Amazonの「AWS DeepLens」は、中庸なホームセキュリティカメラに見えるかもしれないが、そのようなものではまったくない。「AWS re:Invent 2017」カンファレンスで米国時間11月29日に発表された249ドル(約2万8000円)のビデオカメラであるDeepLensは、デバイス上で直接ディープラーニング(深層学習)モデルを稼働させることができる。
同製品は2018年4月14日にAmazon.comで発売される予定で、11月29日から予約注文を受け付けている。
ディープラーニングは、今日のスマートホームの中心にある人工知能(AI)機能を表す包括的な用語となっている。ディープラーニングを原動力として、Amazonの「Alexa」対応スピーカはさまざまな音声を聞き分けることができ、顔認識カメラは人物を識別することができる。そしてその能力は向上する一方だ。少なくともAmazonはそう望んでいる。
AWS DeepLensは従来の屋内セキュリティカメラとしてではなく、トレーニング用デバイスとして機能する。1080p HDの解像度、4メガピクセルのイメージセンサ、8Gバイトのメモリ、16Gバイトのストレージを備える。また、microSDポート、Micro-HDMIポート、2個のUSBポートを装備して、さまざまなプロジェクトに対応する。
適用可能なプロジェクトとしてAmazonは、物体検出、動作認識、顔検出などを挙げている。こうしたプロジェクトのすべてを支えるのが、AWSの機械学習サービス「Amazon SageMaker」だ。
「Amazon SageMakerは、完全に管理されたエンドツーエンドの機械学習サービスで、これによってデータサイエンティスト、開発者、機械学習の専門家は、大規模な機械学習モデルをすばやく構築、トレーニング、ホストすることができる」とAmazonはブログに記している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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