内閣府は27日、2017年7~9月期の国内総生産(GDP)速報値から試算した日本経済の需要と潜在的な供給力の差を示す「需給ギャップ」がプラス0.5%だったと発表した。プラスは3四半期連続。4~6月期(0.4%)に比べてプラス幅が拡大し、14年1~3月期(1.1%)以来の大きさとなった。
7~9月期の実質成長率は前期比年率1.4%と、内閣府が試算する潜在成長率(1.0%増)を上回った。内閣府によると需給ギャップを金額に換算すると年換算で約3兆円需要が供給を上回っていることになるという。〔日経QUICKニュース(NQN)〕