「めざせ!世界一のクリスマスツリーPROJECT」へのフェリシモの関わりかたについて



株式会社フェリシモは、「めざせ!世界一のクリスマスツリーPROJECT」に、実行委員会のメンバーの一社として参画しております。ご意見とご質問を受けまして、弊社の同プロジェクトとの関わり、および今後の協力のしかたについて、ご説明させていただきます。

同プロジェクトは、神戸開港150年を記念し、神戸に「世界一」のツリーを作ることで、神戸を元気づけたいというそら植物園代表・西畠清順氏のお考えからスタートいたしました。弊社も、地元企業として、西畠氏のお気持ちに共鳴し、参画することにいたしました。

また、西畠氏は、プラントハンターとして「ひとの心に植物を植える」という活動理念をお持ちです。「人間という生き物は、日々他の生き物の命をときに無自覚に犠牲にしているが、生の植物に触れることで、植物と人間の関係を考え直すことができる。そのきっかけを提供したい」という趣旨だと弊社では理解し、深く共感しております。同プロジェクトもそのお考えの延長にあるものと認識しております。

しかしながら、プロジェクトが話題に上った状況のなかで、弊社をご愛顧くださいましたお客さまや多くの方々から、ご意見ならびにお叱りをいただきました。人間中心の考え方がすぎる、生き物のいのちをいただく上での謙虚さが足りないとのご批判は免れ得ないものと深く反省しております。

弊社は記念品の企画および販売協力、というかたちでプロジェクトに参画しております。
同プロジェクトは、神戸に喜びの輪を広げることになると考えておりました。
また、西畠氏より、ツリーとしての役割を終えたあすなろの木は、長く多くの方々の記憶に残すためにその一部を記念の品としたい、とのご相談を受け、「あすなろメモリアルバングル 継ぐ実」を企画いたしておりました。

バングルの作成にあたっては、あすなろの木の一部を、宝石に劣らぬひと粒の木珠に生まれ変わらせていただける、日本伝統の数珠づくりの技を守りぬく木工職人に、仕事をお引き受けいただきました。

また、弊社では、ツリーを飾るオーナメントの販売協力もしております。
バングルおよびオーナメントの販売は利益を上げるものではございません。利益は、私財を投じてでもプロジェクトを完遂しようとしてこられた西畠氏を支援するため、プロジェクト運営委員会にお納めすることにしておりました。

オーナメントの販売協力は継続いたしますが、バングルは、商品企画としての是非を問う声を多くいただき、すべての人に愛されないまま記念品として制作販売するのは、あすなろの木の活用方法としてふさわしくないと判断し、計画は白紙に戻すことにいたしました。
その上で、西畠氏が中心となり検討してこられ、現在も模索がつづく、今後の活用の取り組みの中で、弊社にできる最大限の協力をしてまいりたいと存じます。

株式会社フェリシモ



西畠清順氏より11月30日に発表された「あすなろの木について寄せられるご意見等について~清順より大切なメッセージ~」はこちらでご覧ください。