詩織さん準強姦疑惑の国会追及を、民進党時代の枝野幸男氏（現立憲民主党代表）が止めていたとされる問題で、11月22日放送のニューズ・オプエドでメディアアナリスト上杉隆氏から重大な証言があった。
枝野氏は上杉氏の取材に答え、追及を止めていたことを認めた。その理由を「詩織さん本人が記者会見をするのを待っていた」と述べている。以下、番組内の上杉氏の発言。
【上杉隆氏の発言】
この半年、詩織さん準強姦疑惑の国会追及を止めていたのは、官房長官時代に中村格氏が秘書官だった枝野幸男氏。枝野氏はちゃんと記者会見で「なぜ追及を止めたのか」を言わなくちゃいけない。「詩織さん本人が記者会見をするのを待って、それを確認してからと思っていた」と枝野氏本人は言っているが、「だったら政治家はいらないでしょう」という話になる。被害者が記者会見するまで国会では扱えない？…これはダメでしょう。
先日発足した、伊藤詩織さんの訴え、捜査を検証する「超党派の会」の国家議員のメンツにきっと枝野氏がいるだろうと思ったら、いなかった。いくら官房長官時代に中村氏にお世話になったからと言って、それとこれとは別問題。この点（なぜ詩織さん準強姦疑惑の国会追及を止めたか）だけは枝野氏はボカしている。このことはきちんと説明しないと、枝野氏は政治生命に関わる。
追及を止めた理由は「詩織さん本人が記者会見をするのを待っていた」？？ 加えて疑惑の追及を約束した民進党小西洋之議員もここまでダンマリ
これは非常に重要な証言だ。少なくとも枝野氏は、自分の意志で詩織さん準強姦疑惑の国会追及を止めていたことを認めたことになる。その理由は「詩織さん本人が記者会見をするのを待っていた」という今ひとつ釈然としないものだが、少なくともこれで枝野氏には、これ以上疑惑の国会追及を止める理由はなくなったことになる。今後ももし枝野氏が疑惑の国会追及にブレーキをかけるような動きを見せたら、中村格氏との癒着、更にはそのバックにいる安倍政権との裏取引を疑われても仕方あるまい。
更に11月1日放送のニューズ・オプエドに出演し、「この問題を、今後自分としても民進党としても、全力で追求していく」と発言していた民進党参議院議員の小西洋之氏であるが、23日午前9時現在に至るまで、自身のツイッターの中ではこの問題に一言も触れていない。
超党派の国家議員によって発足した「準強姦事件逮捕状執行停止問題」を検証する会の呼びかけ人は以下の通り。（敬称略）
阿部知子（立憲民主党）
柚木道義（希望の党）
神本美恵子（民進党）
田村智子（共産党）
石井苗子（維新の会）
菊田真紀子（無所属の会）
森ゆうこ（自由党）
福島みずほ（社民党）
糸数慶子（沖縄の風）
枝野氏はもちろん、「全力で追求していく」はずの小西議員の名前も見当たらない。
※参考：超党派で「準強姦事件逮捕状執行停止問題」を検証する会第1回【動画】
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