【保存版】マイホームを建てる時「あったほうがいいこと・なくていいこと」リアルな本音×20

living

賃貸マンション住み26歳のことりです。

“夢のマイホーム”とよく言いますが、一軒家って憧れますよね。
私も結婚したら素敵な一軒家に住みたいなーってぼんやりと考えていました。

ある日、おしゃれな一軒家に住んでいる会社の先輩と話していたところ、

「ずっと憧れだった吹き抜けを作ったけど、正直冬は寒いだけなんだよね…。2階のスペースも少なくなるし。他にも住んでみてから気づくことってたくさんあるよ。ことりも家を建てるときは本当によく考えた方が良い。」

と忠告をもらいました。

写真で見せてもらったことがあるけど、先輩の家ってすごくおしゃれで、何の不満もなさそうなのに意外。
吹き抜けって私も憧れだし、住むなら作りたいと思ってたけど実はいらない…?! 

家って人生で一番高いお買い物だし、無駄なものにお金をかけたり、「後からこれ作ったらよかった…」って、ぜっっっったいに後悔したくない! 

将来後悔しない、素敵な家を建てるためには、経験者に本当の声を聞くのが一番!
ということで、タイプの違う3人に、1人あたり約2時間お付き合い頂いて、マイホームを建てる時の「こうしておけばよかった」「こうしてよかった!」なお話を聞いてみました。 

interview

はじめは、「こんな感じだよ~」って2つずつくらい教えてくれたけど、話しているうちに出てくる出てくる、後悔とこだわりの数々!

 聞き出したものを数えるとなんと全部で66個!今回はその中から特に参考になった20個を

  • こうしておけば良かったと思うこと
  • こうして良かった!おすすめのこと

に分けて紹介していきます。

こうしておけば良かった…と思うこと こうして良かった!おすすめのこと
コンセントの場所と数は事前によく考える 3社見積もって5項目を5点満点評価
外収納は作ったほうが良い 有線のLANケーブル用の配管を用意
駐車スペースは実用性を考える 断熱の強化(断熱材・ペアガラス・窓枠)
カーポート用のスペースはあけておく リビングに大きな吹き抜け
奥に広い収納スペースは避ける 室内のドアは引き戸に
ホームシアターは2階より1階 広い駐車スペース
こどもの学区選びはきちんと考える 親子扉と広い玄関スペース
コンクリートと砂利の駐車場は草抜きが大変 スマートキーと玄関の人感センサー電気
二世帯に1つのキッチン・ダイニングは不便 2階のベランダに大きな屋根
勝手口に作った土間
  天井付けの物干し

お話を聞いた3名のご紹介

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職種:エンジニア
家族構成:嫁、娘2
休みの日の過ごし方:個人ブログの更新・読書

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職種:営業
家族構成:嫁、息子
休みの日の過ごし方:釣り・庭の草むしり

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職種:事務
家族構成:夫、夫の両親、娘、息子
休みの日の過ごし方:ママ友とランチ・子供と公園で遊ぶ

こうしておけば良かった…と思うこと

コンセントの場所と数は事前によく考える

concent

最初の見積もりでメーカーさんから間取りをもらい、「ふーん」と特に気にも止めなかったコンセントの場所と数。

いざ住んでみてから、「掃除する時にここにコンセントがあったら便利なのに…」とか「ここにコンセントあるから家具が置けない」と後悔することに。 

後から変えることが難しい部分でもあるので、ぼんやりとイメージするのではなくて、事前にどこにどう家具を置くか、ヒーターや空気清浄機の家電を置くならここかなと、きちんと考えればよかった。

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「コンセントの場所って、”高さ”もなんだよね。例えばキッチンに、炊飯器・オーブンレンジ・トースターって常に置いておくものが3つあるのに、高いところにあるコンセントは2つだけ。仕方なく炊飯器は下のコンセントからでも届く低い台の上に置いてて…腰が痛いし使いづらいんだよね。」

writer
「高さも重要なんですね!確かにそこまで考えてる人って少なそう…。私は考えもしていなかったです。事前にどこに何を置くか綿密に考えておかないといけないですね。」

外収納は作ったほうが良い

storage

子供の自転車や庭いじりのスコップ、肥料とか冬タイヤ、意外と外に収納したいものがあることに生活してみてから気がついた。

隣が実家だから、お願いして実家のガレージにしまうことができるけど、そうじゃなかったら玄関先に置きっぱなしだったかも?

 

駐車スペースは実用性を考える

parkingspace

「家を広く設計すること」を重視していたところ、狭く車が停めづらい駐車場になってしまった。
1台分がギリギリのスペースで、ドアを開けると壁にあたってしまうくらい狭い。
メーカーさんに「家を広くしたい」と伝えていたため、駐車場が不便になることは教えてくれなかった…。

メーカーさんに、実際使ってみたらどうかを聞いておけば良かった。

カーポート用のスペースはあけておく

 carport

カーポートが無いと車が外にむき出しで鳥の糞や雨の水垢で汚れて、車の劣化が早くなる。

注文住宅は、建築の審査のかねあいから、カーポートなしで審査を出す必要があることがほとんどなので、後からカーポートがつけられるようにスペースをあけておく必要があった。 

奥に広い収納スペースは避ける

walkincloset

収納スペースを充実させようと34畳の奥に広いタイプの収納を3つ設置。

手前にダンボールや荷物を置いてしまい奥の服が取りづらく、おしゃれで使いやすいはずのウォークインクローゼットが、今や物置のようになってしまった。

 intervieweewoman
「スペースがあると思うと、ついつい手前にものを置いてしまうんだよね。奥にしまった服が取りづらくてここ数年着ていないものがちらほら。」

writer
「もったいないですね…。でも、これ私も絶対なる自信があります。場所があいてると思うとついつい。おんなじタイプの私に、どんな収納にすると良いかアドバイスをください!」

 intervieweewoman
「↓こんな感じの、奥行きの狭い、服がかけられる開きの収納がおすすめだよ。」

closet

 writer
「浅い!これなら無駄なものをしまわずに使えそうですね。教えて頂きありがとうございます!」

ホームシアターは2階より1階

 hometheater

2階にホームシアターを作ったけど、映画を見る時はお酒を楽しんだりおやつを食べたりしたいのに冷蔵庫は1階。わざわざ取りに行くのが面倒で今やほぼ使っていない状態に。 

こどもの学区選びはきちんと考える

 schoolroute

学区によって治安に差があることをあまり認識しておらず、住んでみてから、ヤンキーがいたり、未成年がタバコを吸っていたりと治安が良くない地域だと知った。

事前に学区の治安を調べておけば良かった。

「地域名×人気学区」と検索して出て来る学校の学区は、治安が良いことが多いのでおすすめ。 

コンクリートと砂利の駐車場は草抜きが大変

weed家の前の駐車場をコンクリートと砂利でおしゃれに作ったら、砂利のところから雑草が生えてきて草むしりが本当に大変。実用性重視で全部コンクリートの駐車場にすれば良かった。

intervieweeman1
「本当にね、大変なの。夏の草むしり。毎週だよ?毎週。」

writer
「毎週!そんなにも生えてくるんですね。強いですね雑草。その大変な毎週の草むしりのお仕事を担当しているのは

intervieweeman1
「そう!お察しの通り。僕の役目。おしゃれさより実用性が大事って声を大にして言いたい!」

二世帯に1つのキッチン・ダイニングは不便

kitchen

利用時間がかぶって使いづらい。

それと、いくら嫁姑の仲が良くても「しっかり家事をしないと」というプレッシャーを感じてしまう。

二世帯で住む場合はキッチン・ダイニングを分けておけば良かった。

こうしてよかった!おすすめのこと

3社見積もって5項目を5点満点評価

scoring

3社見積もりをすることで、お金の面だけではなく、営業の対応や材質、面積の表示方法の違い、耐震補強の仕方、施工の丁寧さなど、ハウスメーカーによっての違いに気がつくことができたのが良かった。

5項目を5点評価して決めたことで、満足のいく家を建てることができた。
評価した5項目はこちら。

  • 値段
  • 部屋の広さ(建坪)
  • 間取りの良さ、施工・構造の良し悪し
  • 営業の対応
  • 今後のメンテナンスの時にお願いしやすいか(業者の場所や営業の人数)

 intervieweeman2
「ここまでしたから、後悔したポイントって少ないんだよね。」

 writer
5項目で5点評価。さすがエンジニアですね。満足のいく家を建てることへの熱意とを感じます!少し気になったんですけど、ここまでしているのを見て、奥さん驚いてなかったですか?」

intervieweeman2
「全然!というか、奥さんと僕とでそれぞれ採点して、見せあって決めたんだよね。ちなみに奥さんも理系ね。」

 writer
「夫婦してすごい!きちんと分析して最善を尽くす。大事なことですね!」

有線のLANケーブル用の配管を用意

lan

事前に壁の中の配管を用意したことで、2階に置いてあるサーバーにもつなぐことができて、家の中のLAN環境が快適に。 

断熱の強化(断熱材・ペアガラス・窓枠)

heatinsulation

断熱材

材質によってランクの違う断熱材を何段階かから選ぶことなり、ワンランク上のものを選んだ。
少々値は張るけど、夏は涼しくて冬は暖かいので、冷暖房費は浮いているはず。 

ペアガラス

二重になっているガラスで、寒い冬でも結露ができないし、保温効果が高いのを感じる

窓枠

窓枠を樹脂か木の素材にすると結露が出ないし、窓際にいてもひやっとしない。
冬は室内で温めた熱が外に出にくくて、すぐに暖かくなるのが体感でわかるくらい。

 断熱関連は少々値が張ったけどワンランク上のものを選んで良かった! 

リビングに大きな吹き抜け(後から部屋に変えられるつくり)

 stairwell

「開放感がある・日差しが入る・2階の子供の様子がわかって育児がしやすい」などなど、良いことの方が多くて大満足。

吹き抜けが途中でいらなくなったなんて声も聞くけど、吹き抜けに梁(はり)を入れていて、子供が大きくなったら、吹き抜け部分を部屋に変えられるように工夫してあるから心配なし。

今はその梁にハンモックをつけたり季節の飾りをつけたりして子供が遊べる空間に。

せっかく吹き抜けを作るなら玄関よりリビング。
吹き抜けがいらなくなる心配を防ぐなら、改造できるように準備することをおすすめ。 

室内のドアは引き戸に

slidingdoor

周りに置くものに気も使わず、とにかく開け閉めがしやすい。
小さいこどもがいるので、ドアにぶつかることもなくて安心。

広い駐車スペース

 gardenbbq

4台が停められる広い駐車スペース。

お客さんが来たときにも停めやすいし、スペースを活用してガーデニングもしていて、季節に合わせた野菜を育てている。

夏は家族みんなでBBQもしているし、子どもたちを外で遊ばせることもできてとても便利。

親子扉と広い玄関スペース

doubledoorwithdifferentleafsize

親子扉は、普段通常のドアとして使っていて、必要に応じて広く開けることができるのが便利。

広い玄関にしていることもあって、ベビーカーやこどもの自転車、芝刈り機や長靴などをしまうことができる。

スマートキーと玄関の人感センサー電気

shopping

帰宅時に両手がふさがっていてもかんたんに鍵をあけることができて、玄関も自動で電気がつくため、とても楽。
電気の消し忘れがないのも良いポイント。 

2階のベランダに大きな屋根

 veranda

雨が降っても、台風レベルでない限り洗濯物が外に干せる。

朝天気が怪しいなと思う時でも気にせず洗濯物が外に干せて、部屋干しをしないですむから奥さんからも大好評。

 勝手口に作った土間

もともと作る予定はなかったけど、「汚れもの置いたりすることもあるかな?」「割れ物を置いたりするかもしれないな」と考えて作ったところ大活躍。

ゴミを一時的に置くなど、普段から使っている。

 

天井付けの物干し

clotheshorse

天井に設置するタイプの、部屋干し用の物干し。
急な雨で洗濯物を取り込んだ時にさっとかけられるので便利。

普段使わない時は天井にしまっておけるので邪魔にならず、見た目にもすっきり。

まとめ

今回、家購入を経験したみなさんにお話を聞いてみて、予想以上に勉強になりました。聞いていなかったら、家を建てる時に考えもしなかっただろうなと思うことが本当にたくさん。

自分が家を建てるときには、今回教えて頂いたことをふまえて
「本当にこれって必要?この場所で大丈夫?実用性はある?」と何度も問い続けて理想の家を建てられそう!

冒頭にも書きましたが、最後にもう一度「こうしておけば良かったと思うこと」「こうして良かった!おすすめのこと」をまとめておきます。

こうしておけば良かった…と思うこと こうして良かった!おすすめのこと
コンセントの場所と数は事前によく考える 3社見積もって5項目を5点満点評価
外収納は作ったほうが良い 有線のLANケーブル用の配管を用意
駐車スペースは実用性を考える 断熱の強化(断熱材・ペアガラス・窓枠)
カーポート用のスペースはあけておく リビングに大きな吹き抜け
奥に広い収納スペースは避ける 室内のドアは引き戸に
ホームシアターは2階より1階 広い駐車スペース
こどもの学区選びはきちんと考える 親子扉と広い玄関スペース
コンクリートと砂利の駐車場は草抜きが大変 スマートキーと玄関の人感センサー電気
二世帯に1つのキッチン・ダイニングは不便 2階のベランダに大きな屋根
勝手口に作った土間
  天井付けの物干し

いざ家を建てようと思った時、後悔しない家が建てられるようにぜひこの記事を見直してみて下さいね!