（和美）
世の中なんて変わらない
変えられない。
でも変えてほしい
そんな思いが高まると時に人はカリスマを求める
（拍手）
（女性）おめでとうございます。
（智子）ありがとうございます。
（記者）こちらにお顔お願いします。
（記者）こちらへお願いします。
（和美）カリスマが熱気をもって迎えられるときそのときこそが危機的状況の始まりなのかもしれない。
（ドアの開く音）
（河原田）市長就任おめでとう。
（西村）友達の佐藤智子って犬崎会派だろ？
（西村）何か聞いてないか？
（智子）痛てて…。
（男性）これあおば市の名物にしたいんだよ。
ほらっ食べてみ。
（智子）食べたいんですけど腰が…。
（男性）何を…。
痛ぇ！痛くね。
あれ？何でだ？あっどうも。
うめえ！あおば美人って名前付けて売り出したいのよ。
（一同）お願いね。
頼むよ。
ちょっと待ってください。
もしもし？
（和美）もしもし？今ちょっといいかな？うん。
何？
（男性）この前の先生もね…。
頑張りますから頑張りますから。
もしもし？もしもーし？ここで…ここで待ってて。
何？
（和美）市長選なんだけどさ…。
犬崎が誰を推してるか聞いてない？ああ私頼まれたよ。
えっ？市長になってくれって。
はぁ〜？はぁ〜？だよね。
分かるように説明してもらっていいかな？
（犬崎）《あんただからこそ変えられるんじゃないか？》《市長になってくれないか》
（和美）それで？断ったよ。
いくら私が突拍子もなくてもさ市長になれるわけないじゃん。
犬崎は何て？何も言ってこないから本気じゃなかったんじゃないの？それもし本気だったとしたら？絶対に裏があるに決まってるよ。
私あんなおっさんにね利用されたくないもん。
前の人も言ったんだよね。
頑張りますって。
取りあえず後でかけ直す。
ごめんね。
（西村）佐藤智子？それじゃあ犬崎の操り人形ってバレバレだろ。
実際犬崎は当選できる操り人形を探してるわけだからね。
だからって佐藤智子じゃ無理だよ。
（和美）う〜ん。
久しぶりに見たよその顔。
で？何嗅ぎつけたの？
（和美）別に。
はい。
（和美）ありがとう。
あっもしかしてお前佐藤智子に目があるって思ってんのか？今回はない。
本人も断ってるし。
たとえ立候補したとしてもあなたの言うとおり当選するのは難しいと思う。
じゃあ誰なんだ？
（和美）う〜ん藤堂誠は？そこを口説くのが一番なんだろうけどまあ出ないだろうな。
次の選挙で国政狙ってんだから。
ハァ…。
・
（ドアの開く音）
（誠）まだいたんですね？市民の声を聞くのが市議の仕事でしょ。
でもさこんなにたまっちゃって何も実現できてない。
《聞くだけならうちの猫でもできるわよ》…とか言われちゃってさ。
（誠）じゃあ役所に頼みに行ってたんですか？まあね。
でも右から左でさ。
新人議員の通る道ですから。
はい。
犬崎ぐらい偉くなったらさこんなこと簡単にできんのかな？市長になればもっと簡単になると思いますよ。
市長か…。
そうだ。
市長になってよ。
僕が？市長になって私に力貸してよ。
自分がなればいいじゃないですか。
フッ…何ですか？犬崎にも言われたんだよね。
そうですか。
あれ？驚かないの？ええ。
いいと思いますよ。
えー？だって私学級委員長にもなったことないんだよ？ずっと給食係。
給食係？そう。
残ったパンもらえるからね。
へぇ〜。
そうじゃなかった？給食食べたことないです。
嘘でしょ？えっ信じられ…。
やっぱりセレブは違うね。
ねえ揚げパン知ってる？揚げパンの箱に余った砂糖をぺろぺろぺろぺろなめるの。
そういうのやったことないんだ？やってみたいですけどないです。
何係だったの？一度ウサギに餌をやりたくて生き物係になりかけたことはあります。
なりかけたってどういうこと？叱られたんです。
父に。
「何で学級委員長じゃないんだ？」って。
やっぱりさ政治家一家って違うね。
そうだよ。
あんたみたいな人が市長になりゃいいんだよ。
でも駄目か。
あんたみたいな人が市長になったら誰もあんたのこと操れないか。
（バイブレーターの音）僕はあなたが考えているような人間じゃありません。
お先に失礼します。
（コンサルタント）河原田佐藤共に予想支持率は１０％台です。
（犬崎）浮動票が７割もいるのか。
（コンサルタント）もっと佐藤智子に食い付くかと思ったんですが。
旋風を起こすか。
おいっ前田呼べ。
それから富田にも連絡しろ。
（若宮）はい。
・
（ノック）・
（明）誠開けろ。
・
（ドアの開く音）
（明）お前こんな大事なときに何やってんだ？こんな風俗の女と。
縁談が駄目になったらどうするんだ？さっさと別れろ。
おいっ聞いてんのか？彼女は弟を学校に行かせるために風俗を始めたんですって。
立派じゃないですか？じゃあお前どうして堂々と付き合わないんだ？何でこんなところでこそこそ会ってるんだよ？お前自身が恥ずかしいと思ってるからだろ！
（明）誠…諦めろ。
俺もお前も政治家の家に生まれたんだ。
政治家になるべく教育されてきたんだよ。
藤堂家の一員として政治家になる。
その覚悟ができたからこの街に来たんだろ。
（ドアの開閉音）この前の話だったら私断ったはずですけど。
（犬崎）ハハハ…。
福祉課長の富田君だ。
（富田）初めまして。
富田でございます。
あっすいません。
どうも。
私あの…。
佐藤智子と申します。
頂戴いたします。
ん？やだ！うちの息子ねいたずら坊主なんですよ。
ごめんなさいね。
いえいえ。
そういう日常が市政に大事なんですよ。
いつもこんなんばっかです。
よろしくお願いします。
お願いします。
役所に色々と頼んで回ってるそうじゃないか。
ええまあ。
担当の職員に頼むより直接富田君に頼んだ方が話が早い。
早速ですがお話お聞かせください。
はぁ…。
これあおば美人っていう新種なんですって。
あっおいしいですね。
これねあおば市の特産品として売り出せないかなぁなんて。
うん。
いいですね。
やったー！
（女性）みんな喜びます。
これひどくないですか？もっと広い駐輪場造りたいんですよ。
自転車はママさんたちの足ですからね。
青空保育園？そう。
保育園ってね建物がなくてもいいんですよ。
こうやってね自然の中で遊ばせたり普段出会わないような人たちと触れ合わせる。
おっと。
それってね子供のためにもなるのかなって。
なるほど。
いいですねそれ。
まあうちの夫のアイデアですけどね。
それも貴重な市民の意見ですから。
よろしくお願いします。
佐藤先生はホントに市民のことを考えていらっしゃるんですね。
ハハハ…。
それって言わされてるでしょ？犬崎に。
はっ？私が市長になるようその気にさせてこいって。
いやそんな。
ったく大変だな富田さんも。
（記者）急ぐぞ！
（記者）はい。
（前田）このたび河原田前市長の辞職に伴うあおば市長選挙に出馬する決意を固めたことをご報告いたします。
（和美）変だよね。
犬崎は前田で河原田に勝てると思ってんのかな？死に物狂いで組織票をかき集める覚悟なんだろう。
でも河原田だっておんなじことしてるのよ？一騎打ちならともかく他に候補者が出てきた。
確かに漁夫の利を取りにくるやつ出てきそうだな。
（くしゃみ）
（磯部）どうもご無沙汰してます。
磯部です。
死んだと思ったでしょ？死んでませんよ。
でもね妻に泣かれましてね。
「市議なんて大変な仕事は辞めて私と余生を楽しんでください」なんてね。
で今こういうわけです。
えっ？市長選の話？出てくれって話はないでもないですよ。
でもね市長ともなると市議以上に家族を犠牲にしなきゃなんないっしょ？いや〜…勘弁勘弁。
（前田）この腐敗した政治を僕に正させてください。
（遼）どうなってんだよ？犬崎。
いまさら前田さんなんて。
（未亜）でしょ？だったら私の方がましじゃない？それはないな。
（未亜）ないのか。
（園田）実はね僕も支援者たちに言われちゃったんですよね。
「あんたの方がまだましなんじゃないの？」って。
（未亜）もしかしてそれ本気にしちゃってます？
（園田）でもね反河原田の受け皿が前田さんって受け皿になってないでしょ。
全てを秘書のせいにして自殺に追い込んで自分は何も知らなかった。
そんなバカな話がありますか？恐ろしい魔女ですよ魔女。
私が魔女なら向こうは悪霊。
今のあおば市議会にはそんな悪霊がうようよいる。
まさに魑魅魍魎の世界なんです。
無実の人間を悪人に仕立て上げるような鬼がいるんです。
（富田）さあご覧ください。
えっ？すごーい。
青空保育園は議会で承認されればすぐにでも始められますよ。
でも何でこんなことしてくれるんですか？もう市長にしたいって思ってないくせに。
いやまだ諦めたわけじゃない。
やっぱりあんたしかいないんだ。
市長になってくれ。
何を言ってるんですか。
前田さん立候補しちゃったじゃないですか。
前田のことは気にするな。
気にすんなって気にしますよ。
目の前の人間を幸せにすることが世の中を変えること。
そのとおりだ。
今の市民にはあんたみたいな政治家が必要なんだ。
で？その心は？あっ？私を操り人形にして犬崎さんは何がやりたいんですか？ハハハ…。
俺が世の中を良くしたいってそんなに信じられないか？はい。
（犬崎）ハハハ…。
初孫が生まれた。
孫の顔を見てるといい世の中にしたくなってな。
自分の子供のときはそんなこと思いもしなかったが。
俺は俺のやり方であおば市をよくする。
あんたもあんたのやり方でやればいい。
どうかな？一緒にやっていけないかな？とうとう孫まで出してきましたか。
ねっ？
（駿平）ねえママ。
何？今日は何してたの？今日ママはねどうやったらみんなが幸せになれるかなって考えてたんだよ。
ピュ〜。
幸せ？そう。
幸せ。
あっそうか。
みんなを幸せにすることがママのお仕事だもんね。
そうだね。
ママのお仕事はそういうお仕事なんだよ。

（女性）《幸せにしてよね私も。
あんたに期待してんだから》
（圭子）《逃げられる場所を奪わないでほしいんです》
（一馬）《助けてほしいときは助けてくれなかったくせに》
（裕子）《私だって朝から晩まで働いてるんです》《必死で生きてんですよ》
（望月）《諦めないで思いっきりやりましょうよ》
（駿平）《みんなを幸せにすることがママのお仕事だもんね》パパ早く！
（公平）分かってるよ。
待ってて。
何？何？どうした？
（公平）おはよう。
青空保育園をさやりたいって話をスーパーでママさんたちにしたら賛成賛成ってなっちゃってで今日みんなをけやき公園に連れていくんです。
あの…公ちゃん青空保育園…。
（駿平）パパ早く！パパ早く！
（駿平）おはよう。
おはよう。
じゃあ智ちゃんいってくるね。
あの…痛っ。
いってらっしゃい。
（望月）《全て僕の責任です》
（河原田）《何がどうしたらこういうことになるわけ？》《もしかしてあなたこの福祉課の子と…》《何公私混同してんのよ》
（望月）《違うんです》《全部市長のためと思って》《私のため？》《私のせいにしないでよ！》《あなたは私が一番許せないことをしたの》アーッ！
（和美）河原田前田共に支持率１０％台か。
（西村）予想はしたけどここまでひどいとはな。
浮動票が７割超えなんて異常だよ。
もしかして…。
（西村）えっ？お見事。
（西村）お見事って何が？全ては犬崎が描いた絵なのよ。
失礼します。
（３人）・「ゲロゲロゲロゲログワッグワッグワッ」
（記者たち）来た来た…。
（春奈）奥さまが立候補されましたが旦那さまとしてどんなお気持ちですか？立候補？智ちゃんが？
（春奈）ご存じないんですか？・
（駿平）パパ！ママが市長になるのはどう思う？
（公平）やめてください！
（アナウンサー）現職の佐藤智子議員が犬崎会派から離脱し無所属での立候補を表明しました。
（アナウンサー）市議会議員選挙で初当選をしてそれを辞職して市長選への出馬となりますと相当な覚悟が必要になりますよね。
（呼び出し音）・ただいま。
（アナウンサー）河原田前市長と前田元市議との一騎打ちとみられていただけに佐藤議員の出馬表明非常に驚きですね。
ねえどういうこと？ごめん。
犬崎がさ勝手に発表しちゃったんだよ。
いやいや…。
違うでしょ。
何でそういうことになんの？市長になるなんてさ俺全然聞いてないよ？分かってる。
だからホントにごめんなさい。
でもね市長になったらいろんなことできるんだよ。
だからそういうことじゃないんだってば！ねえ何で言ってくれなかったの？言おうと思ってたよ。
朝だって言おうと思ってた。
でも言わなくてもいいかなって思った？違う。
覚悟が決まったら言おうと思ってた。
覚悟は決まったんだ？そうか。
いや…その覚悟が決まる前にさ相談してもらいたかったよ。
だってそうでしょ？今までだってさケンカしたかもしんないけど何でも一緒に決めてきたじゃんか。
何で一人で勝手に決めちゃうんだよ。
・
（ふすまの開く音）
（駿平）どうしたの？駿平ごめんごめんごめん。
うるさかったね。
ごめんごめん。
びっくりした？ごめんよ。
何でもない何でもない。
そもそもさ家族のために市議になったんじゃなかったっけ？はい。
（和美）もしもし？ちょっといい？
（和美）どこからどこまで知ってて立候補したの？どこからって？河原田と前田に泥仕合させといて最後の最後に立候補を表明。
うんざりしていた市民の票を獲得しよう。
そういう筋書きなんじゃないの？うん。
それって全部犬崎があなたを利用しようとして仕組んだことだよね？私のこと利用するぐらい別にいいじゃん。
えっ？私だってさ犬崎のこと利用することでやれることがたくさんあるんだから。
犬崎のこと利用しようとしてるんだ？操られなきゃいいんだよね？犬崎はそんなに甘くないわよ。
それぐらいの覚悟はできてる。
政治の毒を飲む覚悟もできてるんだ？毒だって薬になるときだってあるよ。
権力が欲しくなった？いいことする権力だってある。
和美さんさ前に言ってくれたよね？「突拍子もないことが世の中を変える」って。
今回は違うでしょ。
あなたが立候補するのだって犬崎が描いた絵なんだから。
世の中はねそんな突拍子もないことなんて起きないんだよ。
普通のことしてさできることなんて限界があるんだよ？私あなたなら自分の力で新しい風起こしてくれるって信じてた。
・
（ドアの開く音）付き合ってほしいところがあるんだけど。
ねえこっからさあおば市が眺められるの知ってた？
（誠）いえ。
ハァ〜…。
私さ前にも話したかもなんだけどうちの親がろくでもなくてさ。
夫と出会うまではずーっと一人で生きてきたんだってそう思ってた。
でも市議になって世の中のこと少しずつ分かってきて気付いたんだよね。
いろんな人に支えられて生きてきたんだなって。
でもさ今の時代全然そうじゃなくなっちゃったんだよね。
知らない子供には声を掛けちゃいけない。
ご近所さん同士声を掛け合うことも少なくなって孤独を抱えてる人たちがたくさんいる。
一人で泣いてる子がいたとしても気付いてあげられないようなそんな世の中になっちゃったんだよね。
私さそんな世の中何とかしたいんだよね。
それが市長に立候補した理由ですか？間違ってるかな？相談してるんだけど。
言ってほしいことは分かりますよ。
言いましょうか？えっ？相談なんてそもそも自分の言ってほしいことを聞きたいだけでしょ？そういうわけじゃないんだけど。
なら何で僕なんですか？自分のこれからの人生を決めかねない大事なことです。
そうだよね。
誰に反対されても私立候補したいって思ってんだね。
よーし。
頑張ろうっと。

（赤ん坊の泣き声）
（男性）うるせぇなうるせぇな。
みんな迷惑してんだよ。
（母親）すいませんすいません。
（男性）静かにさせろよ。
（降車ブザー）・
（ドアの開く音）
（男性）降りなさいよ。
あんたが降りろや！あんたのがよっぽど迷惑。
うるさいの意味が分かんないんだよね。
赤ん坊って泣くもんでしょ？いい年こいてそんなことも分かんねぇの？君には関係ないだろ。
（高校生）関係あるわ。
早く降りろ。
嫌なら降りなさいよ。
（男性）そうだ！早く降りなさいよ。
（女性）あなたが降りればいい。
早く！
（男性）何なんだよ…何なんだ！ありがとうございます。
当たり前のことなんで。
（高校生）あっ泣きやんだ。
泣きやんだね？
（高校生）何歳ですか？
（母親）１歳半です。
カワイイ。
あ〜泣きやんだ。
眠かったか？眠かったかな？ごめん。
何で私泣いてんだろう？あ〜…すっきりした。
ハハハ…。
権力…。
権力が欲しいよ。
直球できましたね。
だってさ世の中捨てたもんじゃないんだよ。
みんないい人なんだよ。
そんな人たちが幸せになる。
そのためにはやっぱり権力なんだよ。
毒を飲んでも権力が欲しい。
面白い人だなホント。
だから楽しいんだろうな。
あなたらしい答えでいいと思います。
今日は付き合ってくれてありがとうございます。
ねえ付き合ってくれてって私が頼んだんだよ？フフフ…。
ねえまさか歩いて帰るの？
（誠）はい。
はっ？何っつった？今。
俺も初めは腹が立ったんですけどでも智ちゃんが信じることを思いっきりやらせてあげたいって気持ちもあるんですよね。
じゃあ賛成したんだ？ええ。
まあうちらもともと何もなかったから家族さえ無事なら失敗しても元に戻るだけかなって。
そっか。
でもやっぱり私は応援できない。
いいんですよ。
ただ智ちゃんのことは見ててやってください。
記者としても。
（公平）あとそれからあかねちゃんは今までどおり預からせてください。
駿平もさみしがるし親のことに子供巻き込んじゃ駄目なんで。
（和美）ありがとう。
よしっ始めるぞ。
（男性たち）はい！
（前田）改革刷新奇麗事の看板の裏で前市長は私利私欲を満たしていただけじゃないですか。
（河原田）市議会の鬼に操られている彼の存在こそが腐敗政治そのものなんです。
人の優しさをセーフティーネットという形でつなげていけば世の中変わるんです。
（男性）何奇麗事言ってんだ。
奇麗事じゃ駄目ですか？奇麗事を実現していくのが政治家の仕事なんです。
私は皆さんの声を聞いてきました。
政治のことはまだよく分からないことも多いんですけれどもでもこのノートに書いてある皆さんの願いを実現していく方法は学びました。
政治って何だかもっともっとシンプルなことなんじゃないかなって思うんです。
市民皆さまの声を聞き皆さまの望むことを実現していく。
他に何が必要なんでしょうか？ただひたすらに市民の幸せを実現していく。
それが…それこそが政治家のやるべきことでしょ？
（拍手）ありがとうございます。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
ありがとうござい…。
市長就任おめでとう。
（記者）こちらにお顔よろしいですか。
（記者）こちらです。
私はあなたの味方よ。
（記者）前市長から新市長へ向けてアドバイスなどありますか？老兵は消え去るのみ。
（記者）河原田さん！
（記者）一言お願いします。
（記者）河原田さん！
（未亜）風吹いちゃいましたね。
気に入らないんだ？だってあの佐藤さんですよ？あの佐藤さんが市長って。
選挙結果は市民が下した審判なんだよ。
佐藤さんを当選させたのも有権者。
河原田さんを落としたのも有権者。
政治家なら結果は尊重しないと。
（未亜）ふ〜ん。
どうせお飾りだったら断然私の方がいいと思いません？ルックスだって若さだって勝ってると思うんですよ。
佐藤智子にあって私にないものって何なんでしょうね？
突拍子もないことが起きて世の中が変わる
政治の素人が市長選に当選すれば一見それは突拍子もない出来事に見える
しかし…
・
（ノック）・
（男性）失礼します。
その陰で既成の政治家２人に泥仕合をさせ市民を政治不信に陥らせるという戦略を練る者がいたとすればもはや突拍子もない出来事とは言えない
これは例え話などではない
（和美）「実際にあおば市で起こったことである」これ本気で載せたいって思ってんのか？ジャーナリストとしては載せたい。
でも載せたら佐藤智子をつぶすことになるよね？お前の心配はそんなことか。
どういうこと？
（西村）前俺に犬崎から圧力がかかってるのかって聞いたよな？そっか。
こんな記事簡単に握りつぶされちゃうよね。
記事だけの話じゃなくてこの先お前が政治部に戻る目はなくなるよ？分かった。
（和美）どこから断ち切ればいいのか分からないことを根本から退治する？どうせつぶされるなら犬崎も一緒じゃないとね。
じゃあそれまでこの原稿は預かっとくよ。
よろしく。
（犬崎）秘書は富田。
副市長は前田だ。
何で？前田さん？総務局長は涌井。
政策局長が松永。
財政局長は南ということになります。
これがリストです。
おい富田。
（富田）はい。
（犬崎）喜ばせてやりなさい。
あんたの支援者。
ハハハ…。
どうしました？何か分かりやす過ぎて笑っちゃいます。
ハハハ…。
ハハハ…。
おかしいか？おかしいよ。
確かに笑っちまうな。
だがなおかしくなんてねえんだよ。
えっ？これが政治ってもんだろ。
おい。
とにかく私は皆さんがしてほしいことをしていきます。
だから教えてほしいんです。
皆さんに。
例えば…ああすいませんすいません。
何か一番してほしいことありますか？言ってみてください。
えっ？肩もみ？料理？料理はちょっと苦手なんですいません。
そろそろお時間ですので。
じゃありがとうございました。
（和美）すいません。
もう一つだけ。
犬崎会派の前田元市議が副市長に就任されるそうですが佐藤市長ご自身も犬崎会派ということでよろしいんですよね？
（ざわめき）
（和美）市民をだまして市長になったということじゃないんですか？
（富田）行きましょう。
行きましょう。
さあ。
どうもありがとうございました。
こちらへどうぞ。
（莉子）何でホテルなのかと思ったらこういうことだったんだ。
（誠）たまにはいいかなと思って。
外では会ってくれないのかと思ってた。
お店に電話して。
もしもし？莉子です。
今入りました。
はい。
（莉子）オマールエビ。
えっ？一度食べてみたかったの。
フフッやった。
（莉子）これ何？
（誠）ジュレ。
ジュレ？
（誠）ゼリー。
ジュレの味。
（誠）ハハハ…。
（莉子）カワイイ。
超インスタ映えするこれ。
うーん。
（莉子）おいしい。
（莉子）わっ！おっきい。
すごい。
（誠）すごい。
（莉子）おいしい。
（莉子）こんなに奇麗なの見たの初めて。
みんながちっちゃい！すごいな〜。
どこがどこか分かんないね。
えー！あ〜楽しかった。
ありがとう。
あんなおっきいエビ初めて食べた。
おいしかったな。
また食べたい。
どうかした？ああ…。
もう会えなくなるから。
（莉子）そっか。
元気でね。
（莉子）そうじゃないかと思ってたからさ。
遠くに行っちゃうんでしょ？ごめん。
じゃあさ最後に…。
写真いい？
（誠）うん。
（莉子）はいチーズ。
（シャッター音）ありがとう。
じゃあね。
・
（莉子）藤堂誠。
ありがとう。
2017/11/27(月) 21:00〜21:54
関西テレビ１
民衆の敵〜世の中、おかしくないですか！？〜　＃０６[字][デ]【篠原涼子×石田ゆり子！】

第二章・市長編スタート！さよなら…わたなべさん…そして、佐藤智子（篠原涼子）が市長になる！？さらに今夜もサプライズゲストが登場！波乱の予感の第６話！

詳細情報
番組内容
佐藤智子（篠原涼子）が始めた、あおば市議会の汚職疑惑は河原田晶子市長（余貴美子）の身に及び、秘書の望月守（細田善彦）が自殺したことで、真相は闇に葬られようとしていた。河原田は市長の職を辞し、市長選で再選することで身の潔白を市民に信じてもらう道を選ぶ。
市民の関心は、河原田の対立候補・犬崎和久（古田新太）派が誰を推すか。平田和美（石田ゆり子）が犬崎派の智子に聞くと、あっさり自分が頼まれたと口にする。
番組内容２
和美に「犬崎の操り人形にされる」と忠告される智子だが、さすがに裏があると断ったと告げた。
その頃、智子は市民の陳情を１つずつ解決しようと働いているが、はかどらない。悩む智子に、藤堂誠（高橋一生）は「市長になればいい」と話す。智子は、逆に誠が市長になって力を貸してほしいと頼むが、誠には智子の方が良いと思う、と言われる…。
智子は犬崎から、担当職員より話が通りやすいと福祉課の部長・富田恭一
番組内容３
（渡辺いっけい）を紹介される。早速、智子は富田と陳情元を回り出す。そんな時、前田康（大澄賢也）が市長選への出馬を表明。小出未亜（前田敦子）ら、新人議員たちも疑問の色を隠しきれない。
智子が富田と回った陳情は福祉課で素早くまとめられ、実行に移され始める。なぜここまでしてくれるのかと尋ねる智子に、犬崎は「まだ市長にすることを諦めてはいない」と答える。智子には犬崎の本心が分からなかった…。
出演者
篠原涼子　
高橋一生　
古田新太　
前田敦子　
千葉雄大　
斎藤司（トレンディエンジェル）　
若旦那　
細田善彦　
今田美桜
　・　
余貴美子
　・　
大澄賢也　
田中圭　
石田ゆり子　

他
スタッフ
【脚本】
黒沢久子　

【音楽】
井筒昭雄　

【主題歌】
ＡＡＡ「ＬＩＦＥ」（ａｖｅｘ　ｔｒａｘ）　

【プロデュース】
草ヶ谷大輔　

【演出】
金井紘　
石井祐介　
相沢秀幸　

【制作】
フジテレビ

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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