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2017-11-28

NHKのBS「アナザーストーリー」で「ゾンビ誕生」描く(本日午後9時)/『だが取材中「何も考えてなかったなあ」と言われて心折れそうだった』(ディレクター談)Add Star

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https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/3444/1453077/index.html

アナザーストーリーズ 運命分岐点ゾンビ誕生の衝撃~なぜ世界は恐怖したのか?

2017年11月28日(火) 午後9時00分(60分)

2017年12月4日(月) 午後6時00分(60分)

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いまゲームドラマ大人気の“ゾンビ”は、1本の映画から誕生した

監督はジョージ・A・ロメロ! かつてないホラー映画はなぜ作られたのか?

ゾンビとは、我々自身」その意味は? 彼が最後に見た“ゾンビ”とは?


創作秘話取材者に言ってはいけないひとこと!(何も考えてなかった)

番組スタッフから

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番組の見どころは?】

アナザーストーリーズに提案する企画をちょうど考えていた今年7月ジョージ・A・ロメロ監督逝去されたのですが、新作の準備をしているという噂もあった中での突然の訃報に、個人的に強いショックを受けてしまいました。リサーチも何もかも放り出して「ゾンビ」のDVDを繰り返しみていたいと思ったのですが、そういう訳にもいかず黙々と企画書を書き続けました。提出したのは実は「ゾンビ」の企画ではありませんでした。ファンとしては監督が亡くなったからといってすぐに番組を作ろうという気には全くなれなかったのです。ただ企画書の端にその他に検討していたテーマ案として「ゾンビ」と三文字だけ書き添えました。何故かそう書かずにはいられなかったのです。企画のプレゼンを行った際、その「ゾンビ」の三文字を見た番組チーフプロデューサーが、「これ何?」と聞いてきました。「いや、それはいいんです」と言ったのですが、「いいから説明してみてよ」と言われ、思いつくままに喋り始めた所、思いもよらぬほど熱いプレゼンをしていた自分に気づきました

ゾンビ」というと、「低俗ホラー映画に過ぎない」という印象を持っておられる方ももしかしたらおられるかもしれませんが、ロメロ監督ゾンビ映画には、その明快なエンターテインメント性の陰に、常にその時々のアメリカ社会現代社会への厳しい眼差しが含まれています。そうした監督視点が、一段深い所で私たちを恐怖させるのだと私は思います。

チーフプロデューサーに背中を押され、取材するならば今しかないと考えました。

しかしロメロ監督ゾンビ映画第1作「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」は私の想像以上に、偶然や思いつきによって生まれた映画だということがわかり、取材は難航しました。取材中に「おれたちは何にも考えてなかったよ」とか「50年も前のことをそんなに細かく聞かれてもなあ」などと何度も言われ、心が折れかけたこともありました。しかし取材を進めていくうちに、そこに激動の時代の中で熱い想いを抱えた若者たちの姿があったことがはっきりと見え始めたのです。

ロメロ監督やその仲間たちがゾンビに託して届けようとしたものを、そのほんの一部でも多くの人に伝えることが出来ればと考えています。

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