11月21日から順次、「Pokemon GO」アプリのアップデートが開始された。新バージョンはAndroidが「0.83.1」、iOSが「1.53.2」。注目は、iOS版が「iPhone X」の画面解像度に最適化されたこと。
これまでのPokemon GOは、アプリ画面のアスペクト比が16:9だったため、iPhone Xでは上下に黒い帯が表示されていたが、新バージョンだとiPhone Xの画面いっぱいに表示される。
では操作性はどうか。気になるのはポケモンを捕獲するとき。従来バージョンだと、モンスターボールはディスプレイ面の最下部よりも少し上に表示されるので、片手でも投げやすかった。
新バージョンでは、モンスターボールが画面の最下部に表示されるので、片手だと少し投げづらくなった。しかも、画面下部にあるホーム画面に戻るためのバーとモンスターボールが重なって表示されるため、ボールを投げる際に下から上にスワイプすると、誤ってホーム画面に戻ってしまう恐れがある。
片手操作のしやすさや誤操作防止を考えると、モンスターボールは前バージョンと同じ位置に表示してほしかった。
また、あらためてアップデート前後の画面を見比べると、新バージョンのポケモン捕獲画面は、従来の画面を拡大したもので、ポケモンとモンスターボールは大きく表示される。これはこれで見やすいが、「ホウオウ」など元が大きなポケモンだと、画面からはみ出してしまうかも?
その他の画面は表示領域が増えて、スクロールせずにより多くの情報を見られるようになる。例えば捕獲したポケモンの詳細は、1画面に「わざ」まで表示される。ポケモン一覧は従来よりも1行多く表示される。画面下部に表示される「×」などのアイコンは、より下の方に表示されるので片手でやや押しにくくなったが、これは致し方ないか。
操作性はやや変わるが、利便性が上がった新バージョンのiPhone X向けPokemon GO。これまでは上下に帯があったので、まるでiPhone 7や8でプレイしている感覚だったが、ようやくPokemon GOでも「iPhone Xを使っている」と実感できそうだ。
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