが楽しいでしょ?いやいや我々はあちらで…。
まあまあそう言わずに一緒にやりましょうよねえ。
それとねこの子ねあの雑誌に文章なんて書いてるんだけどね今度私のラジオの台本なんて書いてもらおうと思ってるんですよ。
それからね必ず世に出てきますから名前を覚えておいてくださいよ。
向田邦子って言うの。
あっ向田です。
よろしくお願いします。
(久松)よろしくお願いします。
渥美ちゃん君ねこれからはテレビジョンの時代だと思って浅草から出てきたんかね?いえ私は成り行きですので。
(森繁)ん?映画のスターさんはみんなテレビを馬鹿にしてます。
電気紙芝居って言って出演交渉しても出てくれないんです。
でも森繁先生は違います。
これからはテレビの時代だっておっしゃって森繁先生は先見の明がおありなんです。
あなたね先生先生って言うのよしなさいよ。
僕たちはねテレビジョン第一期生としてはねみんな一緒なんですから。
共に頑張ってこれからテレビの全盛期を作り上げようじゃありませんか。
ねえ!
(一同)はい!
(森繁)うん。
素敵!エミーちゃんここのカレーおいしいね。
またいらしてくださいね。
うん!あなたは森繁さんと共演した事あるの?…いいえ。
出来るといいわね。
そうなんですか?あなたって子供ね。
あの色気がわからないの?ここにもついてんのか…。
また先生…みんな見てる…。
(2人の笑い声)よくわからないです。
(笑い声)
1960年代になるとカラーテレビも普及し始めテレビは大成長期時代に突入していました
(久松)こちらです。
見えないよ。
布団の上がいいね。
布団の上では見切れてしまいますので。
(森繁)じゃあ襖でいいよ。
ではこちらに貼ります。
(森繁)うん。
(久松)カメラさん見切れないようによろしく。
はいよろしく。
なんでベテランの方はみんなセリフを覚えてこないの?うっ…。
(ブザー)
(久松)はい本番。
10秒前。
87…。
「死ぬなや小春」わいはな…わいはな…。
お父ちゃん…。
小春…。
あんたは将棋が命や。
どんな事があったかてアホな将棋は指しなはんなよ。
わかってる。
わかってるで小春。
あんた…。
小春…。
あんた…。
小春…。
「あんた…」「小春…」「あんた…」「小春…」「あんた…」「小春…」「あんた…」「小春…」「あんた…」「小春…」「あんた…」「小春…」お疲れさまでした!素晴らしかったです。
お疲れさまでした。
(森繁)うん。
今日は泣けたね。
(一同)お疲れさまでした!
森繁久彌の芝居は多くの視聴者に感動を届けました
でも徹子は考えてしまいました
芝居ってなんなんだろうって…
大きなバッグね。
だってこの中には台本9冊も入ってるのよ。
ああ…。
私にはテレビが6本ラジオ3本のレギュラーがあるの。
だから私がいなくなったらNHKは困るのよ。
いい気になってはいけませんよ。
いってきます。
いってらっしゃい。
気をつけてね。
うん…。
その頃徹子はテレビ6本ラジオ3本のレギュラーを持つ超売れっ子になっていました
お嬢さん!おい誰か救急車を!早くしろ!早く!
(渥美)早く!!
(沢村貞子)うちの人の妻である事はやめないって決めてるから。
黒柳さんはいないの?好きな人。
いない。
2017/11/29(水) 12:30〜12:50
ABCテレビ1
トットちゃん! #43[解][字]
辛く困難な時代を明るく前だけを向いて駆け抜けた、黒柳徹子とその家族の激動の昭和史を笑いと涙で描く!「窓ぎわのトットちゃん」の時代から国境を越えた恋まで初映像化!
詳細情報
◇番組内容
テレビジョンの華やかな時代が幕を開ける!徹子(清野菜名)は、渥美清(山崎樹範)と「お兄ちゃん」「お嬢さん」と呼びあうほど仲良しに。そんな二人にある日、熱愛報道が出る!一躍売れっ子女優となった徹子は、森繁久彌(近藤真彦)や沢村貞子(浅野ゆう子)といった錚々たる面々とも親交を深めていく。一方、徹子は父・守綱(山本耕史)から、母・朝(松下奈緒)も交えて家族ですき焼きを食べに行こうと誘われるが…!?
◇出演者
清野菜名、松下奈緒、山本耕史
三宅健、小澤征悦、凰稀かなめ、山崎樹範、趣里、山田真歩
近藤真彦(友情出演)
◇原案
黒柳徹子
◇脚本
大石静
◇演出
星田良子
◇主題歌
福山雅治『トモエ学園』(アミューズ/ユニバーサルJ)
◇スタッフ
【チーフプロデューサー】五十嵐文郎(テレビ朝日)
【プロデューサー】服部宣之(テレビ朝日)、角田正子(クリエーターズマネジメント)、菊地裕幸(クリエーターズマネジメント)
【協力プロデューサー】田原敦子(テレビ朝日)
◇おしらせ
☆番組HP
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