「校務と部活の両立に限界」 教員の4割超が回答

「校務と部活の両立に限界」 教員の4割超が回答
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教員の長時間勤務が問題になる中、スポーツ庁は、中学校と高校の運動部の部活動に関する実態調査を行い、「校務と部活動の両立に限界を感じる」と答えた教員が公立の学校で4割を超えました。
スポーツ庁は、教員の長時間勤務が問題になる中、運動部の部活動の運営の在り方を検討するため、全国から無作為に選んだ公立と私立の中学校と高校およそ800校を対象に7月にアンケート調査を行い、速報値をまとめました。

この中で「部活動の悩み」を複数回答で尋ねたところ、公立の中学校と高校では、校長は「顧問教員の負担軽減」がいずれも8割近くと最も多く、「顧問の不足」も5割を超えました。
また顧問の教員の回答では「校務が忙しくて思うように指導できない」がいずれも5割を超えて最も多く、「校務との両立に限界を感じる」が中学校で5割近く、高校でも4割を超え、「心身の疲労・休息の不足」と答えた教員は中学校で5割以上、高校でも4割を超えました。

一方、生徒の回答では「活動時間・日数が長い」が2割前後、「学業との両立」が1割から2割以上、最も多かったのは「特段の課題や悩みはない」で、中学校で4割、高校で3割以上でした。保護者の回答では、「学業との両立」が3割以上と最も多くなりました。

スポーツ庁は今年度中に部活動の在り方のガイドラインを策定することにしています。

「校務と部活の両立に限界」 教員の4割超が回答

教員の長時間勤務が問題になる中、スポーツ庁は、中学校と高校の運動部の部活動に関する実態調査を行い、「校務と部活動の両立に限界を感じる」と答えた教員が公立の学校で4割を超えました。

スポーツ庁は、教員の長時間勤務が問題になる中、運動部の部活動の運営の在り方を検討するため、全国から無作為に選んだ公立と私立の中学校と高校およそ800校を対象に7月にアンケート調査を行い、速報値をまとめました。

この中で「部活動の悩み」を複数回答で尋ねたところ、公立の中学校と高校では、校長は「顧問教員の負担軽減」がいずれも8割近くと最も多く、「顧問の不足」も5割を超えました。
また顧問の教員の回答では「校務が忙しくて思うように指導できない」がいずれも5割を超えて最も多く、「校務との両立に限界を感じる」が中学校で5割近く、高校でも4割を超え、「心身の疲労・休息の不足」と答えた教員は中学校で5割以上、高校でも4割を超えました。

一方、生徒の回答では「活動時間・日数が長い」が2割前後、「学業との両立」が1割から2割以上、最も多かったのは「特段の課題や悩みはない」で、中学校で4割、高校で3割以上でした。保護者の回答では、「学業との両立」が3割以上と最も多くなりました。

スポーツ庁は今年度中に部活動の在り方のガイドラインを策定することにしています。