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【TOEICスコアアップ講座】点数に直結する、効率的な単語の覚え方

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先日投稿した記事「TOEICスコアアップの近道【英語は1冊の問題集をマスターせよ!】」が好評だったので、何回かに分けてTOEICスコアアップ講座を開催したいと思います。

第2回目となる今回は「効率的な単語の覚え方」です。単語は覚え方次第で、TOEICの問題(特にPart2・Part3 文法や語句の問題)もスラスラ解きやすくなります。ちなみにこれは、TOEICの勉強に限らず、大学受験なんかにも同じことが言えますので、受験生も必見です!

目次

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はじめに:こんな単語の覚え方はNG

単語を覚えるとき、ノートや単語帳に書き写して覚えている人も多いと思います。あなたはどんな単語帳を作っていますか?

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例えばこんな単語帳。

一見、よくある普通の単語帳に見えますが、実はこれ「NG」です。NGというか、これに少しだけ情報を付け加えることで 、単語を覚える効率がぐんとUPします。次章からはその具体的な方法を解説していきます。

 

単語帳には、品詞も書こう!

品詞って何?

単語を覚える時は「品詞」も意識しながら覚えましょう。

品詞とは、その単語がどういう役割を持っているのかを表すものです。具体的には、名詞・動詞・形容詞・副詞・前置詞など。

TOEICの文法問題には、単語の品詞がわかれば解けるような問題もたくさんあります。例えば次の問題。

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空欄には「私はどんなだ」を表す形容詞が入るので、答えは b) lucy(ラッキーな)となります。ちなみに、a ) は名詞(ラッキー)、c )は副詞(ラッキーなことに)。

 

普段から品詞を意識して単語を覚えていると、そのうち、知らない単語でも形や音を見れば、どの品詞なのかある程度見当がつくようになります。文章の意味がすべて分からなくても、問題には正解できるんです。それって、ラッキーですよね!?

ということで、先ほどの単語帳に品詞を書き加えます。

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動詞は、自動詞と他動詞に分ける

更に、動詞の中には「自動詞」と「他動詞」があります。

他動詞は、後ろに目的語となる名詞節が必要な動詞です。たとえば、先ほどの単語帳でいう「visit」が他動詞にあたります。「I visit.」だけでは意味をなさず、必ず「I visit Kyoto. / I visit you.」のように、目的語を後ろに置き「〜を訪れる」という表現にしなければなりません。

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そのため、単語帳にも「他動詞」のマークと、あえて日本語も「(人・場所)を訪れる」と書き加えましょう。

 

自動詞は、後ろに目的語を必要としない動詞です。たとえば、先ほどの単語帳の「succeed」は「He succeeded.(彼は成功した)」のように、動詞単独で文章をつくることができます。

でも待って、何に成功したのか、説明したいときがありますよね?そんなときは前置詞inを使って、「He succeeded in his business.(彼はビジネスで成功した)」と表現します。このように大抵の自動詞には仲の良い前置詞がいます。

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「succeed」には中の良い前置詞が2つあって、「succeed in ~(〜に成功する)」「succeed to ~(〜を引き継ぐ)」と全く別の意味になります。これを1つ1つ覚えると二度手間なので、一度に覚えるようにしましょう。

これだけで単語を覚える効率も上がるし、試験での解答ミスも減らせますよ〜。

 

派生語・関連語も一緒に覚えよう!

派生語

英単語は、語尾や形を少し変えて、動詞から名詞が派生したり、名詞から形容詞が派生しているケースがたくさんあります。似たような音なので、一度に覚えてしまうのが効率的です。

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先ほどの単語帳に加えるとこんな感じ。

なんと「succeed」は意味によって、名詞の形が変わってくるんですね。こういうのは一瞬めんどくさ〜って思いますが、一度に覚えた方が頭の中で単語が整理できるので、結果として効率的なんです。

 

関連語(同意語・反意語など)

同意語(似た意味の単語)と反意語(反対の意味の単語)もチェックしておくと、更にGOODです。置き換え問題とか、試験にも出やすいですしね〜。どの品詞に対応しているかは、分かるようにしておきましょう。

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熟語・慣用句

単語単体で使われるよりも、熟語や慣用句として使われることが多いものがあります。

その場合は、慣用句単体で覚えてしまっても良いですし、和訳の下にメモしておいても良いでしょう。和訳だけでは使い方がいまいち分からない場合は、例文を併記しておくのをオススメします。

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英語の発音で覚えよう!

発音記号を見ながらCDを聞こう

ここまでは、単語帳の作り方を見てきました。その単語帳で、実際に単語を覚えるときは、必ず「英語の音」で覚えましょう。間違っても「pure」を「プレ」なんていう風に覚えないで下さいね!

発音記号とは何かというと、辞書や単語帳に単語の隣に書いてある謎の記号です。

「pure / pjˈʊɚ /」←これです。

最初は意味不明だと思いますが、その単語と発音記号を両方見ながら、CDなどで発音を確認するようにして下さい。そのうち、なんとなく発音記号の読み方もわかってきます、なんとなく。

ここで重要なのは、発音記号の読み方を細かく覚えたり、100%正しい発音を身につけることではありません。英語の発音で単語を覚えることで、英語のリズムが感覚的に身につき、結果としてリスニング能力や読解スピードが上がるのです。

 

アクセント記号をチェック

英語のリズムで重要なのは、正しい発音よりもアクセント位置だったりします。単語帳にすべて記入する必要はありませんが、自分が間違えそうなものはマークを付けておくと良いでしょう。

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恋する「fortune」クッキーではなくて、「fortune」クッキーです(笑)。

アクセント位置も、繰り返し確認するうちに、感覚的に法則もつかめてきます。英語のリズムをつかむと、リスニングや読解スピードの向上につながるので、単語を覚えるついでに身につけていきましょう。

 

まとめ

ここまでの内容を、最初の単語帳に反映してみると・・・

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じゃん!だいぶ内容が充実しましたね。

一見、覚える内容が増えて大変そうにも見えますが、関連する事柄はまとめて覚えた方が、はるかに効率的です。

 

おまけ:すぷやんのオススメ単語集

速読速聴・英単語シリーズ

単語は文脈の中で覚えるのが一番。これひとつで、単語・リスニング・読解、すべて強化できる!もちろん、この記事で述べたような内容が各単語のセクションに含まれています。TOEIC特化型のシリーズもあるから、自分のレベルに合わせて選んでね。

 

速読英単語シリーズ

受験生にオススメ。速読速聴シリーズと同様、これひとつで、単語・リスニング・読解、すべて強化できます。私も受験のとき、実際に使っていました。入門編・必修編・上級編、自分のレベルに合うものを。

 

アルク・キクタンシリーズ

個人的には、上の2つの方が好きですが、長文に苦手意識のある人はキクタンで単語だけを覚えていくのがおすすめ。TOEICスコアやレベル別に細かくシリーズが分かれているので、自分に合ったものを見つけやすい!この記事で述べたような内容も、単語の解説に網羅されていますよ。