世間一般的な介護職のイメージって
・給料が安い
・きつい
・人手不足
こんな感じでしょうか。
実際3K(きつい・汚い・危険)なんて世間では言われてます。
社会人一年目から介護業界に努めている私。
今年で五年目になりますが、この仕事をやっててよかったと思うことが多くあります。
この記事では、私が介護の仕事をしていてやりがいを感じる事を紹介します。
これを読んだ方が、少しでも介護職の悪いイメージが払拭出来たらなって思います。
では行きますよ!
- 「ありがとう」の言葉が嬉しい
- QOL(生活の質)を向上することが出来たとき
- 人生の先輩から多くのことを学べる
- モテる
- 私生活に活きる
- 入居者様が家族のように接してくれる
- 仕事を見つけやすい
- 前向きに仕事に取り組んでいる同僚が刺激になる
- キャリアアップすることができる
- 入居者様の最期を看取ることができる
- まとめ 介護の仕事って楽しいよ
「ありがとう」の言葉が嬉しい
ベタだけどこれが一番です。
介護職員は当たり前のサービスをしているにすぎません。
それに対して「ありがとう」の言葉をもらえるのって素晴らしいことだと思います。
例えば、皆さんコンビニで買い物をして、店員さんに「ありがとう」なんて言わないですよね。
お金を払っている側、サービスを受ける側の人間が「ありがとう」と言う。
これって当たり前じゃないんですよね。
こっちがありがとうだよ。本当は。
QOL(生活の質)を向上することが出来たとき
例えば
・寝たきりでベット上で暮らしている人がリビングで他の入居者様と一緒に食事が摂れた時
・常時オムツを履いていた人が、トイレに座って排泄が出来るようになったとき
・不安で夜寝れなかった人が、安心して眠れるようになったとき
施設に暮らしている以上、どうしたって家庭のように自由に暮らせない現状があります。
入居者様には制限がかかっているわけです。
その人がその人らしく暮らす。少しでも家庭環境に近づけれるような支援が出来た時は達成感を感じますね!
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人生の先輩から多くのことを学べる
私にとって入居者様は、私の3倍長生きしている方達です。認知症があったり、障害を持っていたりしますが、皆さん戦争を経験し苦労されてきた方たちです。
優しくておおらかでお話しすると面白い。
私が入居者様の食事を落としてしまった時も
「気にすんな、大丈夫だから」と。
普通飲食店のスタッフがこんなことしたら怒りますよね。
戦争の話や過去の話を聞くことも貴重な体験です。長く生きた方と接することで学ぶことは非常に多いです。
モテる
入居者さんからモテモテです。もう困るぐらい。
「あんたいい男だな、デートしよう」と言われたり、
「あんた優しいな、結婚してけろ」と言ってきたり、
ぎゅっと手を握ってきたり、私の手を胸に当ててきたり、
お菓子くれようとしたりキスしようとしてきたり、
モテモテで困りますよ。可愛いなぁ。ほんとに。
女性職員から?言われたことありませんよ、いい男なんて。
悲しくなんてありませんよ?
慰めなくていいですよ?
私生活に活きる
嫁の祖母が自宅の風呂場で転んでしまい、腰の骨を折ってしまいました。
骨折が完治した後も、恐怖からお風呂に入ることが出来ませんでした。
そんな時、私と嫁が一緒にお風呂場で検討し、お風呂場に手すりを付けることを提案しました。
私たちが提案したとおりにお風呂場に手すりが設置されると、嫁の祖母は再びお風呂に入れるようになりました。
この時ほど介護の仕事をしていてよかったと思ったことはないですね。
他にも私の祖母から介護が必要になった時の不安を話されます。
ある程度知識があるので、相談に乗ってあげたり必要な準備、国の制度の活用などのアドバイスが出来ます。
私生活で人の助けが出来るって嬉しいね。
入居者様が家族のように接してくれる
よく、「あんたは孫みたいなもんだ」と言われます。
夜勤をしていると、「あんた無理すんな、ここのベッドで寝てけ」と言われたり
体調が悪いと「無理しないで早退しなさい、私から(上司に)言っとくから」と気遣ってくれたり
私が結婚した時、ある入居者様に「誰にも言うな」といって封筒を渡されました。中には一万円札が入ってました。
「孫なんだからお祝いするのは当たり前だろ」と言われました。
流石にもらうのはまずいので、あとでこっそり入居者様の財布に戻しましたが、心遣いが温かかったです。
仕事を見つけやすい
これは介護業界ならではの人手不足が起因しているのですが、まぁ転職しやすいです。
書類選考なんてほとんどありません。最初の面接から最終面接です。
私は介護福祉士と社会福祉士の二つの国家資格を持っているのもあり、これまで転職活動で不採用はありません。
むしろ面談した日に内定が出たことの方が多かったりします。
今年東京から東北に移住して来ました。離れた土地で仕事を見つけるって普通なら大変なことだと思います。
私の場合は家探しのついでで行った面接で決まりました。
両親に心配をかけずに済んだので良かったなぁと思ってます。
前向きに仕事に取り組んでいる同僚が刺激になる
介護業界って女性が多いです。よく、「女性の職場は怖い」なんて話があります。
確かに怖い人、私語が多い人、プロ意識に欠けている人もいます。
でも、多くの同僚はこの仕事に誇りを持っていて、入居者様の為に仕事をしています。
そんな方の仕事への姿勢は刺激になるし学ぶことが多いです。
体感ですが、仕事に対する不満を話す人ってあんまりいません。
不満を言う人はどこに行ってもすぐに辞めてしまう人たちです。
優しい人、気配りができる人、明るい人。そんな方が結構多いです。
こんな人たちと一緒に仕事ができてよかったと思えます。
キャリアアップすることができる
介護の仕事にもいろいろあります。
現場を見るケアワーカー
現場のリーダーとなるユニットリーダー
入居者様と家族や社会資源をつなぐ生活相談員
個別支援計画を作成するケアマネージャー
これらはあくまで一例で、いろいろな職種が関わっています。
私は現在ユニットリーダーですが、将来的には生活相談員や地域包括支援員になりたいと思っていますし、また別の選択肢が生まれるかもしれません。
介護職って必ずしも現場でケアをするだけじゃないんです。入居者様への携わり方も職種によってそれぞれ。介護業界の中でも自分にあった働き方を見つけることが出来ると思います。
入居者様の最期を看取ることができる
自分より3倍も長生きしている方の人生の最後に関われるって凄い事じゃないですか?
私が生まれた時、もう入居者様は仕事を定年していて、私が小学校に入学した時には後期高齢者になっている。
違う時代を生きた人の最期の瞬間に携われるって凄いことだと思います。
この最期の瞬間、「ありがとう」って言われた時は涙が止まりませんでしたよ。
まとめ 介護の仕事って楽しいよ
実際に現場で働くと、世間のイメージと大きく違うことを実感します。
介護職員の中にも不満を言う人もいて、その人の声ばかりが大きく取り上げられている印象です。
例えば私が、このブログで収入が毎月100万を超えて、働かなくても生活できるようになったとしても、この仕事を辞めません。
だって楽しいもの。