集中力を上げる要素には
環境、姿勢、食事、感情、運動、瞑想、習慣
これら7つの要素があります。
今回は集中力を高める姿勢について紹介していきます!
こんな経験はないですか?
・寝っ転がった姿勢で本を読んでいたら気が付くと寝落ちしていた
・「はやく仕上げよう」とはやる気持ちで椅子に座り、パソコンのモニタに向かっていたら、いつの間にか前傾姿勢になっていて、首や肩の疲れを感じていつもより早く集中が途切れた
・超時間デスクワークを続けていたら、無意識のうちに欠伸が出て、何回も伸びをしていた
これらはいずれも自然なことです。集中が途切れてしまった原因は姿勢にあります!
集中に適さない姿勢のまま作業することは、無駄に集中力を使ってしまうことにつながります。
作業の前に姿勢を整える。それだけの準備が、集中しやすい状態に導いていきます。
大事なのはブドウ糖と酸素を脳に送る血流
そして、この二つの要素を脳に送り届ける役割を担っているのが血流です!
そして、脳へ向かう血流と密接に関わっているのが姿勢です!
集中力を持続させたいとき、脳は通常時よりも多くのブドウ糖と新鮮な酸素を必要とします。勉強や仕事は座ったままで続けることが多いですが、座り姿勢はどうしても長時間になると無意識のうちに崩れてきます。
例えば、腰が曲がり猫背になると、胸が圧迫され自然と呼吸が浅くなります。すると血液の循環が落ち、脳が求めるペースでの酸素の供給が行えなくなります。
その結果、欠伸が出たり、ボーッとして集中力が低下します。
逆に腰が伸びることで呼吸が深くなり、血液が循環しやすい環境が整い、脳への酸素も充分に供給されます。
姿勢を正すことは、集中力を高めるためにとても重要なことなのです。
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こんな姿勢で作業してませんか?
集中しずらい座り方があります!
皆さんはこんな姿勢で座っていませんか?
・背中が丸まっている
パソコンのモニタや資料、教科書などに集中してしまい、顔が前に出て背中が丸まっている
・肘掛けやデスクに肩肘をついている
頭の重さを支えるように片手で頬杖をつき考え込むなど、体を支えるために肩肘をついてしまう。
・腰が伸びてしまっている
楽な姿勢だと勘違いして、背もたれに背中をべったりともたれさせ、さらにお尻は椅子の前の方に出てしまっている。
・つい脚を組んでしまう
なんとなく落ち着くのか、気づくと脚を組んで体を斜めにしてデスクに向かってる。
こうした座り姿勢では、集中力が途切れがちになってしまいます。
集中力が起動する「座り姿勢」のポイント
座り姿勢のポイントは4つあります
1.顎を引いて、頭は首の上にのせる
顔を前に出さず、顎を引き、頭を首の上にのせるイメージでまっすぐにします
2.お尻と腰を直角にする
椅子に深く座り、お尻を引き、骨盤の上に建てるイメージで背中と腰を垂直に伸ばします
3.両膝をつける
太ももを揃え、左右の膝頭をくっつけて座ります
4.足の裏を床につける
足の裏で床の感触を確かめられるよう、ペタンと床につけます
言葉だけではわかりづらいと思うので絵で紹介します
はい。とってもわかりやすかったですね。ありがとうございます。
こちらの座り方、一見疲れそうに見えますが、最も合理的に全身に力が分散され、血流が阻害されず、集中力が持続する理想的な姿勢です。
一日に何回か自分の姿勢を見直し、座りなおす習慣をつけてみましょう。
15分に一度立ち上がり脳をクリアにする
人は15分以上座りっぱなしでいると、認知能力も集中力も低下し、作業効率が落ちてしまいます。
また、1日に6時間椅子に座る生活を続けると、1日に3時間しか座らない人に比べ、15年以内に死亡するリスクが40%増えるという研究も出ています。
そこで、15分に1回のペースで一旦椅子から立ち上がる立ち上がることがお勧めです。
このタイミングで立ちあがることで、脳に新しい刺激が伝わり、集中力を持続させる効果が得られます。
現代は座って過ごす時間が非常に長いです。座りっぱなしにならないよう気を付けてみてください。
立っているときの方が集中力が上がる
そもそもの話なんですが、座っているときに比べ、立っているときは認知能力や集中力、判断力も大きく上昇することが研究で明らかになっています。
実際、ある外資系企業では、立ったままの会議を取り入れたところ、判断や決断が迅速に行われ、会議時間が短くなったそうです。
立ったまま作業することで、座っているときよりも自然に姿勢が良くなります。
また、第二の心臓と呼ばれるふくらはぎがよく動き、血流も改善します。
ちなみに私は、記事を書くときは立ちながら行っています。実際、今も立っています。
雑念が減り、作業時間が大幅に短縮されたことを実感しています。
仕事や勉強は座ってやるものという固定観念を捨て、立って行うことで集中力を持続さ
せることにつながります。
姿勢を正し、集中力を起動する!
まずは15分に一度立ち上がってみよう!