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<< ピリカモシリ 2017 年 春号 No.78  | main | 北大糾弾ニュース 2017 年5月22日 66号 >>

遺骨をコタンに返せ!4大学合同全国集会に参加を!

遺骨略奪・研究の人権蹂躙と民族抹殺を弾劾する

アイヌモシリ侵略・支配の2018年「北海道150年式典」反対

 

2017/7/21(金)

  �大乗寺イチャルパ

   (札幌市豊平区平岸1条8丁目6-10)

          北大文学部が略奪した2体の頭骨の供養 13時〜14時 

  北大イチャルパ・申し入れ 15時〜 北大正門前

     北大医学部などが略奪したアイヌ民族遺骨の供養 

 

/22()23 () 4大学合同全国集会 

       於:札幌市教育文化会館

         地下鉄東西線「西11丁目」下車8分)

          資料代:1日のみ参加  1000

             2日間の参加 1500          

            第2部「文化交流のつどい(弁当&ワンドリンク付)

  

主催  遺骨をコタンに返せ!4大学合同全国集会実行委員会

共同代表 川村シンリツ・エオリパック・アイヌ|旭川アイヌ協議会

     片岡とも子|「京大・追及する会」・「阪大・究明する会」

       代表、ピリカ全国実事務局長

 

呼びかけ団体

旭川アイヌ協議会|会長 川村シンリツ・エオリパック・アイヌ

原住、アイヌ民族の権利を取り戻すウコチャランケの会

                 |代表 石井ポンペ

アイヌ民族の遺骨を取り戻す有珠の会|代表 帆江

「北方領土の日」反対!「アイヌ新法」実現!全国実行委員会

                   :ピリカ全国実

北大人骨問題の真相を究明する会

東大のアイヌ民族遺骨を返還させる会

京大アイヌ民族遺骨問題の真相を究明し責任を追及する会

                 :京大・追及する会

阪大・人骨問題の真相を究明する会

               :阪大・究明する会

アイヌ民族と連帯するウルマの会(20172月1日現在)


 

7月22日(土)

第1部   9時30分〜17 

   コタン(郷里)に遺骨を取りもどそう

 

   遺骨が告発する「明治150年」 三木ひかる(ピリカ全国実)

   

  琉球から略奪された遺骨を取りもどす

           具志堅 隆松(沖縄・ガマフヤー)

 

  東学農民軍リーダーの遺骨を返還した取り組みから

        林炳澤(北大人骨問題の真相を究明する会) 

  

  遺骨返還裁判を闘って  山崎良雄(浦河町杵臼)、ほか

  

  遺骨返還の取り組みから明らかになったこと

           北大、東大、京大、阪大、札幌医大などから

 

 

   遺骨の返還を求めていく

        葛野次雄(静内)

       木村二三夫(平取)(予定)

          帆江進(アイヌ民族の遺骨を取り戻す有珠の会)

 

 

第2部  18時〜20時  ※文化交流のつどい

出演者

 ピリカシシリムカ(代表・川上ひろこ)

 知花昌一(沖縄)

 塚田タカヤ(フォークシンガー)

 長津宏文(札幌のフォークシンガー)

 パク ポー 

 朴保と石井ポンペ

 

7月23日(日)

第3部   9時30分〜12時

 「明治150年」、「北海道150年」と天皇制日本国家を批判する

 

 川村シンリツ エオリパック アイヌ

                (旭川アイヌ協議会会長)

 知花昌一 (沖縄読谷村僧侶)

 海原 剛  (史的唯物論研究所、ピリカ全国実)

 石井ポンペ(札幌)、ほか

 ニブフの世界と「オタスの杜」

    丹菊逸治(北大アイヌ・先住民研究センター)

 

第4部  13時〜15時

アイヌ民族の声を聞け、団結しよう

 

 萱野志朗(萱野茂 二風谷アイヌ資料館館長)

 平田幸(レラの会)

 荒木繁(札幌)

 川上ひろこ(札幌)、ほか     

 

『共同宣言』を採択

集会後デモ行進を予定     (以上、2017.2.13現在)


実行委員会事務局連絡先 

003-0021 札幌市白石区栄通10丁目5-1-301 ピリカモシリ社

TELFAX 011-375-9711

郵便振込口座:02700-2-102703 加盟者名:4大学合同集会

1口1000円 実行委員会への参加・賛同・カンパよろしくお願いします。


 

全国の仲間の皆さんに訴えます。

 私たちは、日本国家・大学・学者たちが「学問・研究」の名において国家的規模でアイヌ民族、琉球民族の墓地を破壊し、遺骨を奪いさり、「研究材料」としてきたことを批判してきました。

 

人権蹂躙の遺骨略奪・研究

 北大、東大、京大、阪大などの「アイヌ研究」、「琉球研究」は民族差別、人権侵害そのものであり、「優勝劣敗」の社会進化論、優生思想をベースにした民族抹殺、日本社会への同化を強力に推進してきました。さらに日本人類学は、アイヌモシリ、琉球、台湾、朝鮮、中国、アジア・太平洋地域へと侵略・植民地支配に加担する国策の「帝国学問」の役割を果たしてきました。

 1980年代以降、アイヌ民族は北大に対して遺骨・副葬品のコタン(郷里)への返還と謝罪を強く求めてきましたが、旭川、釧路など一部の地域にしか返還されていません。しかも旭川、釧路などには返還すべき遺骨を返還していなかったりするなど極めて不誠実、ズサンなものであったことが最近明らかになりました。また多くの隠蔽とゴマカシがあります。しかし、いまだに北大はこれらの間違いを謝罪もせず、遺骨の返還もしていないのです。 

 

民族の自決権を否定する日本政府

 2007年、世界の先住諸民族の闘いによって民族自決権を鮮明にした「国連先住民族権利宣言」が高らかに宣言されました。これは世界人権宣言を継承した先住諸民族の権利宣言です。ところが日本政府は賛成しておきながら、アイヌ民族、琉球民族の民族自決権・先住権、民族としての集団的諸権利を否定し、「アイヌ文化の普及と振興」のみに切り縮める政策をうちだしてきました。アイヌ民族としての生き方、精神文化、コタン(集落)、環境など大地と生活の諸条件が奪われた状態で、豊かなアイヌ語や文化を維持、発展させることはできません。

 日本政府、全国の大学、研究機関は略奪した遺骨・副葬品をコタン(郷里)に返還せず、「慰霊・研究施設」(2019年度中に白老町に建設予定)に一括して移管し、ひきつづき研究を続けるとしています。私たちの話し合い、遺骨返還要求を高圧的に門前払いしてきた各大学の態度の背景には、このような政府-文部科学省-大学の一致した決定があるのです。

 

遺骨をコタンに返せ

 さらに20145月、公益社団法人・北海道アイヌ協会が「アイヌ人骨の集約に当たっては、遺骨継承者に返還できる遺骨を除き、速やかに当該施設(白老の「慰霊・研究施設」)に集約し…」と理事会決定したことが、遺骨返還運動を困難にしています。

 しかし、アイヌ民族はそれらを批判し、遺骨返還裁判において北大に遺骨を返還させる「和解」をかちとり、167月に浦河町杵臼墓地に再埋葬したように独自の運動を発展させてきています。私たちは、立場や意見の違いを越えて、遺骨・副葬品のコタンへの返還、「慰霊・研究施設」建設反対の連携した活動を追求していきます。

 

全国のみなさん!

 「慰霊・研究施設」建設方針は、「民族共生の象徴空間建設」(白老に2020年開設)と一体であり、高橋北海道知事が推進している2018年「北海道150年式典」とつながっています。この式典は「明治150年式典」、天皇代替わり・「即位式典」、改憲とも連結しており、天皇制国家を賛美し、アイヌモシリの併合と植民地支配、虐殺、差別・同化政策の全歴史を肯定するものです。1968年「開道100年式典」に続き、今度はアイヌ民族をとりこみ、「共生」という冠(カンムリ)をかぶせた新たな「開拓史観」を推奨するものです。絶対に許してはなりません。

 アイヌ民族の取り組み、各大学の遺骨・副葬品をコタンに返還させる活動から相互に学び合い、連帯を強め、さらなる全国運動として進めるために表記の全国集会を開催します。この全国集会への参加と、成功のための財政的カンパをお願いします。(道内外、アイヌ民族や沖縄など全国から参加するための交通費、宿泊費は多額になります。参加者の負担を少しでも軽減するためにカンパを募り、積み立てていきます)。    2017年2月1日