はてなのアノニマスダイアリーで稼ぐこずるい方法を教えてもらった
- 2017/11/28
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はてなには、アノニマスダイアリーっていう匿名日記があるんですけども、それは誰が書いているかわからないというのが特徴です。そういう特徴だから、誰が書いても誰かの手に報酬が行くなんてことはなくてですね、広告が貼ってあるけど、それははてなの収入になるわけですね。
で、6年以上前から様々な媒体で使われている方法として、アノニマスダイアリーが使われているんだけど、ある理由から、それももうあんまり稼げるような状況ではなくなりました。あんまり稼げるような状況じゃなくなったので、教えてくれた編集長がもうそろそろ公開しても良いよと確認が取れたので公開します。
ちなみに anonymousダイアリーは、通称「増田」と呼ばれており、本記事では、面倒なので以降、増田と書きます。
悪いのは増田理論
わりと使われている代表的な手法です。
例えば4年前だと
「iPhone持ってる奴って、自分のことをかっこいいと勘違いしてる奴多いよな」
という増田記事を書くと、当時は今よりiPhoneユーザーが少ないこともあって、「確かにその通り」という風潮がありました。そうなるとiPhoneを持っている人よりも、iPhoneユーザーが嫌いな人ががふら〜っと釣られて、一言二言言いたくなるわけですね。同時にiPhoneユーザーも一言いってしまうので、こう言う火種記事がよく使われていました。
端的にいうと、増田で書かれているから炎上はしないが、
有名ブロガーやメディアが書いちゃうと炎上する案件というのがミソです。
これらは、はてな村における一つのコミニュケーションの一つであり、ごく当たり前の風景なんだけど、問題はここからで、この記事をある程度トレースして、そのまま自分のブログに持ってくるんですね。
持っていった上で、最後に「ネットで話題」とか「匿名掲示板にて記載・・・」といった表示で締めくくり、炎上の直撃を避ける方法です。
もちろん自分が増田として書いたものじゃなくてもOKなんですけど、自分が書けばいくらでもネタを作れるという利点がありました。
こういう内容の記事には、なぜか無反応をでいることができず、一言二言物申してしまうのが人のサガです。
「iPhoneを勧めてくる奴まじうざい」
「マカー信者はほんとに自分のことかっこいいと思ってる」
「iPhoneの良さもわからないゆとりの発想」などなど。
炎上しさせつつ、スケープゴートとして増田のせいにし、おいしいとこどりをするわけですね。
通常の情報記事より、炎上記事と言うのは純粋なAdSense広告の売上が、2倍〜3倍くらいに跳ね上がります。
おそらくあまりネットを見ないような人が、SNSを通じて訪れるけど、広告の目利きがないユーザーばかりのため、広告をクリックしていってくれるわけですね。
最後に正義風な言葉で締めくくる
ブログの成功テクニックの上位スキルに、「マイノリティとマジョリティの法則」というものがります。
マイノリティは少数派。
マジョリティは多数派。
こういう「増田という悪」を題材に記事を書き上げる時に、アクセス数を左右する重要なエッセンスが、「多数派の意見」を散りばめることです。
多数派の意見を散りばめることで、少数派によるアンチ反応と、賛成派による後押しが融合し、いわゆる「バズ」が起こるわけです。
中立であるかのように語りつつ、実は右か左に寄っている。
この寄り方にエッジが効いていればいるほど、自然と人が多く集まります。
逆に感覚的にこのマイノリティとマジョリティがわからないと、自分の意見が少数派になってしまい、多数派によって炎上させられるわけです。
炎上ブロガーの多くは、自分が少数派である事を理解した上で書き上げるので、見事なエッジができ、多くの多数派が釣られずにはいられない記事になるわけです。
もう一つ付け加えておくと、「デリケートな情報」という代物があります。
ブロガーは情報を扱う職業ですが、この「デリケートな情報」くらいは、感覚的に理解できなければいけません。
この「デリケート」というのは、少数派、多数派に別れず、5:5付近でとどまっているの情報の事です。
例えば書いている最中は5:5だけど、ちょっとした情勢が変わって3:7になる事なんてよくあることです。
そういう微妙なラインの情報を取り扱う時は、自分の意見を入れるときに慎重になる必要があります。
むしろよほど主張したいテーマではない限り、近寄らないのが安定です。
そういう情報でも増田ならいける
ここでもう一周しましょう。
デリケートな問題に関しても、増田が言っているという最高のスケープゴートと一緒に記事を書くことで、自分は傷つかずアクセスだけを拾うことができるようになるわけです。すごく楽な手法ですね。
2チャンネルまとめサイトもほぼほぼこのルールにのっとり、2チャンネルで右寄りな発言だけを強めに持ってきて記事を作ったり、その逆も可能になります。
ツイッターも同じです。複垢作って発言させて紹介したり、希望通りの左寄りな発言をしている人を「わざと」探して自分の記事に貼り、情報を操作するやり方です。
でもできればネタに困っても、こういうのはやって欲しくないなぁというのが個人的な意見です。
一時期は、増田に書かれた保育費の記事が、政治家まで届き、テレビでも扱うようなネタに仕上がった事がありました。
これも今回ご紹介したネタの作りと全く同じでして、多数派のエッジのきいた記事をネタにて、自分のところのメディアに人を呼ぶ。そういうやり方です。
で、なんでこれが収益化されなくなったのかについてですが、こればっかりは口止めされているので言えないですすみませぬ。
とりあえずこういうやり方が本当に色んなところで使われているよっていう話です。
それでは、また。
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