『薄暮』もやはり、先日女性アニメーターから「どうしてこんなに女心が解るの?」と褒めてもらった。
『フラクタル』も『WUG』も、意外なくらい女性の評価が高い。

でも実は、僕程女心が解らない人間もいないだろう。
解る気もさらさらない。
女性関係はいつも大失敗をする。

僕が描く女性は、あくまで男性の欲望を抜きにしての、「こうあってほしい」という、僕の願望なのだ。
そして、女性である以前に、まず人間として描いている。

昨日のシンポジウムもそのような「女性性」「身体性」の議論になったが、キャラを生きているかの如く動かすための作法というのか、つまりプロならこれくらいの想像力持てよ、と言えなくもない。

それだけ巷のアニメは、キャラに血が通ってないということなのだろう。