GPS捜査で事実と異なる証言 捜査員「話すなと言われた」

GPS捜査で事実と異なる証言 捜査員「話すなと言われた」
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群馬県で相次いだ空き巣事件で、警視庁がGPS端末を使った捜査を行っていたにもかかわらず、1審の裁判で捜査員が「使っていない」などと事実と異なる証言をしていた問題で、2審の東京高等裁判所で捜査員が再度証言を行い、「GPS捜査は裁判でも秘密にするという認識だった。裁判の前に当時の上司にも相談したが、話すなと言われた」と説明しました。
この問題は3年前に群馬県で相次いだ空き巣事件で、警視庁がGPS端末を使った捜査を行っていたにもかかわらず、担当の捜査3課の巡査部長が1審の東京地方裁判所で「使っていない」などと事実と異なる証言をしていたもので、この事件で起訴された被告は懲役3年の実刑判決を言い渡されています。

28日、2審の東京高等裁判所で審理が行われ、巡査部長が再度証言を行い、容疑者の居場所を把握するためGPS捜査を行っていたことを認めたうえで、「GPS捜査は書類に残したり、第三者に言ったりしてはいけないと指導されてきたので、裁判でも秘密にするという認識だった。裁判の前に当時の上司にも相談したが、話すなと言われた」と説明しました。

さらに、「裁判についての認識や知識があれば、もっと深く考えて軽率な行動は取らなかったと思う」と話しました。

また、1審で詳しい捜査の経緯について「覚えていない」と証言していた別の巡査部長も証言し、「覚えていたがGPS捜査は隠さないといけないと思って、正直に証言しなかった」と説明しました。一方、警視庁は偽証の疑いで捜査を進めています。

GPS捜査で事実と異なる証言 捜査員「話すなと言われた」

群馬県で相次いだ空き巣事件で、警視庁がGPS端末を使った捜査を行っていたにもかかわらず、1審の裁判で捜査員が「使っていない」などと事実と異なる証言をしていた問題で、2審の東京高等裁判所で捜査員が再度証言を行い、「GPS捜査は裁判でも秘密にするという認識だった。裁判の前に当時の上司にも相談したが、話すなと言われた」と説明しました。

この問題は3年前に群馬県で相次いだ空き巣事件で、警視庁がGPS端末を使った捜査を行っていたにもかかわらず、担当の捜査3課の巡査部長が1審の東京地方裁判所で「使っていない」などと事実と異なる証言をしていたもので、この事件で起訴された被告は懲役3年の実刑判決を言い渡されています。

28日、2審の東京高等裁判所で審理が行われ、巡査部長が再度証言を行い、容疑者の居場所を把握するためGPS捜査を行っていたことを認めたうえで、「GPS捜査は書類に残したり、第三者に言ったりしてはいけないと指導されてきたので、裁判でも秘密にするという認識だった。裁判の前に当時の上司にも相談したが、話すなと言われた」と説明しました。

さらに、「裁判についての認識や知識があれば、もっと深く考えて軽率な行動は取らなかったと思う」と話しました。

また、1審で詳しい捜査の経緯について「覚えていない」と証言していた別の巡査部長も証言し、「覚えていたがGPS捜査は隠さないといけないと思って、正直に証言しなかった」と説明しました。一方、警視庁は偽証の疑いで捜査を進めています。