仕事でクソ忙しい最中の時間帯にクソみたいな団塊じじいに絡まれ、やるかたない殺意をどうしても今夜中に解消したくて家から徒歩2分の居酒屋で一人で飲んでる。
旦那は遠方に単身赴任中でわたしなどよりずっと過酷な環境で歯を食いしばって頑張っていて、彼には愚痴りたくない。
弱いとこはお互いに見せ合い癒し合う関係ではあるけども、今は彼も本当にしんどい時期なのを知っているので、彼には今は愚痴らない。もう少ししてから、笑い話にしてやるんだ。
でもだからって22時から「今から飲みに行こうぜ!」と友人を誘うわけにもいかないし、近所の小さな個人経営の店で一人で飲んでる。
オーナーのおっちゃんとは数回通って世間話をしたぐらいなのだが、何しろこの居酒屋、いつも客が少なくて。
だからだと思うが、おっちゃんはわたしのことをしっかり覚えてくれていた。
笑顔で出迎えてくれて、いつもわたしが好んで座っている隅の席に案内してくれた。
くさくさしながら生ビールを流し込んでいたら、おっちゃんがニコニコしながらこちらを見てる。
目を合わせると
「頭使ったあとだからですね」
と、労ってくれた。
なんかその一言で、すごい楽になった。
「もー、疲れました。今日は本当疲れましたー!」
と思わず吐き出すと、おっちゃんは笑いながら、ちょうど呼ばれて他の客の注文を取りに行った(今日はわたしの他に1組だけいた)。
それだけ。
あとはひたすらわたしはこうして増田書いてるだけだし、おっちゃんは放っておいてくれてる。
味もいいし、雰囲気もいいし、もっと流行っていい店だと思うんだが、いつ来ても客は少ない。
ずっとずっと、ここにこの店があればいいのになー。
そしてわたしが今日みたいに、凹んで腐っているのだけど話し相手がいなくて余計に煮詰まってるときに、一言、なんてことない言葉をかけてくれたらいいのに。
余計なお世話だがもし苦しいならめっちゃ友達連れて来るよ。旦那と一緒にディープな常連になっちゃうよ。だから、ずっとここにいてよ。なくならないでよ。
追記
つまみは、お通しの白魚しょうが醤油和え(プリプリでうまい)、豚キムチ鉄板焼(キムチが旨辛でうまい)、砂ズリネギまつくね(ほくほくカリカリでうまい)です。