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地下鉄東山線「柳橋駅」設置へ調査費 名古屋市長が意向

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 名古屋市の河村たかし市長は二十九日の市議会十一月定例会本会議で、市営地下鉄東山線・名古屋-伏見間の柳橋(中村区)付近への新駅設置に向け、来年度当初予算案に調査費を盛り込む意向を示した。斎藤高央議員(自民)の質問に、河村市長は「街づくりの起爆剤になる」と話した。

 柳橋駅建設は、一九五四年の東山線名古屋-栄町(現・栄)間の着工前に検討されたが、「利用者が少なく、需要が見込めない」との判断から設置を見送られた。ホームは造られていないが、柳橋地区の線路付近はホーム設置に向け、百数十メートルにわたってコンクリート舗装されている。

 名古屋-伏見間の一・四キロは、名古屋市営地下鉄の駅間距離としては二番目に長く、柳橋は真ん中付近にある。二〇二七年開業のリニア中央新幹線計画に関連し、柳橋地区は国の整備地域に含まれており、新駅建設に、国の補助金を活用できる可能性がある。

 斎藤議員が「整備費やスケジュールなど本格的な新駅の検討へ調査をするべきではないか」とただすと、河村市長は「(リニア開業などを控え)名古屋は空前のチャンス。来年度にも具体的な調査の予算を立てたい」と述べた。

 

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