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サラリーマンでも「ソーシャルレンディング」で金貸しになれる?(2017.11.27)

■結論としては、金貸しをしてあなたのお金を増やさなくてもいいのではないか

私はフィンテックの中でもソーシャルレンディングはあえて個人が活用しなくてもいいしくみと考えます。

「借りる」しくみとして利用しなくてもいいのは最初に述べたとおりです。銀行などで貸してもらうのが優先ですし、貸してもらえない案件をさらに悪い条件でソーシャルレンディングに頼むべきではありません。

「貸す」しくみとして考えた場合も、現在の投資信託やETFの仕組みでできる範囲で行えるはずです。不動産で投資をしたいならREITという投資信託の一種がありますし、中小企業を支援したいならそうした企業に投資する投資信託があります。新興国の経済発展を支援したければ、そうした国の公社債あるいは株式に投資する投資信託があればいいわけです。

あなたが投資についてあまり理解がないとしたら、ソーシャルレンディングを手軽かつ簡単に高利回りを得られる安全確実な手段とは考えない方がいいでしょう。どんなにホームページがオシャレで親しみやすいものであっても、そこには高いリスクがあります。

そして投資に理解を深めた人であったらなおさら、無理にソーシャルレンディングをしなくてもいいのではないでしょうか。

文/山崎俊輔

フィナンシャル・ウィズダム代表。AFP、消費生活アドバイザー。企業年金研究所、FP総研を経て独立。新聞や経済誌サイトでのネット連載10本を抱える人気コラムニスト。

■連載/ファイナンシャル・プランナー山崎俊輔の「フィンテック入門」

※記事内のデータ等については取材時のものです。

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