夫婦の顔が似てくるという話しで、夫と私も確かに似ていると言われる話しをしたら、「滅茶苦茶似てる」とのコメントも頂き、そこまでとは!とハッとさせられました。
初デートは熊本城。熊本城界隈グルグルぐるぐる練り歩きながら9時間、お互いのことを話しました。それで翌月には結婚することになりました。
2008年熊本城
何を探ったか?^^
振り返って思うのは、コーチング、コンサル・カウンセリングでもとても大事な部分でもある「事実・出来事」と「感情」をどちらも互いにシェアしたことなんだろうと。特に「感情」の部分は大事です。
「事実・出来事」は聞きやすいく会話しやすいので、つい次々に聞いてしまいます。そして、その出来事を無意識にイメージ膨らませ「きっとこうだったのね~」と先に読んでしまったり、感情を聞くのも失礼?などとブロックすることもあったり。
1つの出来事に対して、その人がどう思ったかどう感じたかは、「分からない」。本当に人それぞれ違う。その違いこそが、その人らしさでもあって、ぜひ知りたいところです。
【事実・出来事(9時間の会話ネタ一部)夫の場合】
・小学生の頃、川で2回も溺れかけた(死にかけた)
・小学校を4つ転校した
・進学校に上位成績で入学するも一切勉強せず学年最下位レベルへ
・ラグビー漬け
・高校生のアルバイト(校則では禁止)
・2浪(1浪後に入った関西の大学で仮面浪人)
・熊本から福岡に自転車で、しかも夏に
・北海道から熊本へヒッチハイクで帰省
・在学中に気象予報士を取得
・会社員を辞めて実家に戻り医学部再受験挑戦するもことどとく不合格
・貯金も底をつき29歳でプータロー、実家暮らし
・再就職の気象会社へ
・給与は20代の頃の半分(以下)
・長年付き合っていた彼女にふられ
・30歳過ぎのスタートは契約社員 …
事実・出来事だけを聞くと、「へー」「すごーい」「大変!」色々な思考がぐるぐる巡ります。が、このひとつひとつの背景(感情)が面白い^^
なぜ?、どんな風に?、どうやって?、周りは何て?、、、などを聞いていくと「大変そう」な出来事も「どれくらい大変か」を真に共感できたり、逆に大変なことが「面白くて仕方ない」エピソードに変化したり。さらに、大きな出来事に直面した時にどう処理したか、気持ちを整理、切り替えたかを知ると、その人への理解がさらに深まります。
特に、幼少期は親や家族の話しがセット。成人以降は友達、同僚、上司等との関係も出てくるので、その人の他者との関係性が見えます。人間関係はマナモノなので、自分と似ていたり違っていたりの発見の連続で興味深いです。
こちらももちろんオープンに。ひとつひとつの出来事にどう思ったか?と改めて聞かれて、話してみて、思い出してみて、自分自身への気づきに。
第一印象も大事です。が、第一印象とその人の本当の魂の部分とに、いい意味でのギャップを発見した時、同性でも異性でも強く惹かれ合うのではないかな。
魂の部分、深層の部分に、ぜひ品よく触れられる話者でありたいと、思い新たにしています。