logicalplzの詩

logicalplzの詩

深夜、薄暗い照明の下で

 11月も中旬を過ぎ、朝晩の寒さが厳しくなってきた。

 バイクのエンジンがかかりにくくなり、ようやく走り出したと思ったらロデオマシーンの様な動きで振り落とされそうになる。

 ヘルメットの隙間から入ってくる冷たい風に思わず顎を引き、その反動でなぜかアクセルを吹かしてスピードアップしてしまう。

 いつも同じ様な場所へ行き、同じ様な景色を見て、同じ様なものを食べる。

 代わり映えのしない毎日。

 それでも世間では日々新しいニュースが駆け巡り、目まぐるしい変化が起こっているらしい。

 

 良いニュースはほとんど見かけず、悪いニュースばかりが目立つ。

 

 Twitterでは相変わらずヘイトとデマが拡散され、それに対抗する人々のアカウントが凍結されたりしている。

 噛み合わない議論があちこちで繰り広げられ、罵詈雑言が飛び交い、空と猫の画像が毎秒投稿され、どこかで炎上が起こっている。

 いつも同じ様なアカウントのTLを見に行き、いいねして、RTして、ツイートする。ときどきDMが届いている。

 

 こっそり知り合いのツイートを覗いたりもする。

 

 特に何をするでもなく時間が過ぎ、朝が昼になり、夕方になり、夜になり、日付が変わる。

 そして眠たくなってベッドに入る。

中世ジャップランド 資本家の本音

 哀れで愚かな国民は本来的に我々に全てを差し出すべきなのだよ。

 頭髪から爪先に至るまで余すところなく全てを我々への奉仕のために酷使しなければならない。親が死のうが病にかかろうが一年365日、一日たりとも休むことは許されない。例え五臓六腑が狂い血反吐を吹き出しても馬車馬の如く走り続けなければならない。我々のための次なる奴隷を世に産み落とし、老いて指が一本も動かなくなるまで。

 それが奴隷たる日本国民に与えられた宿命であり、子々孫々、未来永劫、誰も逃れられない枷なのだ。

 我々は彼らを徹底的に搾取する特権を生まれたときから持っている。彼らから奪い、彼らを犯し、そして殺す権利を生来的に有している。

 我々は彼らが一秒たりとも怠けないように監視し、鞭を振るわなければならない。もちろん実際に目や手を動かすのは少しばかりいい待遇で雇った別の奴隷の仕事だ。我々はただ、年に数回、より効率的な搾取の方法を夕食の席で議論しておきさえすればそれでいい。

 この国には人権など存在しない。法律など権利保護のためには何ら機能しない。彼らは権利を学ばず、動物のように生き、我々に奉仕し、無知なまま幸せに死んでいく。この何とも居心地のよい社会は、先人たちが遺してくれた素晴らしき資産である。