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パルシステム 100万人の食づくり運動 今こそ!産直の底力
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パルシステムのごはんでしあわせ!物語

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vol.3「お米でパンを作ろう!」。「食べる」「作る」ともにうれしい、米粉の商品づくり。

「お米でパンを作ろう!」。きっかけは、組合員からの声

パルシステムでは、組合員自らが商品づくりに参加するしくみがあります。それが「商品開発チーム」の取り組み。各地域の生協で担当テーマごとに参加し、パルシステムの商品担当と協力。商品の開発や改善の提案をするものです。
なかでも「やわらかいパンの開発」に集まったのが、2008年度パルシステム茨城・商品開発チーム「ハピハピパン屋さん」のみなさん。米粉のもちもちとしたやわらかさをパンに生かせないかとのアイデアが、米粉を使ったパルシステムオリジナルパンの第1号を開発するきっかけとなりました。

2008年度パルシステム茨城・商品開発チーム「ハピハピパン屋さん」のみなさん(活動当時)

2008年度パルシステム茨城・商品開発チーム「ハピハピパン屋さん」のみなさん(活動当時)

小麦粉とはまったく違う!米粉のパン作りに大苦戦

米粉のパンづくりを請け負うのはもちろん、パルシステムのパン専門子会社である(株)パルブレッド。しかし米粉でパンを作るのは、初めての試みです。毎月、商品開発チームのメンバーに試食してもらうこと約半年。さらに工場での製造試作を含めると、発売までには約1年がかかりました。
開発に携わったパルブレッドの大滝公華は「何からなにまで、小麦とは違う。とくに温度管理がむずかしく、失敗の連続でした」と、当時を振り返ります。

独特の食感と食べやすい大きさで人気。毎回1万点の受注を誇る『産直米粉もちもちロール』

独特の食感と食べやすい大きさで人気。毎回1万点の受注を誇る『産直米粉もちもちロール』

しかし、今や代表的商品の『もちもちロール』は1回の企画で約1万パックが利用される人気商品に。使用する米の量に換算すると、年間約10トンに相当します。
「国産小麦のパンもありますし、もちろん小麦粉のパンも食べてほしいですが(笑)、自給率を支える米粉のパンの意義はやはり大きいと考えています。これからも、米粉のパンづくりを広げていきたいですね」(大滝)

2010年からは、米粉を産直化!「産地にもうれしい仕組みです」

JAえちご上越(新潟県)の生産者・西條裕之(にしじょう・ひろゆき)さん(左)、父親の春一さん(中央)、弟の耕之さん(右)

JAえちご上越(新潟県)の生産者・西條裕之(にしじょう・ひろゆき)さん(左)、父親の春一さん(中央)、弟の耕之さん(右)

2010年からは、米の産直産地・JAえちご上越(新潟県)の生産者である西條裕之さんが代表を勤める「西條ファーム」が原料提供者としてこの取り組みに参画することに。2012年1月には産直の米粉を使用した『産直米粉もちもちロール』として再登場。商品と産地とが、たしかにつながった瞬間です。
じつはこの産直化、実現にあたっては西條さん自らの熱いアプローチがあったとか。「北陸の土壌は、米の適地。減反で他の作物への転作を迫られることもありますが、お米を育てたほうがずっと効率もよいし、おいしいものができるんです。パンの原料を少しでも国産に置き換えていくことは、みんなが笑顔になるための理想的なしくみだと思っています」と、西條さんは米粉への期待と熱い思いを語ります。
2010年当初は試験的に1ha(一万m2)を栽培していた西條ファームの米粉も、『産直米粉もちもちロール』の使用が決まってからは5haにまで作付け面積を拡大。まさに作り手にも食べ手にも「うれしい!」が、パルシステムの商品によって広がっています。

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