ビットコイン、100万円に到達 時価総額は16兆円、ドル円ユーロ・企業との比較まとめ

ビットコイン、1単位の価格が初めて100万円を突破

仮想通貨ビットコインは11月26日、1単位の価格が初めて100万円を突破した。

仮想通貨取引所運営のビットフライヤーでは15時ごろに販売所価格が100万円に到達、ビットコインの現物取引で国内最大のコインチェックでは16時13分に100万円を突破した。

個人の資金をベースに機関投資家の参入期待、先物の上場や分裂を見込んだ買いが続いている。

仮想通貨の情報サイト「コインマーケットキャップ」によると、2017年11月26日時点でのビットコインの時価総額は1480億ドルと、日本円(1ドル=111円50銭で換算)で約16兆8000億円になる。

国内の上場企業と時価総額を比較すると、1位のトヨタ自動車の約23兆円に次いでビットコインが2位となる。

ビットコインを株式のような資産として見た場合、NTTやソフトバンク、三菱UFJを上回る規模になった。

海外の大手企業と比較すると、ビットコインの時価総額はアップルやグーグルの5分の1の規模まで拡大した。

ビットコインを法定通貨と比較するのは難しいが、円やドル、ユーロの通貨供給量(マネーストック)と比較すると100分の1程度にとどまる。




目次

比較1、ビットコインと法定通貨、主な企業との比較
時価総額、上位5種類の仮想通貨
予定、ビットコインの今後の動向

ビットコインと法定通貨、主な企業との比較

【ビットコインの時価総額と法定通貨の供給量、国内外の主な企業との時価総額の比較】

注1:円とドル、ユーロは通貨供給量(マネーストック)で2017年9月末時点、円換算も同時点のレート
注2:時価総額は11月24日終値時点、円換算も同時点の概算レート(1ドル=111円50銭で換算)

ビットコインは2017年10月15日に時価総額が970億ドルまで上昇、日本円換算(1ドル=112円)で10兆円に到達した。

2017年11月20日にはビットコインの時価総額は1367億ドルまで拡大、日本円換算(1ドル=112円)で15兆円を超える。

世界最大のデリバティブ取引所運営会社の米CMEグループ、米シカゴ・オプション取引所を運営するCBOEホールディングスなどが2017年内のビットコイン先物を上場すると発表しており、機関投資家の資金が仮想通貨の市場に入っていくるとの期待が広がった。

11兆円規模の資産を運用する世界最大級のヘッジファンドのマン・グループも暗号通貨を投資対象にすると伝わっている。

もっとも、ビットコイン先物の上場によりヘッジファンドは「買い」ではなく「売り」から市場に参入する可能性はある。




仮想通貨、上位5種類の時価総額

【仮想通貨、11月26日時点の上位5種の時価総額(コインマーケットキャップ)】

注:円換算のレートは11月26日時点の概算レート(1ドル=111円50銭で換算)

仮想通貨上位5種類の時価総額を合計すると約26兆円となり、日本最大企業のトヨタを上回る。

11月中旬には「天下分け目の決戦」と言われたビットコインの分裂(Segwit2×)の回避により、仮想通貨のシステムを支えるマイナー(採掘者)たちがビットコインキャッシュに移動。

ビットコインキャッシュの時価総額が11月11日の1兆8000億円から12日に4兆6500億円まで拡大、さらに13日には2兆1500億円まで縮小するなど乱高下した。

ビットコイン取引高日本一の仮想通貨取引所 coincheck bitcoin

ビットコイン、今後の予定

12月初旬ごろ:分裂
ビットコインプラチナが誕生する予定(公式サイト

2017年内:先物
米CMEグループが2017年内にビットコイン先物を上場する(詳細)

2017年内:先物
米シカゴ・オプション取引所を運営するCBOEホールディングスが2017年内にビットコイン先物を上場する(詳細

12月中旬:分裂
スーパービットコインが誕生する予定(公式サイト

12月:分裂
ビットコインシルバーのハードフォークが起きる予定

12月末:分裂
ビットコインウランが誕生する可能性

2018年1月2日:分裂
ビットコインからハードフォークしたビットコインキャッシュプラスが誕生する可能性(公式サイト




Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA


日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)