ドワンゴは11月28日、動画サービス「niconico」の新バージョン 「く」(クレッシェンド)を2018年2月28日に公開すると発表した。PC/スマートフォン視聴時の画質とレスポンスを向上させたほか、新ユーザーインタフェース(UI)、生放送ユーザーと視聴者の双方向機能、リアルタイム映像合成機能などを盛り込む。
現バージョン「GINZA」から約4年ぶりの新バージョン。視聴・放送用ユーザーインタフェース(UI)「nicocas」を新たに搭載する。
nicocasはPC/スマートフォンから利用でき、生放送を始める前にリアルタイムでオープニング映像を挿入する機能や、視聴者向けアンケート・クイズを簡単に出題できる「ニコニコQ」、放送者と視聴者が参加できる「ニコ割ゲーム」、生放送をしているユーザーが放送を中断できる「休憩する」――などの機能を用意する。一部機能はログイン不要で使えるという。
niconicoの有料プレミアム会員(月額540円、税込)は、17年9月末時点で228万人(前年同期は256万人)と減少。年代別だと、10~20代のユーザーの割合が微減し、30~50代の割合が微増し“高齢化”が進んでいる(関連記事)。スマホ対応サービスを充実させ、10代を中心にユーザー層拡大を狙う。
川上量生会長は「若年層は新しいサービスへの感受性が高く(他のサービスに)奪われやすい層だが、サービスの新規性によって獲得もしやすい」と話している。
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