会見によりますと、東レの子会社でタイヤの補強材などを製造している東レハイブリッドコードは、顧客と決めた強度などの基準を満たしているように検査データを改ざんして製品を出荷していたということです。
改ざんは、2008年4月から去年7月までの8年間に149件、出荷先は13社ということですが、今のところ、安全性に関する問題は見つかっていないとしています。
東レの日覺社長は「このたびはご心配、ご迷惑をおかけして誠に申し訳ありません」と陳謝しました。
また、去年7月に子会社が不正を把握しながら、今回の発表までに1年4か月かかったことについて、日覺社長は「今月のはじめにインターネット上の掲示板に書き込みがあり、うわさとして流れるよりも正確な情報を公表すべきだと考えた。情報の整理、お客様への説明に時間がかかった」と釈明しました。
さらに、日覺社長は、東レ出身で現在も相談役を務めている経団連の榊原会長に今回の不正を報告したことを明らかにしたうえで、「お客様に真摯(しんし)に対応し、真摯に説明するよう指示を受けた」と述べました。
東レは、子会社への品質の監査を定期的に実施するなどして再発防止を図るとともに、有識者を含む調査委員会を設置して経緯や原因の究明を進めるとしています。
東レ 子会社が製品の検査データを改ざん
k10011237801_201711281205_201711281210.mp4
大手繊維・化学メーカー、東レの日覺昭広社長は、28日、都内で記者会見し、子会社が製品の強度などの検査データを改ざんし、出荷していたことを明らかにしたうえで、陳謝しました。
会見によりますと、東レの子会社でタイヤの補強材などを製造している東レハイブリッドコードは、顧客と決めた強度などの基準を満たしているように検査データを改ざんして製品を出荷していたということです。
改ざんは、2008年4月から去年7月までの8年間に149件、出荷先は13社ということですが、今のところ、安全性に関する問題は見つかっていないとしています。
東レの日覺社長は「このたびはご心配、ご迷惑をおかけして誠に申し訳ありません」と陳謝しました。
また、去年7月に子会社が不正を把握しながら、今回の発表までに1年4か月かかったことについて、日覺社長は「今月のはじめにインターネット上の掲示板に書き込みがあり、うわさとして流れるよりも正確な情報を公表すべきだと考えた。情報の整理、お客様への説明に時間がかかった」と釈明しました。
さらに、日覺社長は、東レ出身で現在も相談役を務めている経団連の榊原会長に今回の不正を報告したことを明らかにしたうえで、「お客様に真摯(しんし)に対応し、真摯に説明するよう指示を受けた」と述べました。
東レは、子会社への品質の監査を定期的に実施するなどして再発防止を図るとともに、有識者を含む調査委員会を設置して経緯や原因の究明を進めるとしています。
改ざんは、2008年4月から去年7月までの8年間に149件、出荷先は13社ということですが、今のところ、安全性に関する問題は見つかっていないとしています。
東レの日覺社長は「このたびはご心配、ご迷惑をおかけして誠に申し訳ありません」と陳謝しました。
また、去年7月に子会社が不正を把握しながら、今回の発表までに1年4か月かかったことについて、日覺社長は「今月のはじめにインターネット上の掲示板に書き込みがあり、うわさとして流れるよりも正確な情報を公表すべきだと考えた。情報の整理、お客様への説明に時間がかかった」と釈明しました。
さらに、日覺社長は、東レ出身で現在も相談役を務めている経団連の榊原会長に今回の不正を報告したことを明らかにしたうえで、「お客様に真摯(しんし)に対応し、真摯に説明するよう指示を受けた」と述べました。
東レは、子会社への品質の監査を定期的に実施するなどして再発防止を図るとともに、有識者を含む調査委員会を設置して経緯や原因の究明を進めるとしています。
会見によりますと、東レの子会社でタイヤの補強材などを製造している東レハイブリッドコードは、顧客と決めた強度などの基準を満たしているように検査データを改ざんして製品を出荷していたということです。
改ざんは、2008年4月から去年7月までの8年間に149件、出荷先は13社ということですが、今のところ、安全性に関する問題は見つかっていないとしています。
東レの日覺社長は「このたびはご心配、ご迷惑をおかけして誠に申し訳ありません」と陳謝しました。
また、去年7月に子会社が不正を把握しながら、今回の発表までに1年4か月かかったことについて、日覺社長は「今月のはじめにインターネット上の掲示板に書き込みがあり、うわさとして流れるよりも正確な情報を公表すべきだと考えた。情報の整理、お客様への説明に時間がかかった」と釈明しました。
さらに、日覺社長は、東レ出身で現在も相談役を務めている経団連の榊原会長に今回の不正を報告したことを明らかにしたうえで、「お客様に真摯(しんし)に対応し、真摯に説明するよう指示を受けた」と述べました。
東レは、子会社への品質の監査を定期的に実施するなどして再発防止を図るとともに、有識者を含む調査委員会を設置して経緯や原因の究明を進めるとしています。
改ざんは、2008年4月から去年7月までの8年間に149件、出荷先は13社ということですが、今のところ、安全性に関する問題は見つかっていないとしています。
東レの日覺社長は「このたびはご心配、ご迷惑をおかけして誠に申し訳ありません」と陳謝しました。
また、去年7月に子会社が不正を把握しながら、今回の発表までに1年4か月かかったことについて、日覺社長は「今月のはじめにインターネット上の掲示板に書き込みがあり、うわさとして流れるよりも正確な情報を公表すべきだと考えた。情報の整理、お客様への説明に時間がかかった」と釈明しました。
さらに、日覺社長は、東レ出身で現在も相談役を務めている経団連の榊原会長に今回の不正を報告したことを明らかにしたうえで、「お客様に真摯(しんし)に対応し、真摯に説明するよう指示を受けた」と述べました。
東レは、子会社への品質の監査を定期的に実施するなどして再発防止を図るとともに、有識者を含む調査委員会を設置して経緯や原因の究明を進めるとしています。
東レ社長「信頼回復に努める」
日覺社長は、今回の不正に対する経営責任について、「経営の最優先課題として、不正をしない、させないことを目指してきたにもかかわらず、このような事態になったことは誠に遺憾だ。今後は、グループ全体の徹底的な調査を進めるとともに信頼回復に努め、強い倫理観を持った風土を作り上げていきたい」と述べました。
東レハイブリッドコード社長「不正の背景に特別採用」
東レハイブリッドコードの鈴木信博社長は記者会見で、不正の背景について、基準を満たしていない製品を取引先の了解を得たうえで出荷する「特別採用」と呼ばれる慣習を拡大解釈することがあったとしたうえで、「再測定をする煩雑な作業をしたくないということも動機としてあったと考えられる」と述べました。
東レとは
東レは、1926年設立の日本を代表する大手繊維・化学メーカーです。
ナイロンやポリエステルなどの繊維製品やプラスチック原料などの化学製品、それに炭素繊維といった先端素材など、さまざまな産業分野向けの素材を作っています。
昨年度のグループ全体の売り上げは2兆円を超え、グループの従業員は国内・海外合わせて4万6000人に上ります。
2014年から経団連の会長には、当時、東レの会長を務めていた榊原氏が就任し、産業界のかじ取りをになってきました。榊原氏は、現在、東レの相談役を務めています。
ナイロンやポリエステルなどの繊維製品やプラスチック原料などの化学製品、それに炭素繊維といった先端素材など、さまざまな産業分野向けの素材を作っています。
昨年度のグループ全体の売り上げは2兆円を超え、グループの従業員は国内・海外合わせて4万6000人に上ります。
2014年から経団連の会長には、当時、東レの会長を務めていた榊原氏が就任し、産業界のかじ取りをになってきました。榊原氏は、現在、東レの相談役を務めています。
東レハイブリッドコードとは
東レハイブリッドコードは愛知県西尾市に本社と工場がある東レの子会社です。
子会社では、自動車のタイヤやブレーキホースといった自動車部品の強度を補強するために内部に使う産業用の繊維製品や、カーペットの加工に使うナイロン製の糸などを加工しています。
子会社では、自動車のタイヤやブレーキホースといった自動車部品の強度を補強するために内部に使う産業用の繊維製品や、カーペットの加工に使うナイロン製の糸などを加工しています。
東レ 子会社が製品の検査データを改ざん
大手繊維・化学メーカー、東レの日覺昭広社長は、28日、都内で記者会見し、子会社が製品の強度などの検査データを改ざんし、出荷していたことを明らかにしたうえで、陳謝しました。
東レ社長「信頼回復に努める」
日覺社長は、今回の不正に対する経営責任について、「経営の最優先課題として、不正をしない、させないことを目指してきたにもかかわらず、このような事態になったことは誠に遺憾だ。今後は、グループ全体の徹底的な調査を進めるとともに信頼回復に努め、強い倫理観を持った風土を作り上げていきたい」と述べました。
東レハイブリッドコード社長「不正の背景に特別採用」
東レハイブリッドコードの鈴木信博社長は記者会見で、不正の背景について、基準を満たしていない製品を取引先の了解を得たうえで出荷する「特別採用」と呼ばれる慣習を拡大解釈することがあったとしたうえで、「再測定をする煩雑な作業をしたくないということも動機としてあったと考えられる」と述べました。
東レとは
東レは、1926年設立の日本を代表する大手繊維・化学メーカーです。
ナイロンやポリエステルなどの繊維製品やプラスチック原料などの化学製品、それに炭素繊維といった先端素材など、さまざまな産業分野向けの素材を作っています。
昨年度のグループ全体の売り上げは2兆円を超え、グループの従業員は国内・海外合わせて4万6000人に上ります。
2014年から経団連の会長には、当時、東レの会長を務めていた榊原氏が就任し、産業界のかじ取りをになってきました。榊原氏は、現在、東レの相談役を務めています。
ナイロンやポリエステルなどの繊維製品やプラスチック原料などの化学製品、それに炭素繊維といった先端素材など、さまざまな産業分野向けの素材を作っています。
昨年度のグループ全体の売り上げは2兆円を超え、グループの従業員は国内・海外合わせて4万6000人に上ります。
2014年から経団連の会長には、当時、東レの会長を務めていた榊原氏が就任し、産業界のかじ取りをになってきました。榊原氏は、現在、東レの相談役を務めています。
東レハイブリッドコードとは
東レハイブリッドコードは愛知県西尾市に本社と工場がある東レの子会社です。
子会社では、自動車のタイヤやブレーキホースといった自動車部品の強度を補強するために内部に使う産業用の繊維製品や、カーペットの加工に使うナイロン製の糸などを加工しています。
子会社では、自動車のタイヤやブレーキホースといった自動車部品の強度を補強するために内部に使う産業用の繊維製品や、カーペットの加工に使うナイロン製の糸などを加工しています。