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中国の太陽光関連企業の日本支社が撤退か ビルの一室はもぬけの殻 本社からはアナウンスもなく

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中国の太陽光関連企業の日本支社が撤退か ビルの一室はもぬけの殻 本社からはアナウンスもなく

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レネソーラ・ジャパン日本支社が入るビル=22日、東京都千代田区(三枝玄太郎撮影) 1/1枚

 中国の太陽電池メーカー大手の「ReneSola」社の日本法人「レネソーラ・ジャパン」(東京都千代田区、張林●社長)の事務所が無人となり、連絡が取れない状態が続いている。

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 21日に一報を報じた東京商工リサーチの増田和史情報部課長によると、11月初旬、西日本の企業から「『レネソーラ・ジャパン』と連絡がつかない」と情報提供があり、このころには事務所を撤退していた可能性が高い。

 レネソーラ・ジャパンは中国・上海に本部がある親会社の日本代理店で、東京都千代田区のビルに約40人の従業員でReneSola社製のソーラーパネルやモジュールなどの太陽光部材を日本国内で販売していた。

 親会社のReneSola社は10月に業績が悪化し、太陽電池関連の生産からの撤退が報道されており、そのことと関連があるとみられるが、本社からのアナウンスは一切ない。

 22日、東京・西神田のビルを訪れたが、レネソーラ・ジャパンが入る7階は、がらんとしており、だれもいなかった。

 東京商工リサーチによると、ReneSola社はニューヨーク証券取引所(NYSE)にも上場する大手企業で、平成24年に設立された。従業員はグループ全体で約5600人。丸紅などの日本の大手商社との取引もあり、平成27年12月期の売上高は約70億円。しかし、近年は中国国内の競争や固定価格買取制度(FIT)の買い取り価格が下がったことで太陽光発電ブームが落ち着いたこともあり、売り上げが急減していた。

 一部業務を引き継いだ都内の会社の社長は「本社は増産を続けている。単に日本市場のメリットがなくなっただけ」と話している。

 中国の太陽光メーカーは、積極的に日本に進出しており、上海電力は栃木県那須烏山市や福島県白河市などで、大規模な太陽光発電所建設を計画している。

 (●は金へんに峰のつくり)(WEB編集チーム 三枝玄太郎)

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