【11月28日 AFP】米国防総省は27日、これまで公表してきた海外に展開する米軍兵士の人数と最近明らかになった数字が大きく異なっているという指摘を受け、今後はできるだけ透明性のある情報公開を行うと約束した。

 国防総省の国防人員データセンター(DMDC)によると、9月30日時点でアフガニスタンには1万5298人、イラクに8892人、シリアに1720人の米軍兵士が派遣されているという。

 しかし、これまで公式に発表されていた派遣人数はイラクが5262人、シリアも503人で、実際の数字との乖離(かいり)が大きくなっていた。中東への米軍の派遣に厳しい制限を設けたバラク・オバマ(Barack Obama)前政権下での政策の名残と言える。

 国防総省報道官のロブ・マニング大佐(Rob Manning)は、過去に公表された数字との違いについて発表を行う時期ではないと述べたが、派遣人数については情報公開を進める姿勢を示した。(c)AFP