はじめに
こんにちは 礫 です。
久しぶり(といっても入部以来)の投稿です。
今回は「鍵どこだっけ?」を手助けする仕組みを iBeaconタグ+Raspberry Piでやってみました。
商品名としては、Raspberry Pi + MAMORIO の組み合わせです。
念のため前置きになりますが、
そもそもMAMORIO(iBeaconらしきタグ)は、忘れ物防止タグなので、スマホを使えば、
Raspberry Piを使わずとも、どこにあるか調べられます。
使用イメージ・できること
- まず、鍵とか財布とか、どこかに行って困りそうなものにタグ(MAMORIO)をつけておきます。
- あれどこだっけ?となったら、ブラウザで、専用画面にアクセス
- Raspberry Pi で MAMORIOを Bluetoothで検索
- タグが見つかったら、iBeaconの距離(Proximity)を画面に表示
近くにあれば、部屋の中、少し離れているという結果であれば別の部屋を探すという具合です。
有効な検索範囲
Bluetoothなので、遠くにある場合はわかりません。 あくまでも、「同じ部屋にあるか」「隣の部屋にあるかぐらい」「圏外」ぐらいのイメージなので、「外出して傘をどこかに、忘れちゃったのでので、探したい」といった事にはつかえません。 家の中で、「鍵どこだっけ?」とか、「財布どこだっけ?」ぐらいな使い方として、多少役立つ事があるかもしれないというぐらいのものです。
システム構成
- MAMORIO (iBeaconタグであればたぶんなんでも)
- Raspberry Pi(使用したのはRaspberry Pi 3 Model B)
- Node.js
- bleacon (iBeaconを使うためのモジュール)
- nginx(Apacheでも良い)
- php(pythonなどでも良い)
忘れ物タグ
ちなみに今回は、MAMORIOを使ってRaspberry Piから探してみたのですが、 NUT find 3という商品を使うと、スマホから、タグを鳴らして探したり、タグからスマホを 鳴らしたりという事ができ、探し物が捗り(はかどり)ます。 (個人的にはそっちも使用しています。)
ただ、Raspberry Piで、iBeaconを探すのをためしてみようと思ったのは、 会社に鍵を忘れて来てしまった事があり、本当に会社に忘れてきたのか あるいは途中で落としたのか、わからなくなり、ちょっと困ったというのがきっかけです。
つまり、会社に、このRaspberry Piを設置しとけば、鍵(につけたタグ)を置き忘れても あー。ちゃんと会社にあるや。 という事がわかるということになります。 とはいえ、Raspberry Piを社内に設置するのは、社内規定的にどうなのかって、 問題もあるので、これはあくまでも例えばの話です。
iBeaconというとスマホを使って何かするものというイメージが強いですが、 Raspberry Piを含め、家のパソコンやネット家電と組み合わせて使うと、ほかにもできそうな事がありそうです。
最近、 Google HomeやAmazon Echoなどの登場により市販のIoT家電も増え、 DIYでIoTをできるハードルも下がってきたと思っています。 なにか試してみたらまた報告させていただこうと思います。