北朝鮮 兵士の亡命防ぐため軍事境界線付近に溝堀りか
この事件に関連して、韓国に駐在するアメリカのナッパー代理大使は、25日までにみずからのツイッターに「兵士が亡命した場所に2本の木が植えられ、深い溝が掘られている」と書き込み、今月22日に撮影されたとする現場の写真1枚を投稿しました。写真には、軍事境界線のすぐ北朝鮮側で、北朝鮮軍の警備兵が見守る中、6人の作業員が溝を掘っている様子が写っていて、溝からは作業員の頭や上半身がのぞいていることから、深さは1メートル以上あると見られます。
これについて韓国メディアは、北朝鮮側が兵士による亡命が再発するのを防ぐためにとった措置だという見方を伝えています。また韓国の通信社、連合ニュースは、情報当局の消息筋の話として、事件のあとパンムンジョムに配属されていた最大で40人程度に上る警備兵全員が交代させられたと報じました。
一方、亡命した兵士は24日、集中治療室から一般の病棟に移ったということで、韓国軍などは、容体が安定するのを待って軍の病院に転院させた上で、亡命の動機や経緯などについて詳しい事情を聴くことにしています。
北朝鮮 兵士の亡命防ぐため軍事境界線付近に溝堀りか
韓国と北朝鮮を隔てる軍事境界線にあるパンムンジョム(板門店)で、北朝鮮軍の兵士が韓国側に亡命した事件に関連して、韓国に駐在するアメリカのナッパー代理大使は、みずからのツイッターに、北朝鮮側が現場に深い溝を掘っている写真を投稿し、韓国メディアは、兵士による亡命の再発を防ぐための措置だという見方を伝えています。
南北の軍事境界線にあるパンムンジョムでは、今月13日、北朝鮮軍の20代半ばの男性兵士が軍事境界線を越えて韓国側に亡命し、その際、北朝鮮側から40発余りの発砲を受け腹や肩などを負傷して、ソウル近郊の病院で治療を受けています。
この事件に関連して、韓国に駐在するアメリカのナッパー代理大使は、25日までにみずからのツイッターに「兵士が亡命した場所に2本の木が植えられ、深い溝が掘られている」と書き込み、今月22日に撮影されたとする現場の写真1枚を投稿しました。写真には、軍事境界線のすぐ北朝鮮側で、北朝鮮軍の警備兵が見守る中、6人の作業員が溝を掘っている様子が写っていて、溝からは作業員の頭や上半身がのぞいていることから、深さは1メートル以上あると見られます。
これについて韓国メディアは、北朝鮮側が兵士による亡命が再発するのを防ぐためにとった措置だという見方を伝えています。また韓国の通信社、連合ニュースは、情報当局の消息筋の話として、事件のあとパンムンジョムに配属されていた最大で40人程度に上る警備兵全員が交代させられたと報じました。
一方、亡命した兵士は24日、集中治療室から一般の病棟に移ったということで、韓国軍などは、容体が安定するのを待って軍の病院に転院させた上で、亡命の動機や経緯などについて詳しい事情を聴くことにしています。