エボラ出血熱重症化 すい臓の消化酵素が臓器に障害か
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東京大学の研究グループは、致死率が非常に高いエボラ出血熱について、重症化するメカニズムを調べたところ、すい臓の消化酵素が血液中に放出されて臓器に障害を与えている可能性があることを突き止め、グループでは治療法の確立に向けた一歩になるのではないかとしています。
エボラ出血熱は2013年から去年まで西アフリカを中心に流行が拡大しましたが、効果的な治療薬やワクチンがないため致死率が非常に高く、1万人以上が死亡しました。
東京大学医科学研究所の河岡義裕教授などの研究グループは、多くの感染者がでたシエラレオネで、生存した患者11人と死亡した患者9人、それに感染していない10人の血液を採取し詳しく調べました。その結果、死亡した患者の血液にはすい臓から分泌される消化酵素が多く含まれていることがわかり、感染によって障害を起こしたすい臓から消化酵素が血液中に放出され、腎臓や肝臓などの臓器に障害を与えて重症化している可能性があることがわかったということです。
河岡教授は「エボラ出血熱の重症化のメカニズムや予防法の確立は、国際的にも重要な課題で、今回の研究成果は大きな一歩になるだろう」と話しています。
東京大学医科学研究所の河岡義裕教授などの研究グループは、多くの感染者がでたシエラレオネで、生存した患者11人と死亡した患者9人、それに感染していない10人の血液を採取し詳しく調べました。その結果、死亡した患者の血液にはすい臓から分泌される消化酵素が多く含まれていることがわかり、感染によって障害を起こしたすい臓から消化酵素が血液中に放出され、腎臓や肝臓などの臓器に障害を与えて重症化している可能性があることがわかったということです。
河岡教授は「エボラ出血熱の重症化のメカニズムや予防法の確立は、国際的にも重要な課題で、今回の研究成果は大きな一歩になるだろう」と話しています。
エボラ出血熱重症化 すい臓の消化酵素が臓器に障害か
東京大学の研究グループは、致死率が非常に高いエボラ出血熱について、重症化するメカニズムを調べたところ、すい臓の消化酵素が血液中に放出されて臓器に障害を与えている可能性があることを突き止め、グループでは治療法の確立に向けた一歩になるのではないかとしています。
エボラ出血熱は2013年から去年まで西アフリカを中心に流行が拡大しましたが、効果的な治療薬やワクチンがないため致死率が非常に高く、1万人以上が死亡しました。
東京大学医科学研究所の河岡義裕教授などの研究グループは、多くの感染者がでたシエラレオネで、生存した患者11人と死亡した患者9人、それに感染していない10人の血液を採取し詳しく調べました。その結果、死亡した患者の血液にはすい臓から分泌される消化酵素が多く含まれていることがわかり、感染によって障害を起こしたすい臓から消化酵素が血液中に放出され、腎臓や肝臓などの臓器に障害を与えて重症化している可能性があることがわかったということです。
河岡教授は「エボラ出血熱の重症化のメカニズムや予防法の確立は、国際的にも重要な課題で、今回の研究成果は大きな一歩になるだろう」と話しています。