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仏巨匠モネの遺品が競売に、愛用眼鏡や浮世絵など落札総額12億円超 香港
2017年11月27日 19:40 発信地:香港/中国
【11月27日 AFP】印象派の父として知られるフランス美術の巨匠クロード・モネ(Claude Monet)の遺品の数々が26日、香港で競売にかけられ、総額およそ1100万ドル(約12億2000万円)で落札された。競売大手クリスティーズ(Christie's)が発表した。
金色の金属でできたモネ愛用の丸縁眼鏡も出品され、落札予想価格1000~1500ドル(約11万~16万円)を大きく上回る5万1457ドル(約570万円)で落札された。落札したのはアジアの入札者だという。
今回競売にかけられたモネの遺品には絵画や鉛筆によるスケッチの他、モネが所有していた日本の浮世絵も含まれていた。また、江戸時代後期から明治初期の作品とみられる眠る猫をかたどった焼き物も出品され、6万7538ドル(約750万円)で落札された。
クリスティーズの関係者は今回出品された品々について、「芸術家として、また収集家としてのモネの人生に関する深い理解を与えるもの」と語っている。(c)AFP