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国内で毎日大量に出回る迷惑メールは、送信元や手口などの特徴から4つのグループに大別できるという。ラックが公開した「サイバー救急センターレポート」(PDF)で、7~10月における迷惑メールの分析結果が明らかになった。
4つのグループは、配信元のボットネットやマルウェアの拡散手法、感染するマルウェアの種類などによって分類可能な3つのグループと、3つのグループに該当しない「その他」グループになる。
例えば、Aグループに分類される迷惑メールは、日本語文章と実在する組織になりすました内容で、添付ファイルあるいは本文中のリンク先からダウンロードさせるファイルによって、インターネットバンキングを狙うマルウェア「DreamBot」(別名「Ursnif」など)に感染させようとする。連日のように注意喚起される「請求書」といった件名の迷惑メールがこのグループに該当する。
またBグループの迷惑メールは、ボットネット「Necurs」から配信され、添付ファイルを通じて受信者のPCをランサムウェアに感染させる。メールの件名には「Invoice」「Voice Message」など、短い英単語を使う点が特徴的だとしている。添付ファイルを通じて感染するランサムウェアは不定期で変化し、直近の10月ごろまでは「Locky」が使われていた。
Cグループの迷惑メールは、添付ファイルではなく、本文中のリンク先からマルウェアファイルをダウンロードさせる手口を使う。ダウンロードファイルには、不正なマクロが含まれ、Wordなどのアプリケーションでマクロを有効にしてしまうと、不正なマクロの実行によって、さらにスパイ型マルウェアの「Pony」やインターネットバンキングを狙うマルウェア「Zeus」の亜種といった別のマルウェアがダウンロードされてしまう。
その他に分類される迷惑メールは、存在が未確認などのボットネットから送信され、件名や本文中に文字が含まれていないケースが多い。主にランサムウェアの拡散に使われるという。
迷惑メールの手口は、明らかに不審なものから巧妙なものまでさまざまだが、大抵の場合は、何かしらの怪しさを感じるものだろう。ラックは基本的な対策として、「メールに含まれる添付ファイルやURLは不用意に開かない」を挙げる。受信メールに少しでも怪しさを感じたら、まずは組織内のセキュリティ担当者に報告するなど対応が大切だ。
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