11/23~11/26に4日間、有志7人で開発合宿に行ってきた。
場所は開発合宿プランがある宿としては有名所である、千葉県東庄町の土善旅館である。
今年の5月にも1度訪れたのだが、そのときは1泊2日だった。今回は3泊の大ボリュームだ。
メンバーは皆Yakを抱えすぎて精神が終わってしまった毛刈りのプロたちである。この合宿で慰労および腰が重くて手がつけられないYakの毛刈りを存分にやろうという趣旨だ。
東京から土善旅館に行くには、主に電車で行くかバスで行くかの2つのルートがある。
乗り換えが億劫なので我々はバスで行くことにしている。
土善旅館に泊まる場合、午前中に東庄町に到着するように移動し、「いなよし」で昼飯を食うという決まりがある。
かなりの分厚さのとんかつを塩で頂く。うまい。
かつ煮もうまそうだった。次はかつ煮にしようかなどと思うが、たぶん次に行ったときは忘れている。
バス停や昼食の店、旅館間の移動はなんと電話するとすべて車で送ってくれる。
土善旅館に来るときは恐るべきホスピタリティの高さにやられないように気を強く持つ必要がある。
到着すると、我々の団体名が掲示されている。
Vim様。
「どちらがよいかわからなかったので」と言いつつ、「Vim様」と「VIM様」両方の表記を用意している。恐ろしい。
開発合宿プランでは、開発部屋と宿泊部屋の両方が提供される。(開発と宿泊が同室というパターンもあるらしいのだが、そちらは未体験である。)
今回は開発部屋としておそらく土善旅館で一番巨大な部屋が割り当てられた。200インチの大型スクリーンと7人という人数にはあまりある60畳の広さを持つ贅沢空間だ。
机と椅子はあるのだが、各位思い思いの体勢でもくもくと開発をする。
開発合宿プランを予約するときは、いろんなアメニティを選ぶことができる。
中でもおすすめは「人をダメにするクッション」の異名を持つYogibo Max。
全身を填めるとあっという間に身体が弛緩していき、進捗が吸われていく。
次々と終わっていくVimmer達。
Yogibo Maxと持ち込んだアーム、そしてセパレート式キーボードという悪魔のような組み合わせにより最強の環境ができてしまった。
しかしそんな状況であっても、Yogibo Maxよりも強いアメニティが存在する。
アメニティの選択肢にはないのだが、任意のタイミングで猫が部屋に登場する。
猫と一緒に開発する図。
猫と一緒に開発する図。
猫と一緒に開発する図。
乗る猫。
猫と一緒にYogibo Maxと毛布で寝る図。これ以上完璧な休日というものが存在するのだろうか。
もはや何も言うまい。
開発部屋に劣らないほど潤沢な広さを持つ食事部屋。
3泊分の朝食・夕食は全て異なる献立で、どれもおいしかった。
刺身。
夕食後も各自進捗を出すためにノートPCに向かっていたのだが、200インチスクリーンの誘惑はやはり強烈である。
Nintendo Switchを持ち込んだ人間がいたため、スプラトゥーン2をプレイする様子が見られた。
ChromeCastやFire TV Stickがあると、アニメなどを大画面で見ることができる。
なぜかカードキャプターさくらの最終話を見る。
放送から10年も経ってしまっていることに絶望しながららきすたも見た。
風呂の写真を撮ることはかなわなかったが、基本的に24時間入浴することができる。
各部屋では充分な暖房設備が設けられているのだが、部屋間は少し距離があって深夜・朝などは特に肌寒い。来訪の季節によって、あたたかめのスウェットなどを持っていくのがおすすめである。
宿泊部屋。
毎日2時ぐらいまで全力で進捗を出したのち、倒れ込むように寝ていた。
朝は死屍累々である。
旅館への到着日、出発日だけでなく、近くの食事処に行くのにも車で送ってくれるのが土善旅館の恐ろしいところである。
2日目の昼食をとった「福寿し」では、海鮮丼とそばのセットを食べることができる。
日中になんとデザートも提供してくれる。これがまたうまい。
これもデザート。
館内には温泉の遊具として鉄板の卓球も置いてある。しかしVimmer達は身体を動かすことに長けていないのでこのようなものには見向きもしない。
卓球はわかるが、ファミリートレーナーが置いてある旅館というのは全国的にも珍しいだろう。
明細。
7人でこの金額だから、1人あたりは約25000円である。移動費や昼食代などを入れると、3万円強というところだろうか。
このような3泊4日を経て、自分は半年前より作りかけになっていたWebサービスのアイディアを形にして、リリースすることができた。まだいろいろな機能ができていないので公開まではできないが、口頭で説明すれば一応使える、最低限のレベルまではたどり着けた。
合宿メンバーに共有したところ、どういう機能があるともっと面白い、とかこれはどういう使い方がされるべき、とかいろんなフィードバックをもらえて、さらにモチベーションが得られた。
これが自分の進捗であった。
帰り道のバスからの風景。明確な進捗も出せたことだし、実に清々しい帰宅であった。
おまけ
スプラトゥーン2が面白そうすぎたので、帰路にNintendo Swtichを購入してしまった・・・
さようなら、私の進捗。