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オールシーズンで食べられる鮭だが、秋鮭という言葉があるぐらいこの時期の鮭は人気である。しかし、秋以外の鮭と秋鮭、その違いを知っている人はどのくらいいるだろうか? まずは、秋鮭とオールシーズンで食べられる鮭の違いから。 「鮭とひと口に言っても、白鮭(秋鮭)、紅鮭、銀鮭、アトランティックサーモン、トラウトサーモンなど、実は様々な種類がある。 「秋鮭は、2~8年間回遊し、
秋鮭は脂が少なく、オスの白子は栄養豊富で、メスは筋子(いくらになる前)が入っているとのこと。ちなみに紅鮭との違いはなんだろうか?
「紅鮭は北太平洋に生息し、
銀鮭、アトランティックサーモン、トラウトサーモンの、それぞれの違いについては・・・
「銀鮭も日本近海ではとれない鮭で、チリ産がほとんど。国内では鳥取県や宮城県などで養殖されている。脂がのっているので、焼き物、煮物、蒸し物、鍋物、スープなどにもおススメ。アトランティックサーモンはノルウェー産、トラウトサーモンはチリ産の物が流通している。同じく脂がよくのっているので、お刺身や寿司ネタにもおススメ」(料理研究家)
鮭の栄養と効能についてはどうだろうか? 「鮭は、ビタミンEの1000倍もの抗酸化作用を持つ、赤い色素のアスタキサンチンを多く含むので、アンチエイジング、美肌、シワ・シミ予防などの効果が期待されている。また、美肌面だけではなく、脂肪燃焼を促進するなどのダイエットサポート効果も期待できる。ビタミンA、E、タンパク質、コラーゲンなども含んでいるので、美肌力をサポートしてくれるとも言われている」(料理研究家)
女性に嬉しい美容効果が、こんなにも期待できるとは。ちなみに美容以外の健康効果は何かあるだろうか?
「青魚に多く含まれているDHAやEPAも多く含まれていると言われているので、脳の神経細胞の働きを助けたり、肌のターンオーバーを正常に保つ働きや、血行促進するなどの効果も期待できる。特に鮭の皮の部分にコラーゲンが多く含まれているため、皮まで香ばしくパリッと焼きあげると、美味しく召し上がれる。その際にコラーゲンの合成に必要なビタミンCを一緒に摂ると、美肌に良いだけではなく、血管や骨も丈夫にしてくれるので、レモンをかけたり、ビタミンC豊富な野菜を添えて召し上がるのがオススメです」(料理研究家)
最後に、秋鮭のオススメの食べ方は? 「これから旬を迎えるきのこをたっぷりと使用した『秋鮭のグラタン』。これにブロッコリーを加えることでビタミンCも一緒に摂れ、彩りも良くなる。また、残ったグラタンはコロッケにしたり、牛乳や豆乳などを加え、パスタソースにリメイクするのもオススメ。美容健康効果満載の、この時期ならではの旬の味を、ぜひお召し上がりになってください」(料理研究家)
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