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石川

昭和の白山麓 ジオラマで 鶴来図書館 山田さん制作の作品展

会場に並ぶ白山や木製のつり橋などのジオラマ作品=白山市鶴来図書館で

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 雄大な白山や昭和期の白山麓の懐かしい風景をイメージしたジオラマ作品展が24日、白山市鶴来図書館で始まった。白山開山1300年を記念して企画し、冠雪した白山のほか、別当出合に至る木製のつり橋を渡る薪を背負ったおばあさんなどの作品が並ぶ。12月24日まで。(鴨宮隆史)

 同市坂尻町の山田外喜枝さん(70)が作った十点を展示。縦十五センチ、横三十五センチなどの土台に発泡スチロールや段ボール、紙粘土、トイレットペーパーの芯など身近な材料を使って作った。着物を着た子どもたちが遊ぶ姿を表現した「かごめかごめ」やこたつでおばあさんが居眠りをする「うたた寝」、鶴来地区の「ほうらい祭り」の獅子舞を描いた作品もある。

 約六年前からジオラマ作りを始め、子ども時代の記憶をたどりながら作品を仕上げた。二~三月にも昭和の農村をイメージした作品展を鶴来図書館で開いている。

 山田さんは「昔の風景を忘れたくないし、なくなるのが寂しいと思ってジオラマ作品を作っている。懐かしいとか、身近に感じてもらえれば」と話している。

 

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