~ フィギュスケート観戦歴15年のフィギュアおたく、あんがお送りするフィギュアスケートシリーズ記事です。今日も当ブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。自分の好きなフィギュアスケートの記事がご好評のようで本当に嬉しいです!
さて、今回は2017GPシリーズもすべて終了し、GPファイナル進出の6選手が確定しました。そこで、男子フィギュアスケート、GPファイナル2017進出選手の紹介と、順位予想をしてみたいと思います。順位予想は個人的な予想ですので、偏りがあったらごめんなさい。そのあたりはご承知おきくださるとありがたいです。
今年のGPファイナルは名古屋で行われます。地元開催ということもあるので、TVでもライブで見れるので思いっきり応援したいと思います!
それでは、早速始めていきますね。今回もよろしくお願いします。
2017GPファイナル出場6選手の紹介
宇野昌磨(日本)
男子フィギュアでは日本人選手の出場は宇野昌磨選手だけです。全力で応援しましょう!SPでは史上4人目となる100点台を出した選手です。昨年の世界選手権銀メダル、パーソナルベストは319.84というものすごいスコアを記録しています。羽生選手の影であまり取り上げられませんが、実力では羽生選手と拮抗する勢いです。いつ追い越しても不思議ではありません。
159㎝と小柄ながらジャンプもしっかりとしていて4回転もトウループ、サルコウ、ループ、フリップ、ルッツの全てを跳べます。しかし、公式戦ではあまりルッツは跳ばず、主力は4回転フリップです。世界で初めて4回転フリップに成功した選手でもあります。
ジャンプだけでなくステップやスピンも素晴らしい選手です。表現力も高く、個人的には宇野昌磨選手のスピンが大好きです。軸足変えをしても速度が加速していくスピンは見ごたえがありまよ!
ネイサン・チェン(アメリカ)
ジャンプに定評のある選手です。特に現在の男子フィギュアで最も難易度の高い4回転ルッツ→3回転トウループのコンビネーションを得意としています。パーソナルベストは307.46です。300点越えの出来る数少ない選手の一人です。5種類の4回転ジャンプ(トウループ、サルコウ、ループ、フリップ、ルッツ)全てを跳ぶことが出来ます。フリースケーティングで4回転ジャンプを世界で初めて5回成功させたジャンプの鬼です。
ただし、トリプルアクセルは少々苦手にしているようです。
表現力を評価される演技構成点はまだまだこれからという感じの選手ですが、表現力は昨年よりかなり上がっているように思います。今後の世界トップ争いを引っ張っていく選手の一人であることには間違いありません。
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ミハイル・コリヤダ(ロシア)
パーソナルベストは279.41です。ショートプログラムでは史上6人目の100点越えを果たした選手です。4回転ルッツも持っています。今シーズン特に伸びが感じられる選手で、2017GPシリーズ中国大会でGPシリーズ初優勝を果たしています。
どこまでプログラムの完成度を上げてくるかが注目ですね。
セルゲイ・ボロノフ(ロシア)
ロシアのイケメンスケーターとして名を馳せる選手です。今年30歳とかなりのベテランであります。2006年シーズンからシニアで世界選手権にデビューし、シニア現役11年目となります。一般的にフィギュアスケーターの引退は25~28歳ぐらいが多いことを考えると、驚異的な現役続行年数です。ジャンプは4回転トウループをメインで戦ってきます。
パーソナルベストは271.12ですが、なんとこのスコア、2017年のNHK杯でのスコアです。この年齢でパーソナルベストを更新してくる物凄い執念と努力、練習量の上に立つ選手と言えるのではないでしょうか。心から尊敬する選手の一人です。
アダム・リッポン(アメリカ)
個人的にかなり気に入っている選手です。表現方法が他の男子の選手と違った雰囲気をもっていて、オリジナリティーが高い表現の出来る選手だと思います。独自のリッポンワールドをGPファイナルでも見せてくれるのではないでしょうか。
マイクを持って熱唱していますが、決して歌手ではありません!(笑)NHK杯のエキシビジョンでスケーティングと共に歌も披露しちゃいました!こんな個性的なところも魅力的です!
パーソナルベストは264.44です。ジャンプは4回転ルッツを跳べる選手でもありますが、4回転はそれほど得意ではないようです。しかし、ジャンプ時に手を上にあげて加点をもらう独特のフォームで高得点を狙います。
金博洋(ボーヤンジン)(中国)
2016年四大陸フィギュアスケート選手権において、ISU公式戦で初めてフリースケーティングで4回転ジャンプを4回成功させた選手です。その時のジャンプは4回転ルッツ、4回転サルコウ、4回転トウループ→2回転トウループ、4回転トウループでした。難易度の高い4回転ルッツをもっているのはかなりの武器となるでしょう。また、現在1番難しいとされる4回転ルッツ→3回転トウループを世界で初めて成功させた選手です。
パーソナルベストは303.58と数少ない300点台を出したことのある選手ですが、今年はまだスコアには結びついていません。12月7日からのGPファイナルまでにどの程度完成度を上げてくるか、注目の選手です。
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出場6選手のGPシリーズハイスコア
- 宇野昌磨 SP:103.62 FS:197.48 合計:301.10
- ネイサン・チェン SP:100.54 FS:193.25 合計:293.79
- ミハイル・コリヤダ SP:103.13 FS:176.25 合計:279.38
- セルゲイ・ボロノフ SP:90.06 FS:181.06 合計:271.12
- アダム・リッポン SP:89.04 FS:177.41 合計:266.45
- 金博洋 SP:93.89 FS:170.59 合計:264.46
今シーズンのGPシリーズハイスコアを見ると、宇野昌磨選手、ネイサン・チェン選手の争いになることは間違いなさそうです。さらにここに加わってくるのが300点台の経験がある金博洋選手です。すべてがかみ合ったときの金博洋選手には爆発力があります。スコア的には宇野選手有利に見えますが、油断は禁物です。
個人的に注目なのが今一番乗りに乗っている超ベテランのセルゲイ・ボロノフ選手です。30歳にして今シーズンにパーソナルベストを更新してきました。惜しくも280点台には届いていませんが、この勢いだと更に伸びる可能性もありそうです。30歳にしてここまで努力を重ねてくるボロノフ選手の競技姿勢は本当に素晴らしいと思います。ボロノフ選手頑張って!
GPファイナル大胆順位予想!
それでは、お待ちかねの順位予想をしていきます!
- 金メダル…宇野昌磨選手!!!!
- 銀メダル…ネイサン・チェン選手
- 銅メダル…セルゲイ・ボロノフ選手
個人的な好みも入っていますので、ご了承ください。
実力的には宇野昌磨選手とネイサン・チェン選手の一騎打ちになるでしょう。宇野昌磨選手は技術も高いですが、表現力も高く演技構成点でも点数を稼げます。演技構成点は例えジャンプなどで失敗したとしても高得点をキープできます。
一方のネイサン・チェン選手は技術に秀でた選手です。しかし技術はリンクの状態や体調など、様々な要素に影響されやすいと思います。今回のGPSアメリカではリンクが恐らくすべらなかったのでしょう。本来の実力通りの得点を出すことが出来ませんでした。GPF名古屋はどちらかというと暖かい地方です。リンクの氷が柔らかく、スケートアメリカのように滑走しにくいリンクの可能性もあります。そうなると、演技構成点で高得点を取れる選手が有利になると思います。
演技構成点で高得点を取れるということから安定感は宇野昌磨選手が1枚上手だと思います。プレッシャーのかかるGPFですし、宇野昌磨選手には幸運なことに地元の名古屋開催です。
宇野選手の方が有利な材料が多いと思います。
銅メダルはパーソナルベストで考えると金博洋選手ですが、個人的にボロノフ選手に頑張ってほしいです。ベテランの意地を見せつけてほしいと思います!
さて、今回はグランプリファイナルの進出選手紹介と、順位予想をしてきましたがいかがでしたでしょうか?選手紹介を読んでいただくと、応援したくなる選手が出てくるかと思います。個人的に応援する選手がいると、観戦もまた数倍楽しくなりますよ。
宇野選手のGPファイナル金メダルを祈りつつ、お別れしたいと思います。あんは12月7日からのGPファイナル名古屋を首を長くして待つことにします。
それでは、今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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