トランプ米大統領:北朝鮮に新たな制裁を警告-中国主席と協議後
Mike Dorning
更新日時
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米中いずれによる制裁なのかは明らかにせず
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中国は全ての手段行使して北朝鮮の説得をと大統領は強調
トランプ米大統領は29日、中国の習近平国家主席との電話会談後、北朝鮮に大規模な新たな制裁が科されると表明した。北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射テストを受け、米朝関係の緊張は一段と高まった。
トランプ大統領はこの新たな制裁が米中いずれによるものなのかは明らかにしていないものの、金正恩朝鮮労働党委員長への経済的な影響力では、北朝鮮の最大貿易相手国である中国の方がはるかに大きい。
トランプ大統領はツイッターに、「北朝鮮の挑発行為について中国の習近平国家主席と話したところだ。北朝鮮に対する大規模な追加制裁がきょう科される。今回の状況に対処する!」と投稿した。
ホワイトハウス報道官にこのツイートについて説明を求めたが、これまでのところ返答はない。ティラーソン国務長官は国務省で記者団に、「われわれには潜在的な追加制裁の長いリストがあり、その一部は金融機関の対象を広げるものだ。準備が整えば、財務省が公表するだろう」と語った。
ホワイトハウスは米中首脳の電話会談後に声明を発表し、トランプ大統領は「北朝鮮が挑発をやめ非核化の道筋に戻るよう、中国が全ての利用可能な手段を行使して説得する必要があると強調した」と説明した。
原題:Trump Warns of New North Korea Sanctions After Consulting Xi (1)(抜粋)
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