【11月27日 AFP】性的虐待に対する非難の声が世界的に高まる中、フランスで27日、元教え子の女子生徒(14)と性行為に及んだ数学教師の男(31)が裁判所に出廷する。男は激怒した少女の義理の父親により、警察に突き出されたという。

 男は昨年、少女の授業を担当していた。2人は今年2月にインスタグラム(Instagram)上で会話をするようになり、6月から付き合い始めたという。

 少女は男と真剣に交際していると主張しているが、少女の両親は男が娘の気持ちを利用して誘惑し、性的に搾取したと非難している。

 フランスでは最近、11歳の少女と性行為に及んだ男が強姦罪で起訴されたものの、男が少女に性行為を強要した証拠はないとして今月初めに無罪となった。これを受け、同国政府は法律の改正を約束した。

 フランスの現行法では、15歳未満の未成年者と性交渉を持った場合は、未成年者に対する性的侵害行為とみなされ、5年以下の禁錮刑が科される可能性がある。一方、強要行為があったという証拠が無い限り、成人と未成年者の性交渉がレイプとみなされることはない。(c)AFP