野菜不足の方へ【青汁茶漬け】おいしいのか実験してみた
お茶漬けは9割がお米なので、野菜を摂ることができませんし、栄養バランス的には優れてるとは言えません。
でも、そんなことわかっていても食べたくなる魅力があるのがお茶漬けなのではないでしょうか。
そこで試してみたいのが青汁茶漬け!
青汁には緑黄色野菜の栄養、食物繊維、各種ビタミン・ミネラルなどがたっぷり含まれていますし、原料によっては健康に良い固有成分も含まれているんです。
サラサラ~と手軽に食べれて野菜不足解消になるなら本当にうれしいですよね。
栄養バランスがちょっと気になるお茶漬けが、子供にも遅くに帰ってきたお父さんにも食べてもらいたい軽食に変身します。
ただ、問題は「味」ですよね(笑)
今回は、青汁の主な原料であるケール、桑の葉、大麦若葉、明日葉がそれぞれ主原料になっている青汁を使って、お茶漬けを作ってみます。
果たして
「おいしいのか?」
「マズイのか?」
正直にレビューします!
4種類の青汁でお茶漬けを作ってみた
公平に作って味見をしたいので、とりあえず全て同じ具材と作り方で試してみます。メインの具材は鮭にしてみました。
【材料 1人分】
・白ご飯:お茶碗1杯
・お湯:適量
・塩鮭:1切れの3分の1~2分の1 お好みの量
・青汁:1袋(計量するなら3g程度)
・きざみのり:ひとつまみ
・ごま:ひとつまみ
・わさび:お好みで
・塩:ほんの少々
メインの具材は鯛でも明太子でもお好みのものを用意してくださいね。
薬味も、ねぎ、針生姜、大葉、三つ葉などなど、お好きな組み合わせでどうぞ。あられがあるとなお良さそうですね。
【作り方】
1. 鮭を焼きます。
お茶漬け用の鮭は焼き色がつくくらいしっかり焼いた方がおいしいと思います。
塩加減はお好みですが、甘口~中辛口くらいのものがお茶漬けに向いているのではないでしょうか。
2. 鮭を食べやすい大きさに切って、薬味を用意します。
鮭は骨と皮を外して切ります。塩はゆず塩を用意してみました。味が薄かったときに入れようと思っています。
【原料:ケール】ヤクルト まろやかケールで作ってみた
まろやかケールはヤクルトの青汁です。
原料のケールは大分県の契約農家で農薬・化学肥料を使用せずに育てられています。朝摘みケールをその日のうちに加工してあるので新鮮そのものです!
まろやかケールを白ごはんにのせてみました。
まろやかケールは1袋あたり4.5g入っています。一般的な青汁よりも少し多いのですが、お茶漬けならお湯の量で濃さを調節できるので、全部のせてしまいました。
それにしてもすごい色ですね~。
真っ白のご飯に緑色のパウダーがのっているので、今のところおいしそう!という感じではありません。
まろやかケールの上に具材をのせました。
鮭の鮮やかな色でまろやかケールがかくれたことで、ちょっとおいしそうに見えてきましたよ。
お湯をかけてる途中です。まろやかケールがどんどん溶けてきて、お湯がお茶のような色になってきました。
できましたが・・・が、色が濃いー!
まろやかケールお茶漬けは、においが少し気になります。わたしはケールのにおいが嫌いではないので、「あー、ケールらしいにおいだなー」と感じるくらいなのですが、青汁に慣れていない方は、ご飯からケールのにおいが漂ってくることに違和感があると思います。
まずは塩鮭以外のところを食べてみました。やっぱりケールは独特の味がありますね。白ご飯のふくよかな甘さとはあまり合わないかも。
塩鮭と一緒に食べると、鮭の脂と塩気がスッキリしているように感じました。ほかの青汁ではここまで鮭の脂に変化がなかったので、まろやかケールは脂をさっぱり流してくれるのかも。
他のおかずなしでお茶漬けを食べるには塩気が薄かったので、ゆず塩をぱらぱらかけながらいただきました。
それから、粉末量が多いからかもしれませんが、お茶で作ったときみたいにサラッサラという感じではなく、粉末感というかほんのちょっととろみを感じたところも気になりました。
ケールと白ご飯はあまり合わないと感じました。まろやかケールを半分に減らした方がおいしいかも。次に期待!
【原料:桑の葉】お茶村 神仙桑抹茶ゴールドで作ってみた
神仙桑抹茶ゴールドは創業70年の九州のお茶屋さんが作っている桑の葉がメインの青汁です。
桑の葉は農薬を一切使わずに育てられているのですが、桑って栄養あるの?という感じなのではないでしょうか。
桑からは「DNJ」という成分が発見されています。DNJは、余分な糖分の吸収を抑える働きがあり、内臓脂肪の蓄積を防止することがわかっています。
また鉄分、食物繊維、カルシウム、ビタミンEなど、特に女性に必要な栄養成分も豊富に含まれているんです。
神仙桑抹茶ゴールドは抹茶のように飲める青汁と評判も良いので、お茶漬けにするのが楽しみでもあります!
ところで、今回私は神仙桑抹茶ゴールドを単品で1箱購入したんです。それなのに、青汁1箱にしてはやたらと大きい箱が届いたので、間違って複数個買っちゃったかな?と思って確認してみると、
有田焼の湯飲みと茶筅マドラーのプレゼントが入っているではないですか!
シェイカーのプレゼントはよくありますが、湯のみと茶筅は初めていただきました。これはすっごく嬉しいです!
白ごはんにかけた神仙桑抹茶ゴールド。パウダーの細かさは4つの青汁の中で神仙桑抹茶ゴールドがいちばん細かいです。本当に抹茶をご飯の上にかけたみたい!
お湯を注ぎます。
このときわかったのですが、まろやかケールのときとちがって神仙桑抹茶ゴールドでお茶漬けを作っても青汁の原料のにおいがしないんです。
まろやかケールのときは鼻を近づけなくてもケールのにおいがしたのですが、今回はどちらかというと青汁のにおいよりもご飯と焼けた鮭のにおいの方が強いんです。
これは期待できそうです!
できました!のりが少しとけてきてとてもおいしそうに見えますよ。
神仙桑抹茶ゴールドとお湯を箸でまぜてみました。やや濃いめの抹茶で作ったお茶漬けという感じでしょうか。
茶碗を鼻に近づけると抹茶っぽいにおいがするのですが、ぜんぜんクセがありません。
味も、抹茶でお茶漬けを作ったらこんな感じになるんだろうなーという感じ。すごくまろやかな風味です。
ただ、写真の見た目のとおり緑茶で作ったお茶漬けと比べると、少しモタッとした口触りで、粉末感が口の中に残ります。
お茶を飲みながらお茶漬けをいただきました(笑)
今回はごはんの量をかなり少なくしたので神仙桑抹茶ゴールドが多すぎたのかもしれませんが、ご飯が青汁を吸ってだんだん食べにくくなってきたので、途中でお湯とゆず塩を追加しました。
COOKPADで調べてみたら、抹茶を使ったお茶漬けのレシピがいくつか掲載されていました。神仙桑抹茶ゴールドがあれば抹茶茶漬けの雰囲気を楽しめそうです。
ちょっと口の中が重くなりますが、抹茶のお茶漬けのように食べることができます。
【原料:大麦若葉】サントリー極の青汁で作ってみた
サントリー極の青汁は、主原料の大麦若葉に宇治煎茶と抹茶が配合された青汁です。水、お湯に溶かすとサラッと飲みやすいお茶のようにいただくことができます。
極の青汁はお茶の爽やかな苦味が本当においしい青汁なので、お茶漬けにも合うんじゃないかなーと、いちばん楽しみにしている製品です。
極の青汁×白ご飯です。見た目は相変わらずおいしそうな感じはしませんが、かなり慣れてきました。お茶の粉末が使われているふりかけをかけたように見えてきました。
混ぜ込んでしまえばマイクワゾウスキーとかのキャラ弁を作るときにピッタリなのではないでしょうか。あとはモリゾーとキッコロとかヨーダとか。
お湯を注ぎます。やっぱり、まろやかケールのときほど青汁のにおいを感じません。鮭の脂の香ばしい香りがします!
できました!これまで作った3品の中で、いちばんおいしそうに見える気がします。
上から見たところです。まだ混ぜていないのですが、極の青汁が溶けてきています。
味は、すごく普通にお茶漬けとしていただける風味です。
緑茶で作ったときのようなお茶の苦味が少ないのですが、それがすごく上品なんです。塩鮭のとがった部分がまろやかになって、サラサラ食べることができます。
粉末感も気にならないし、小さめのお茶碗1杯のご飯の量に対して極の青汁1袋という量もちょうど良いと思います。
塩鮭をほぐしながら食べたのですが、少し塩味が欲しくなってゆず塩を耳かき1杯分くらい入れました。
塩じゃなくて粉末昆布茶を入れてもおいしいかも、と思います。
まろやかなお茶感があるおいしいお茶漬け!もう1杯食べたくなりました。
【原料:明日葉】ふるさと青汁で作ってみた
ふるさと青汁の植物原料は明日葉の葉・茎・根っこ、桑の葉、大麦若葉の3種類です。
明日葉がまるごと使われている青汁はすごく珍しくて、青汁マイスターのわたしもふるさと青汁しか知りません。普通は葉っぱだけ、または葉っぱと茎くらいしか使われていないんです。
明日葉特有成分である「カルコン」は茎にも多く含まれていますし、葉っぱと根っこでは栄養成分が異なってくるので、明日葉全体を使用してあるふるさと青汁は健康効果も期待できます。
だけど、水などに溶かして飲む分にはとても良いと思うのですが、明日葉の独特な風味が白ごはんに合うのか心配でもあります。
ふるさと青汁をごはんにかけました。濃い黄緑色に見えます。
キャラ弁に使うならリトルグリーンメンかガチャピンだと思います。
お湯を注いでいるのですが、これは・・・明らかに明日葉青汁の匂いが漂ってきます。
明日葉はてんぷらなどで食べることもある食材なので、気にならない方もいらっしゃると思いますが、白ご飯×明日葉に慣れていないわたしにはかなり違和感があります。
できました。見た感じは極の青汁の次においしそうなのですが、においはまろやかケールの次に気になります。
なんというか、わたしは明日葉のにおいを植物の甘さと苦さが混ざり合っている感じ、セロリを甘くしたにおい(セロリは大好きです)、あと灯油を思い出させる匂いがするようにも感じます。
これらのにおいが湯気にのってフワーっと漂ってくるので、最初はおいしそうとは思えませんでした。
味も、明日葉の味がしっかり感じられるお茶漬けになりました。不思議なことにだんだん慣れてくるので、半分くらい食べたところでにおいも味も最初ほど気にならなくなりましたが、ふるさと青汁は水に溶かして飲んだ方がおいしいと思います。
ふるさと青汁そのものは全然苦手ではないですし、むしろおいしいと思っているので、お茶漬けとの相性があまり良くないのかな?
好みの問題もあると思いますが、においが苦手でした!
青汁茶漬けは野菜不足解消におすすめ?食べてみた感想
青汁茶漬けは野菜不足解消になる?
普段の食生活で、炭水化物の摂りすぎや、食事の最初に野菜を1皿食べることなどに一応気を付けているので、お茶漬けで食事を済ますことはまずありません。
お茶漬けや雑炊は好きなのですが、ほぼ炭水化物なところがすごく気になるんです。
今回青汁茶漬けを試してみて、このイメージがすごく大きく変わりました。
自分の中で、お茶漬けで食事を済ませることに対する罪悪感とか、糖質が多すぎかな?みたいな気持ちがスーっと消えて、お茶漬けをおいしく楽しもうという気持ちに変わってくるんです。
これは間違いなく青汁で野菜を摂っているという自信と裏付けがあるから。
野菜はお値段が気候に左右されやすいですし、ここ何年かは値段が上がる一方で下がることの方がめずらしいように感じます。
でも、価格面で買いにくいからといって淡色野菜ばかり食べていると偏りが生じてしまいます。
青汁なら通年価格が安定していますし、どうしても不足してしまう分をサラッと食べられるお茶漬けで補うというのはとても良い方法だと感じました。
今、高齢者の栄養失調も問題視されています。
お茶漬けはそもそも食べやすいものですし、食事量が減ってしまって栄養が偏ってしまう年代の方でも青汁茶漬けなら口にしやすいと思います。
新しい野菜不足解消の形として、ぜひ試していただきたいです!
数種類の青汁茶漬けを食べてみた感想
青汁を使ったおにぎりや青汁納豆ごはんは試したことがあって、そのときは青汁の原料によってご飯の味が大きく変わるとはそこまで感じませんでした。
お茶漬けはお湯を注ぐことで青汁や具材のにおいがフワーっと広がります。ここがおにぎりとの大きな違いで、口にする前ににおいで「おいしそう・おいしくなさそう」と勝手にジャッジしてるんです。
だから自分がおいしそうと感じる青汁を使うことがすごく大事だと思います!
わたしがいちばんおいしいと思ったのはサントリー 極の青汁です。
お茶漬けらしいサラサラとした食感を楽しめましたし、上品なお茶漬けとして違和感がありませんでした。
神仙桑抹茶ゴールドも良かったのですが、抹茶のお茶漬けというものをわたしが食べ慣れていないので、少し深みがありすぎるように感じました。
今のところ「お茶漬け=サラサラ食べるもの」という感じなので、その感覚にちょっと合いませんでしたが、クセがある青汁は、どちらかというとあっさり系の塩鮭よりも、サバの味噌煮や肉そぼろなど、味が濃い具材とは相性が良いかもしれません。
アレンジ茶漬けとしてはすごくアリですし、何度か試してみて味に慣れたらもっと楽しめそう。
どの青汁茶漬けにも少量の塩を追加しました。やっぱり少しは塩味があった方がおいしいと思うので、塩昆布や昆布茶を使ったり、お好みで調整してくださいね。
青汁茶漬けのエネルギーは?
お茶漬けのカロリーはほとんどがご飯のカロリーになります。あとは鮭などの具材にもエネルギーがありますね。
ごはん150gなら235kcal。200gなら336kcal程度。
塩鮭は2分の1切れで約70kcal、のりやわさびなどの薬味はごく少量しか使わないので、全部合わせても5kcal程度。
ここに青汁のエネルギーが追加されます。
ヤクルト まろやかケール:10.5~17.5kcal
お茶村 神仙桑抹茶ゴールド:10.5kcal
サントリー 極の青汁:10.9kcal
ふるさと青汁:11.13kcal
それぞれを合計すると
・ヤクルト まろやかケール:320.5~327.5kcal
・お茶村 神仙桑抹茶ゴールド:320.5kcal
・サントリー 極の青汁:320.9kcal
・ふるさと青汁:321.13kcal
だいたいこれくらいです。
ごはん+おかずと考えると低カロリーな1食だと思います。
ただ、ごはんの栄養はほとんどが炭水化物になります。糖質量は白米150gで55.2g。角砂糖に例えると約14個分です。
お米は日本人の胃腸にいちばん合っている炭水化物なのですが、摂りすぎには気をつけたいですね。
ちなみに、永谷園の鮭茶漬けの栄養成分はこうなっています。
エネルギー:13kcal
たんぱく質:1.3g
脂質:0.15g
炭水化物:1.7g
食塩相当量:2.3g
注意したいのは食塩相当量です。
厚生労働省が定める食塩相当量の1日あたりの摂取目標量は、男性が8g未満、女性が7g未満となっています。
外食するよりはずいぶん少ないのですが、お酒を飲んでおなかいっぱい食べた後の〆にしたり、おかずが物足りないときに追加で食べるようなときにはちょっと気をつけたいですね。
青汁茶漬けのメリット
青汁茶漬けは青汁を選べば風味良くいただくことができますし、栄養面でもメリットがあります。
摂りすぎた塩分を排出する
お茶漬けはどうしても塩味が濃くなりがちなのではないでしょうか。
永谷園のさけお茶漬けのもとに、塩鮭半きれを追加すると塩分相当量は約3.35gになります。
仮にこのお茶漬けを1日3食食べたら(ありえないかもしれませんが)、塩分量は10.05g。男性も女性も目安量をオーバーしてしまいます。
青汁に含まれているカリウムには体内の塩分(ナトリウム)と水分量を調節する働きがあります。
カリウムはほうれん草などの緑黄色野菜、納豆などに多く含まれているので、量黄色野菜のかたまりでできている青汁にもしっかり含まれています。
カリウムは3食きちんと食事をして野菜を摂取していれば通常不足することはありません。
ただ、日本人は世界的に見ても塩分の摂取量が多いですし、カリウムは尿だけでなく汗でも排出されてしまう成分なので、真夏の汗をかきやすい時期には欠乏することもあります。
青汁茶漬けなら食欲が落ちる真夏でもサラサラ食べやすいと思うので、カリウム補給に良いですよ。
水分の排出になるので、むくみの改善にも効果的です。
ワンプレートで栄養バランスを整えられる
市販のお茶漬けのもとを使ったお茶漬けは、おなかを満たすにはちょうど良いのですが、炭水化物過多になりやすいため栄養バランス的には優れていません。
そこに青汁をプラスすると野菜の栄養を一緒に摂ることができます。
厚生労働省が定める1日あたりの野菜摂取量の目安は350g以上なのですが、目安量を飲めば野菜350gの栄養をクリアできる青汁もあるくらいなので、粉末青汁の栄養はなかなかあなどれないんですよ。
どうしても不足しがちな野菜の栄養をお茶漬けで補えるのはすごく便利だと思います。
専業主婦の方や自宅でお昼ご飯を食べる方は、家族のご飯はがんばって作っても自分のこととなるとつい栄養が後回しになりがちです。
あまり手間をかけたくない自分のためのお昼ご飯に、毎日毎日手の込んだことをするのは面倒というのは専業主婦共通の悩みだと思います。
そんな自分用ランチにも青汁茶漬けの出番です。
家族のお弁当の塩鮭の残りを使えば、お茶碗1杯で炭水化物・たんぱく質・脂質・ビタミン・ミネラルの5大栄養素を全て摂ることができますし、梅干しを使えば疲労回復のクエン酸も摂れます。
ごまやわかめを使えばさらに栄養価アップ。しかも洗い物はご飯茶碗とお箸だけ!
わたしもひとりランチに青汁茶漬けを試してみましたが、あっという間にできるのにおいしい、しかも野菜の栄養もしっかりとれているので、食べていて安心感がありました。
栄養は食事から摂るのが基本ですが、たまには手抜きもアリですし、手抜きしても栄養バランスが良い1食をとることができるのも青汁茶漬けの良いところです。
便秘解消に!
青汁を便秘解消に活用している方は多いかと思いますが、お茶漬けにすることで水分を多く摂ることができます。
青汁は食物繊維が多いので水分と一緒に摂った方が良く、特に不溶性食物繊維は水分を吸収することで便のかさを増やしてくれますし、老廃物などを絡めとって排出してくれます。
1日2リットルの水を飲もうと言われても、実際むずかしいのではないでしょうか。お茶漬けなどでちょこちょこ水分を摂ればいつもよりもたくさん摂取することができます。
便を柔らかくする水分は、便秘解消に意外と効果的なのです。
家族に必要な栄養をそれぞれ摂取できる
これはけっこう大きなポイントだと思います。
お父さんはメタボ気味、お母さんは便秘が気になる、受験生の子供とスポーツをやっている子供にそれぞれ必要な栄養がわからない・・・などなど実は年齢や生活習慣で強化すべき栄養って違うんですよね。
青汁は欲しい栄養で選ぶこともできます。
たとえばふるさと青汁なら明日葉のカルコン効果でお父さんのメタボ改善を期待できますし、「エバーライフ 飲みごたえ野菜青汁」には記憶力サポートのDHAが含まれています。
スポーツをやっている子供にぜひ強化したいカルシウム、便秘解消に良い難消化性デキストリン配合や乳酸菌配合の青汁などはかなり幅広く選ぶことができます。
毎日お茶漬けはもちろんNGですが、今それぞれに必要な栄養をお茶漬けで強化できれば、家族の食事作りを一身に背負っているお母さんの負担も少しは軽くなるのではないでしょうか。
ご年配の方向けの食事にも
年齢を重ねると、どうしても食が細くなってしまいます。若い頃のようにたくさん食べる必要はないのかもしれませんが、食べられるものだけを食べていると、栄養も偏りますし便秘になりやすくなります。
青汁茶漬けなら食物繊維をはじめとした野菜の栄養を手軽に摂れます。
シャキシャキ野菜の歯ごたえが少し固く感じられる年代の方でも比較的食べやすいですし、作るのも簡単です。
青汁茶漬け お弁当編
さらさら食べられる青汁茶漬け。お湯さえあれば会社や学校でも食べることができますよね。
持ち運びできる青汁茶漬けを2品作ってみました。お子さんの栄養は気になるけど、今日はお弁当を作ってる時間がない!なんて日にお試しください。
青汁茶漬けのお茶漬け玉
COOKPAD「お茶漬け玉!梅玉子わかめ」を参考に、お茶漬け玉を作ってみました。
ご飯:1杯分
卵:1個
★醤油:小さじ1
★みりん:小さじ2
梅干し:1個
かつお節2.5g
乾燥わかめ:1g
青汁:1袋
とってもありがたいことにアレンジ自在なレシピとのことなので、メインは梅干しではなく焼きタラコを使って、卵は控えてネギなどの薬味をいれてみました。
【作り方】
1.溶き卵にみりんとお醤油を入れ、炒り卵を作ります。
参考レシピでは電子レンジを使っていますが、フライパンでもお好きな方で良いと思います。
(今回は焼きタラコを使ったので、この工程は行っていません。)
2.ラップにご飯を薄く広げて、具材を真ん中にのせます。
3.茶巾にねじって、マステなどで留めます。
この状態で持ち運びます。青汁を忘れずに!!
【食べ方】
1.お茶碗などの容器にお茶漬け玉を入れます。
2.青汁をふりかけます。
青汁は開封後なるべくはやく飲んだ方が良いので、包むときではなく湯を注ぐ前にふりかけるようにしましょう。
3.お湯を注ぎます。
4.軽くまぜて、具材を崩しながらいただきます。
タラコでてきた♪
【青汁茶漬けのお茶漬け玉の感想】
青汁茶漬けのお茶漬け玉は、作って楽しい、見て嬉しい、食べておいしい逸品です!イッパツで気に入りました!
作ってるときは、お湯を注げるお弁当容器にごはんと具材を詰めるだけじゃダメなのかな?と本末転倒なことを思っていたのですが、実際に食べてみて、包むことに大きな意味があることがわかりました。
お湯を注ぐだけでは茶巾が割れないので、箸で少しずつほぐしながら食べてみたのですが、次々新しい具材が出てくるのがとっても楽しいんです!
自分で作って自分で食べてるのに、「あ!タラコおいしそう!」「のりがトロトロでおいしい!」と、いちいち感激します!
とめるときにマステを使うところも秀逸!しっかりとめられるのにるのにはがしやすいので、セロテープをはがすときみたいにイライラすることがありません。
お夕飯のおかずがほんのちょっと、ひと口分とか残ったときについパクっと食べちゃうことありませんか?
そして太る(笑)
青汁茶漬けのお茶漬け玉に使う具材はほんの少しで良いので、食べ残しくらいの量でも青汁茶漬けなら立派なおかずになるんです。
今度からは食べてしまわずに翌日の楽しみに残しておこうと思いました。
次に作るときは小さめにカットした天ぷらを使って、天むす茶漬けみたいにしてもおいしそうとか、アレンジレシピが楽しみで仕方ありません!
青汁も活用できすし、とっても良いレシピだと思いました!
ごちそうさまでした♪
スープジャーで冷やし青汁茶漬け
夏場に嬉しい冷やし茶漬けの青汁バージョンをスープジャーで作ってみました。
具材はお好みで良いですが、お弁当として持ち運ぶことを考えると刺身を使った鯛茶漬けなどは控えて、火を通したものか、梅干し、塩昆布などが良いと思います。
・ごはん:1杯分
・青汁:1袋
・お好みの具材:適量
塩鮭、タラコなら1切れの3分の1~2分の1、梅干しなら1個など。
・お好みの薬味:少々
・食べるとき用の冷たい水
【作り方】
1.作り方というほどでもないのですが、スープジャーにご飯と具材と薬味(青汁と水以外の材料)を入れます。
塩気が薄い具材を使うときは、少し塩をプラスした方がおいしくなります。
今回は干したけのこで作ったたけのこごはん、ゆずこしょう、ネギ、のり、ごまを入れてみました。
2.食べるときに青汁と冷たい水を注いでできあがり♪
冷蔵庫で冷やしておいた水を注いでいます。
かき混ぜてみました!濃いめの茶粥みたいな雰囲気もありますよ。
【スープジャーで冷やし青汁茶漬けの感想】
朝作って昼に冷たい水を注いで食べてみたのですが、ふと、お湯を注いだら普通のお茶漬けになることに気が付きました。
仕込みさえしておけば、食べるときの気分でホットにもコールドにもなるところが何気に嬉しい簡単レシピです!
たけのこご飯の風味が消えるかな?と思ったのですが、炊き込みご飯なのでひとつぶひとつぶに出汁が染み込んでいて、青汁に全然負けていませんでした。
ゆずこしょうの香りとピリッとした辛み、塩味が食欲を誘います。
青汁茶漬け×ゆずこしょうの組み合わせもすごく気に入りました!
作るときはスープジャーにどんどん入れていくだけなので、普通のお弁当作りよりも簡単ですし、いくらでも自分好みにアレンジできるので作るときも食べるのも楽しかったです。
これで野菜も補えているので青汁って本当に便利ですね!
これまでは茶碗でお茶漬けを食べていたので箸を使ってましたが、スープジャー茶漬けはスプーンの方が食べやすいです。お弁当にもスプーンを添えると良いと思います。