弁護士に質問した私の日常の疑問

私の日常の疑問を、弁護士等の専門家に質問して、教えてもらったことを、自分の言葉に直して、簡単に少しだけ紹介して、自分なりに解説しています。

読んでいても“おもしろくない”(つまらない)と思う、異世界転移・転生物のラノベ(小説)の特徴を12あげていく

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WEBで読める無料ラノベを中心に

たくさんの異世界転移・転生物のラノベを今まで読んできたのですが、

私自身が読んでみて「これはもう読み続ける気しないな~」と思った

異世界転移・転生物のラノベの特徴を主に12あげていきます。



私の独断と偏見による意見なので、

あくまで参考程度にとどめておいてください。



あとなんというか私の個人的な愚痴も混じっていますので、ご容赦ください。






① パロディネタがやたらと多い


作者はおもしろいと思ってやっているのでしょうが、特におもしろくない。

それどころか物語の世界観が崩れるというか、なんというか

特に、ずっと今までシリアスでストーリーを進めてきたのに、

唐突に作者の思いつきで、こういうネタをやられると

かなり興ざめします。萎えます。

「作者だけが書いていて楽しんでいるだけじゃないか?」と思いました。





② やたらとモブというか、ストーリーに関係がない、脇キャラの話を長々とやる


正直読んでいて、こんなわざわざ長々とやらんでも

どうしても物語の進行上書かなきゃいけないにしても

ササッと流す程度にやってほしいです。

特に脇キャラの過去編とか長々とやられたら最悪です。

主人公などの、かなりのメインキャラにしぼって物語を進めてほしいです。





③ 最初から物語の世界観や設定を長々と説明しはじめる・・・というか読者に押し付ける


1話冒頭から長々と説明されても読者の頭の中に入りきりません。

読者のことを意識していない。この時点でもう読む気がしません。

こういう説明は物語を進行させながら、少しずつ必要程度にちょこちょこ

説明していくのがレベルの高い作者のやり方だと思います。





④ やたらと、どうでもいいキャラをたくさん出してきたり、無駄に国や宗教や神を出してくる・・・しかも複雑な名前や名称だったりする


脇キャラが増えても覚えきれません。

そいつらが忘れたころに物語上にちょくちょく出てきても

「こいつ誰だっけ?」とさかのぼって以前の話を読み直して

思い出すのがめんどうです。

脇キャラは必要最低限にしぼるか、名前なんてつけずに

使い捨てにしてほしいです。

そうすれば思い出す必要がないので。

だから脇キャラなどの登場人物が次々と死んでいくラノベは結構すっきりしていると思います。

あと国に関してですが、国名は複雑でこれも覚えづらいし、

その国が異世界のどこにある国なのか説明がよく入りますが

読者にその国がどこにあるかちゃんと伝えたいのならば

言葉で説明するのではなく、作者が地図でも書いてサイトにでもはっておいてほしいです。

 

 

⑤ 主人公が最初からチート設定だとしても、あまりにもチート(強)すぎる


転移・転生先の異世界で主人公は、最初

ほどほどの強さと、なにかしらの潜在能力を持っている程度の設定でいいと思う。

そして物語が進むにつれてだんだんとメキメキ強くなっていくような感じでいい、

とは思いますが、これはちょっとそうだと言い切れませんね、私も。

ただ最初から主人公の強さを神レベルにされると、ちょっと読み応えがないと感じます。

余程、物語を面白くしてカバーしない限りは。





⑥ 主人公が率先して、主人公とパーティー組んでいる仲間のパワーレベリング(レベル上げ)をおこないだす


「お前らちょっと俺より弱すぎるから鍛えてやるぜ!!」という感じで

上から目線でハーレムヒロイン達に、技や魔法教えたり

主人公が弱らせた魔物のトドメをささせてやり経験値を渡す、ということが多いですが

こういうのあんまりしなくてもいいと思う。

主人公のまわりが強くなり始めると、主人公が目立たなくなるし、

読んでいて「余計なお世話ではないかなぁ」と思うことが多いです。

パワーレベリング話も多くなって読むのめんどうですし。

主人公は自分が強くなることだけ考えて、

自分だけ鍛えて無双していればいいんじゃないかなー、と思う。





⑦ 文章の改行、段落わけをほとんどしない


どのようなジャンルの小説にも言えることですね。

書籍ではなくWEB無料版だからということもありますが、

ものすごく読みにくいので、こまめにやってくれないと

どんなに物語の内容がよさそうでも

苦痛なので、ぱっと見でパスすることが多いです。

どうせ読者のことを意識するつもりがないのだろうし、

内容ももしかしたら、たいしたことないのかもしれませんね。





⑧ 物語の内容が設定が稚拙で薄っぺらに思えて、読者から「このラノベの作者は自分よりも物を知らないな(人生経験が浅い)」と思われる作品


作者が大体20代後半から40代くらいのラノベだと結構読みごたえがあると思う。

人生経験は大事。

やはり読者に「このラノベの作者は自分より頭がよく、物知りだな~」と思われるような

内容でないとダメだと思う。

このラノベを読むことで何か得られるものがあるのではないのか?

と読者に少しでも期待させる必要があるでしょう。

例えば、物語に出てくる武器や道具、技に関して結構凝(こ)っていて

作者が事前に調べているな~、それとも趣味なのかなー、

とりあえず博識だな~、と思わせる作品をみかけたりします。

ひとつの分野でもいいので、作者の得意、精通している分野の知識を

物語上に読者に分かりやすく強く出してくれると、

読者は読んでいて「おおっ!!」ってな感じで感銘を受けます。

多少作者の知ったかでもいいんですよね。





⑨ 主人公がどの女の登場人物に対しても下心のみで接して、ちゃんとした打算がない


主人公がヒロインなり女の登場人物なりはべらそうとするにせよ、

多少なりとも異世界で生きていく上での堅実的な打算を持っていてほしいものです。

異世界で生きていく上で利用してやろうぐらい、の気持ちで接するべきだと思います。

そうすれば少しは主人公が思慮深く見えます。

ヒロイン候補の女がよく男に襲われそうになっていて

助けてナカーマ的なシーンを見かけますが

助ける理由にしても主人公の感情的なものではなく、打算があってほしい。

 

 

 

⑩ 物語の途中から作者が自分の世界に入ってしまい、読者がおいてけぼりになる作品


一度おいてけぼりになっても、読み進めていけばまた追いつけるのか?

無理です(確信)

これは人気が出てきた作品にありがちですね。

最初から途中まで面白かったのに・・・

こういった現象は、たぶん作者が「自分が書く作品は、どのように自分が書いてもおもしろいし、なにがあっても読者がついてきてくれる」

と思い込んでしまうのが原因だと思います。

本当に途中から読者おいてけぼり、もう意味が分からないよ、状態になってしまいます。

途中まで夢中で読んでしまったのに、あとからつまらなくなるのは悲しいですね。

読んだ時間を返してくれぃ

客観的に自分の作品を一度、最初から読み直してほしい。





⑪ ヒロインを完全に最初から一人にしぼってしまう


たぶん異世界での旅の中で、主人公の話相手的な存在にしたいのでしょうが、

(主人公一人旅だと、主人公の心の中の独り言が多くなる、状況説明とかで)

物語がマンネリ化する傾向がある。

別に主人公の独り言が多くても問題ないと思いますが・・・

マンネリ化を防ぐために、いつでも主人公パーティーから離脱できる状態にしておいた

方がいいと思います。

しかし物語初期で主人公と関係をもってしまったら、なかなか離脱させるのは難しいのでしょうが。





⑫ 主人公が自分だけが持っている特別なスキルや能力を、すぐに人に見せびらかして教えてしまう


なんかすごいスキルや能力を持っていたとしても、

自分のパーティー仲間であっても、みずからわざわざ教える必要はないと思う。

なんか興ざめします。

やっぱり普段から秘匿しておいて、

陰からスキルを使って仲間を守る方がかっこいいような気がする。






・・・・・あとここからは完全に愚痴になってしまいますが、、、、


複雑な設定(登場人物の容姿、登場人物同士の関係とか)は

一回説明されただけではわからないから、

物語の進行にともなって、何度も説明してほしい。

(以前の話をわざわざ読み返して思い出すのはめんどう)




主人公の異世界での目的自体は最初から明確に決める必要はないけれども

早い段階である程度決めてほしいですね。

物語をダラダラと進めないために。




あとアマゾンのラノベの評価は絶対ではありません。

はっきりいって個人の好みによります。

評価が高くても読んでみてつまらないことや、逆に

評価が低くても読んでみておもしろいことがよくあります。