オトナ高校 #6/まさかの個人情報流出?こじらせエリート、ドロドロ四角関係に![字] 2017.11.25

2611月 - による admin - 0 - 未分類

(荒川英人)《商品にレッテルがあるように人間にも様々なレッテルが貼られている》《少なくとも社会的には僕は東大卒エリート銀行員という誇らしいレッテルが貼られていたはずだった。
しかし…》
(嘉数喜一郎)あなたはオトナ高校の記念すべき第一期生に選ばれました。
《あの写真が拡散でもしたら僕の社会的立場はどうなる?》嘘だろー!?《いやいや国がそんなヘマをするはずがない》《この間のツイートも国がもみ消した》《これは極秘国家プロジェクトなんだから今回も大丈夫に決まってる》撮影ダメ…撮影ダメだって…。
帰れ!帰れ。
まずいな…情報がどんどん拡散しているぞ。
(山田翔馬)国のもみ消し工作も無駄だったって事ですか。
マスコミは規制出来ても一般市民まではな…。
(姫谷さくら)まとめサイトで見ると批判が圧倒的ですね…。
まとめサイト…?「オトナ高校」が検索ワードトレンド入りしてますから。
検索トレンド入り…?《なんなんだよ国家!秘密は守る約束だったろうが》終わりだ…。
私の官僚生命は完全に終わりだ。
でも原因は岩清水総理の息子である王子の投稿ですし。
たとえそうでも国家機密が漏れた責任は私にある。
あれ?持田先生からメールが…。
今日は欠勤?
(翔馬)愛人絡みで色々あって入院中?まさか…もめて刺されたとかじゃないですよね?勘弁してくれよ!ただでさえ危機的状況なのにさあ。
(翔馬)あーっ!これ見てくださいよ。
ああっ!あ…チェリートくんとサショーさんが…。
《えっ何?何?なんなの…?》
(嘉数)本名経歴会社名まで特定されてしまったか…。
《終わった!僕も終わった…》
(権田勘助)おおっ…英人。
二階堂専務からも「写真を見た」と連絡があった。
二階堂専務も…。
恐らくニューヨークプロジェクトからは外される。
《終わった…》《改めて全面的に完全に終わった》しばらくは2人で身を寄せ合って逆風に耐えるしかないな。
部長…。
《ちょっと待てよ!》《こんなふうに気を許していいのか?》《まだ卒業を決めたわけではなさそうだがスペアさんを巡るライバルである事は間違いない》どうした?英人。
い…いや何も。
(戸の開く音)
(翔馬)君たちに残念なお知らせがあります。
本校の情報が拡散してしまったためその対応が決まるまで学級閉鎖とする事になりました。
学級閉鎖?
(翔馬)今日明日はおのおのが自主的に大人になる努力をしてください。
もちろん私も指導を放棄するつもりはありません。
休校中も自由参加の特別課外授業を用意します。
(板書する音)「オトナの課外授業…」「inスナックペガサス」《いやいやせっかく休みなのに誰がわざわざ…》なおパパラッチが狙ってるかもしれませんので…。
《パパラッチ?》下校は裏門から。
くれぐれも気をつけて帰るように。
よし…。
とりあえず何事もなく会社にはたどり着けそうだぞ。
はい。
僕たちが意識過剰だったのかもしれません。
心配するな。
もし変な事を言う奴がいたら「童貞の何が悪いんだ!」って俺が怒鳴りつけてやるさ。
《ライバルとはいえ心強いです部長…》だよね?うん。
あの…オトナ高校のチェリートさんですよね?嘘!?ほら…。
(歓声)写真撮ってください!《な…なんなんだ?これは》《思いっ切り有名じゃないか…》《やめてくれ…そんなレッテルは望んでない》チェリートさんこれプレゼントなんですけど。
えっ?サショーさん握手してもらえますか?あっああ…はい。
あっ…あれ?それ私の名刺です。
よかったら連絡を…。
れ…。
ええーっ!?
(女子大生)よかったら私を最初の女にしてください。
いや…。
ああっこれはどうも…。
《でもこれはこれで…ありかも!?》チェリートさん!サショーさん!
(伊藤奈緒)行内でもすごい人気ですよ。
合コン志願の女子が何人も。
(木村麻実)制服姿もかわいいしさ。
今まで雲の上の存在だったのが親近感持ったって感じ?あっこれ私が預かったプレゼントです。
でこれは私たちから。
いやいやこれは…。
え〜。
こういう問題じゃないんだよ。
この度はお騒がせして申し訳ありませんでした。
覚悟は出来ておりますのでなんなりとおっしゃってください。
(二階堂健吉)実は…私も初体験が遅くて悩んだ頃があってねえ。
浮気を自慢するような男よりよっぽどいいじゃないか。
はあ…。
私はね役員昇進がかかる権田部長と私が見込んだ英人くんを諦めたくないんだよ。
専務…。
来週月曜出張までになんとか卒業してニューヨーク出張に同行してほしい。
いやあそれほどまでに我々を…。
ありがとうございます。
ところで須佐能商事提案のエレクトロブリッジ社についてだが。
ああ!まああの…内容に関しては問題はないかと。
だが提案者の白鳥課長に良くない噂がある。
良くない噂?
(二階堂)女性関係だよ。
彼が信頼に足る人間か調査を頼む。
かしこまりました。
(ため息)なんか…ここが一番落ち着くな。
ええ。
新人の頃さ叱られる度にここに上ってきて東京タワーを眺めながら立派な男になりたいな…とか思ったもんさ。
東京タワーか…。
あの…こうそびえ立つ感じがさ男心をくすぐるっていうかさ。
ハハハッ。
フフッ…。
まあそびえ立てない俺が言うのもなんなんだけどさ。
《ここで捨て身のジョーク…。
メンタル強いです部長》スペアさんにED治療の名医を紹介してもらってな。
《えっ…ホテルに行ったのはそのためだったって事?》《いや…でもまだまだ油断は禁物だ!》その医者も「絶対に治る!」って励ましてくれてさ。
《そびえ立つ気ですか部長》ここにいたんだ。
さくらちゃん…。
(さくら)小春さんが部長に話したい事があるって言うから。
(西野小春)オトナ高校の話…驚きました。
まあ君には一番知られたくなかったんだがな。
一番つらかったのは部長ですよね。
治療にはパートナーもいたほうがいいって聞いたから協力させてもらえませんか?《なんなんだ?この子は…》《ナイチンゲールの生まれ変わりか?》《まるで天使じゃないか!!》2人で頑張りましょう!…はい!どうして小春さんはあそこまで部長の事を?生まれついての枯れ専とか?部長がネットで人気になったからはしゃいでるのよ。
えっ…いや友達としてはもう少し言い方が…。
友達?ただの同僚よ。
ちょうどいいのよねえ。
合コンに行っても感じはいいけど私よりは目立たないし。
《何それ!?女子のマウンティング怖い》で英人さんはどうなの?スペアさんとよろしくやれそう?まあお互い仕事のために打算でセックスして卒業するのがあなたたちにはお似合いかもね。
《何か怒ってる?何かした?僕》任せてください。
ヤマト銀行の担当者が私の知り合いなので課長の提案は私が必ず通します。
(白鳥光一)わかってるよ。
君に惚れてるチェリーくんとその上司だろ?社内にも写真が出回ってる。
君も不安でたまらないだろう。
気づいてたんですか課長。
《えっ…気づいてたってなんの事?》《あれ?この滑らかな顎のラインは…スペアさん!?》大丈夫だよ!君は大事な女性だ。
僕は君を守る。
《ゲス上司でさえ気づいていたのに僕は自分の事ばかりで彼女の事に気づけなかった…》嬉しいなあ。
今夜甘えてもいいですか?悪いが忙しいんだ。
仕事が決まってからたっぷりね。
(着信音と振動音)
(翔馬の声)「ヒミコさんの家庭訪問をします」「学級委員としてスペアさんと一緒に手伝ってください」家庭訪問?
(足音)あっ…。
またストーカー?もう気安く近づかないで。
あんたといるとこ見られたら私もアウトなの。
ああ…いやでもヒミコさんの家庭訪問が…。
えっ!益美のお友達ですか?嬉しい…!どうかしましたか?お母さん。
ごめんなさい…。
友達が来るなんて初めてだから。
さあどうぞどうぞ!中入って!中入って!さあどうぞお入りください。
(翔馬)お邪魔します。
あのさあ客が来てるんだよ?今。
でも今本命彼氏攻略の大事なとこだから。
せめてお茶出すとかないわけ?
(叩く音)えっ何?今の。
宇宙人と交信してるとか?えっ?お茶が届いた。
ああっ!こぼしちゃいました…。
(叩く音)またやった。
さっきと違うリズム。
ふきんきました。
(益美)うわ〜婚約解消…。
えっ何?いつもこんな感じなの?何が?床叩いて親にお茶とか運ばせてるわけ?
(益美)何かいけない?いい大人なんですからありがとうくらい言いましょうよ。
でも私がこうなってるのはこんなふうに産んだ親のせいでもあるわけですよね。
(鼻をかむ音)35歳でしょう?何言っちゃってるの?あんた。
先生も心配してるわけだしさあ。
《心配?》いや元気ならいいんです。
ヤルデンテくんに失恋した時の様子がちょっと気になってたから。
《翔馬先生が私を…?》まあ長居も迷惑でしょうから…。
(せき)ちょっ…場所変えませんか?よいしょ…どうですか?ああ…。
完璧なアルデンテじゃ〜ん!よっしゃー!やるねえ!よし…。
(さくら)ヤルデンテくん。
(川本)さくら先生…。
どうしたんですか?家庭訪問よ。
失恋で落ち込んでるのかと思ったら案外元気そうね。
本当はそんなに好きじゃなかったのかな?けなげに立ち直ろうとしてるんじゃないですか。
それにチェリートくんとはこれからも親友なので。
私はよかったと思うよ。
世の中にはあんな男よりもっといい男がたくさんいるんだしさ…。
さくら先生何かありました?1杯いきます?ほら翔馬先生の課外授業でものぞいてさ。
ねえ?
(翔馬)はい売れ行きナンバー1セット。
いや〜学校の仲間が店に来てくれるなんて嬉しいですね。
いやそっちが強引に誘った課外授業でしょ。
本当に授業なんかするの?結婚後の将来に向けての子育て実習です。
(指を鳴らす音)これを見てください。
みんな!
(子供たち)はーい!
(川本)ひょっとして翔馬先生の?
(益美)5人の子供?
(翔馬)紹介します。
山田心人6歳。
山田緑輝5歳。
山田愛冠4歳。
山田微笑3歳。
(愛冠)3歳。
山田皇帝2歳です。
(愛冠)2歳です。
イエイ!子供も全員キラキラネーム。
(皇帝の泣き声)
(川本)ちょっと!ちょちょ…。
おお…!君たちは子守一つ出来ないんですか?シニカルなところも父親似ね。
っていうか私たち課外授業にかこつけて世話させられてるだけじゃない?翔馬先生は?あっ…。
ちょっと何くつろいでるんですか先生。
ああ申し訳ありません。
縫い物がたまってたのでつい…。
(川本)縫い物?奥さんはしてくれないんですか?ああ…妻は1年前に亡くなりましたから。
えっその人が?
(翔馬)ええ。
じゃあ翔馬先生は男手一つで5人のお子さんを?授業のある日は近所のバーや居酒屋が託児所代わりです。
(益美)偉いんですね先生。
偉い?楽しいですよ子供は。
誰かのために生きるのは豊かな事です。
それを君たちにも知ってほしいんです。
誰かさんとは随分な違いね。
《それか?それなのか?》《高学歴高身長高収入でも女性に恵まれないのは自分のためばかりで誰かのためにじゃなかったから?》《逆に言えばそれがあれば僕は…!》あの…。
えっ…。
そろそろどうでしょうか?あっ…いやもう1杯なんか飲んでからさ…。
またお酒に逃げるんですか?いや「逃げる」って別に…。
大丈夫です。
お医者さんの助言も聞いてきましたから。
いや…ありがとう。
脱ぎますか?えっ…?脱がせますか?いや…やっぱりもう1杯。
頑張りましょうよ!頑張ればなんとかなるはずだからそのために私も頑張ってるんだし部長も頑張りましょう。
ねっ?そういうの頼むからやめてくれよ!プレッシャーかけないでくれよ!俺が一番頑張ってるんだよ!少しは…少しは俺の身にもなってみろよ!
(荒い息遣い)ああいや…ごめん。
私…踏ん切りがつきました。
えっ?田舎に帰ります。
親が薦める見合い相手と結婚します。
(ため息)…終わったな。
おにぎり上手。
ママみたい。
そのお兄ちゃんプロのお弁当屋さんだから。
ねえママになってよ!ええ?でもそのお兄さんは母乳を出せるわけじゃないしそもそもママになるには女性である事が必要条件だから。
君は冗談の一つも理解出来ないのか?つまんない男。
(川本)よーし…ママですよ〜!ママパパが来たよ。
えっ?パパが来たよ。
そろそろ帰るぞ!
(さくらの声)翔馬先生って大人ですよね。
ヒミコさんさいい加減親に寄生するのやめて働けば?なんなら私が紹介してあげようか?
(ドアの開く音)サショーさん。
どうしたんですか?ちょっと1人じゃいられない気分でね。
小春さんとは?うまくいってりゃ1人じゃ来ないよ。
そもそもなんでEDなんですか?ハハッ…いきなり攻めるか?そこ。
私も気になるなあ…。
まあ初挑戦はね緊張しすぎてダメで2回目も彼女の頑張れプレッシャーがきつくてやっぱりダメで…。
またダメだったらどうしようっていう強迫観念で負のスパイラルに陥ってしまったっていうかさ…。
(ため息)ニューヨーク行きの望みも消えたし職場にも居づらいしいっそ引退しちゃおうかな俺。
何?それ。
私があの医者紹介するのにどれだけ苦労したかわかってるの?医者は治るって言ったよね?だったらさっさと治しなさいよ!フッ…簡単に言ってくれるよなあ!じゃあ何?優しく言えば治るんですか?グジグジ言ってる暇があったら治して私に恩を返しなさいよこのジジイ!あっ!何するんだよ!
(鼓動)《あれ?》《この感じ何?》《まずいよこれ》《場所も特定されてるし僕の情報もどんどん充実してきてるし…》《あれ?》《スペアさんも晒されている!》《恐れていた事態が…!》誰かのために生きるのは豊かな事です。
《ここだよ!今だよ!誰かのために生きる時は!》《彼女も待ってるはずだ》《孤独と不安に震える彼女のために駆けつける僕の情熱を!》《そしていつの間にか芽生えた互いの愛情を確かめ合えたなら僕らはそのあと…》スペアさんこれ受け取ってください!
(男性)お願いします!人違いよ!私はスペアなんかじゃないの。
でもネットに出てたじゃないですか。
ぜひ初体験のお手合わせを…!よく見てよ私を!私がオトナ高校に通うようなそんなモテない女に見える?わかったならもうさっさと帰って!記事は悪質ないたずらよ。
フラれた男の腹いせかしら?そういうわけだからお疲れさま。
(男性)せめてこれだけでも!お願いします!何してるんだ!スペアさんから離れろ!はあ?彼女が何かしたか?君たちに迷惑かけたのか?誰だって生まれた時は処女であり童貞だろう!オトナ高校の何が悪い?彼女は…スペアさんは一生懸命働いて必死に努力してる日本一の処女なんだよ!《決まった〜!》大丈夫だよ。
君の事は僕がちゃんと理解している。
ふざけんなよチェリート!《何か間違えたの?僕》君の熱意は伝わりましたよ。
今日の会議もその調子でよろしくね。

(呼び出し音)
(翔馬)「もしもし。
どうしました?ヒミコさん」あの教えてください。
私に長所ってありますか?
(翔馬)「えっ?」
(益美)バイトしようと思って履歴書を書いてて短所は枠からはみ出すほど書けたのに長所は一つも書けなくて…。
自分の短所を素直に認められるだけですごい事ですよ。
えっ…?冷静な観察眼と分析能力真っすぐな気持ち。
ヒミコさんの長所はたくさんあります。
何より素晴らしいのは前を向き始めた事です。
頑張ります!
(ドアの開く音)こんちはっす。
(翔馬)ヤルデンテくんどうしましたか?いや翔馬先生もいろいろ大変かと思ってうちの弁当ですけどよかったらお子さんと食べてください。
ありがとうございます。
ヤルデンテくんも前に進まないとね。
えっ?ヒミコさんは一歩歩き出しましたよ。
ああ…。
けど俺あっち系だしどこで相手見つけていいかもわからないし子供も諦めなきゃいけないのかと思うと…。
子供なら養子をとるという方法もありますしお相手の男性がすでに子供を持ってる場合もありますから…。
いますかね?そんな人。
案外近くにいるかもしれませんよ。
えっ?
(翔馬)みんなお弁当の差し入れですよ!
(子供たち)はーい!
(愛冠)わーい!イエイイエイ!
(翔馬)ほい!お弁当。
(心人)お弁当だってよ。
(翔馬)おっちゃんと片付けてる。
偉いね。
(白鳥)開央電機が開発した技術を使って日米トップ企業が次世代商品を開発するこのプロジェクトにカナダエレクトロブリッジ社の参入を提案したメリットは以上です。
先輩あの女性も確か…。
だよね。
ここオトナ高校率高くない?
(せき払い)白鳥課長能力よりまず人としての信頼を大切にしろ。
(二階堂)何人もの女性と交際し利用しては使い捨てにするという噂を聞いたのですが本当ですか?恐らく競合相手の悪意の誹謗中傷でしょう。
私は妻子ある身であり女性を利用するなどあり得ません。
長年の部下である園部くんがオトナ高校にいる。
この事実が私の潔白の証しです。
なあ園部くん。
君は処女だものね?はい…処女です。
《なんなんだこのゲス上司は?》《何もここでスペアさんにあんな事言わせる事ないじゃないか!?》《全てを暴いてやりたい気分だがここで余計な事を言ったらまた怒られそうだし…》
(机を叩く音)白鳥課長君は本当に最低な男だな。
《えっ?》何言ってるんですか?権田部長。
大事な部下に恥をかかせてまで自分を守ろうとする男に二階堂専務と仕事をする資格はない!姫谷くん調査書を二階堂専務に。
(さくら)はい。
いや権田部長がそう言うなら受け取るまでもない。
白鳥課長君との話はなかった事にさせてもらいます。
帰ります。
サショーさんどういうつもり?恩を仇で返すんですか?一流商社の人間が何を言ってるんだ!クライアントの二階堂専務をだますわけにはいかない。
仕事をする者として当然の事だ。
《部長…》《それに引き換え僕はスペアさんを気にするあまりなんて愚かな…》行きましょう課長。
次の仕事で私が巻き返しますから。
園部くん。
気持ちはわかるが彼女面はやめてくれよ。
えっ…?君と付き合う事はこれから先もたとえ生まれ変わったとしても永遠にないからさ。
スペアさん…。
話しかけないで!いやでも…。
同情とかいらないわよ。
慰めも励ましもノーサンキュー。
けどよかったじゃないか。
おめでとう。
はあ!?あの男の本性がわかったんだ。
君にとって門出の日だ。
ふざけんなよこのジジイ!あ…あっいやちょっと…スペアさん!
(鼓動)あれ?《これってやっぱり…》ああ翔馬先生…実はまずい事になった。
明日の朝生徒を学校に集めてほしい。
(嘉数)「私から重大な発表がある」まさか…。
無念ではあるがもはや受け入れざるを得ない状況だ。
やっと君の近くにいられるね。
君はつらいだろうが気兼ねなく話せる時間が戻って僕は嬉しいっていうか力になりたいと思ってる。
あのさあ…私が処女だって晒されたのを喜んでるわけ?いや…僕が言いたいのはそういう事じゃなくて同じ試練を味わった者同士がもっと深くわかり合ってもいいんじゃないかっていうか…。
一つ確かめておきたいんだけど。
ん?チェリートくん私の事本気なの?正直に言ってもいいの?嘘なんか聞きたくないわよ。
僕は…。

(携帯電話の着信音)もしもしさくらちゃん?
(さくら)「みーんなくだらないね」「男も女も馬鹿みたい!」どうしたんだよ急に。
ひょっとして酔っ払ってる?英人さんもそう。
手近なところで妥協してスペアさんなんか必死で追いかけて…。
いや…君にそんな事言われる筋合いはないと思うけど。
じゃあ好きなの?いや…そういう経験がないから好きとかよくわからないけど…。
(さくら)私はないよ。
人を好きになった事なんか。
何言ってんだよ。
さくらちゃんは今までいろんな人と…。
好きでなくてもやれるから!あっ私に他人の事なんか言う資格ないよね。
あー…なんで電話しちゃってんだろう…。
ああ…。
先生だっていろいろありますよね。
お作りしますか?
(川本)よっしゃあ!
(翔馬の声)前髪…上げてるほうが似合うと思いますよ。
あ…どうかした?益美ちゃん。
ありがとう。
えっ?でも卵は半熟にして。
…うん!
その朝僕らはオトナ高校に集められた
みんな何を?
(川本)おはよう。
ああおはよう。
みんな別れを惜しんでるんだよ。
オトナ高校は閉鎖になるって噂で持ちきりでさ。
嘘…閉鎖!?よかったね。
ニューヨーク出張にも行けるわけだし。
いや確かにそうだけどなんか寂しいっていうか…。
《えっ寂しい?》《いや何?それ。
どうした自分》《こんな学校から解放されるっていうのにおかしいだろ僕》不思議なもんだな。
今となってはこの教室が一番居心地いいっていうかさ…。
じゃあバイトで困ったらなんか連絡して。
じゃあ元気でね。
(戸の開く音)
(翔馬)はいみんな席に着いてください。
嘉数校長より重大なお知らせがあります。
(戸の開閉音)
(嘉数)まず本校の情報漏れで諸君に大変な迷惑と不安を与えてしまった事をおわび致します。
国民からは数々のご批判を頂きました。
国家としてもそれに耳を塞いではいられないというのが現状です。
しかしここで君たちの教育を諦めるわけにはいかない。
我が国の未来を諦めるわけにはいかない。
万難を乗り越えてオトナ高校は存続します。
(川本)おおっ!おおっやったあ!やったあ!
(益美)《よかった…》
(嘉数)ただし極秘という規定は削除される事になります。
えっ…秘密じゃなくなるの?この際本校を積極的に国民にアピールして広く理解を求めていこうというのが内閣の方針です。
いやいや…積極的にアピールって…。
取材や見学もどんどん入れるつもりなので心得ておくように。
以上。
いやいや…待ってよ!約束が違うじゃないか!
(机を叩く音)顔を晒された身にもなってよ!こんな無責任な話付き合ってられない。

(生徒)翔馬先生!取材や見学ってどういう事ですか?僕らの写真も晒されるんですか!?もちろん君たちの事は学校が全力で守ります。
そんなの信じられるか!納得のいく説明してよ!どうにかしてくださいよちょっと!ねえどうするの!?本当勘弁してくださいよ!ねえ困ります!約束が違いますよ!スペアさん!何?君にずっと言いたかった事があるんだ。
君にこんな感情を抱くとは正直僕も驚いている。
だから何?あんたいちいち話が長いのよ。
いや…そんな言い方されるとなんか…。
(荒い息遣い)よかった追いつけて…。
(荒い息遣い)君に…おわびが言いたくて…。
サショーさんは何も悪くないです。
おかげで私も目が覚めたしむしろお礼を言いたいくらい。
いやお礼を言うのは俺のほうさ。
ハハハ…。
君のおかげで病気回復の兆候が現れたっていうかさ…。
えっ本当?名医を紹介したかいがあったんだ。
いや医者だけの力じゃない。
君がいたから俺は…。
このジジイ!あっ!このジジイ!
(権田の声)俺のタワーは君に反応したんです!あの…何を言ってるかよくわからないんですけど。
《まさか部長…》先生!何か言ってくださいよ!翔馬先生を責めないで!先生は生徒の事を一番考えてるの!大人としても一番頑張ってるの!ヒミコさん…。
(川本)そうだよ!真っすぐで熱い先生だ。
だから俺も…。
邪魔しないで。
今私がしゃべってんの。
いや…邪魔とかじゃなく俺も先生の良さをみんなに伝えたい…。
先生の良さは私のほうがわかってるから。
いやいや…俺だってちゃんとわかってるから。
そんな事ない!私のほうがわかってるの!え…?
(翔馬)ヒミコさん?つまりなんて言うか…治療にはパートナーが必要なんです。
パートナー?《これひょっとして部長からの遠回しの告白?》《だとしたらやっぱり部長はライバル?》つまり俺には君という存在が必要なわけで…。
ちょっと待ってくださいよ。
僕との話がまだ終わってないんです。
そうだったね。
で何?
(川本)もしかしてヒミコさん翔馬先生の事…。
だったらなんなの?
(翔馬)《えっ否定しないの?》私をフった男として応援するのが筋なんじゃないの?俺だってそうしたいよ!でも出来ないんだよ…。
何それどういう事?だって…好きなんだよ俺も!
(一同)ええっ!?えっ…。
だから何?とっとと言ってよ。
英人…まさかお前スペアさんを…。
頭からずっと離れないんです。
寝ても覚めてもスペアさんの事ばかり。
こういうの30年生きてきて初めての感覚なんです。
チェリートくんそれ本気で言ってる?もちろん。
その言葉に一生責任持てる?…多分。
多分?《いや多分はないだろここで》だって先の事なんてわからないよ誰にも。
そんなの確認して何になるんだよ。
石橋を叩いて叩いて叩き割って渡れなくなるよりも崩れそうな橋でも2人で一緒に渡ってみようよ。
橋から落ちても泳いで川を渡りきろうよ。
だって僕は…きっと君の事が…。
きっと?好きなんだよ…。
好きなんだ…好きなんだよー!!
番組主題歌のCDを抽選でプレゼント。
詳しくは番組ホームページで
(アナウンサー)情報拡散のきっかけとなったチェリートくんとサショーさんです。
(生徒)なんなんですか?これ!同棲しましょ。
喜んで。
自分だけ浮かれやがって…。
鞄なんか靴と同じぐらいばい菌付いてるんだから不潔だよ。
いいの?そこまで言わせないで。
2017/11/25(土) 23:05〜23:59
ABCテレビ1
オトナ高校 #6/まさかの個人情報流出?こじらせエリート、ドロドロ四角関係に![字]

オトナ高校の存在が情報流出し、ネットでトレンド入りする大事件に!世間の反応に怯えるチェリート(三浦春馬)だが、いつの間にかドロドロの四角関係に巻き込まれ…?

詳細情報
◇番組内容
東大卒のエリートでありながら実は童貞の荒川英人(三浦春馬)は、国家義務として性を学ぶ“オトナ高校”へ入学する羽目に。拒否すれば逮捕、服役だと告げられ…。むなしくも入学式を迎えた英人は、上司である55歳童貞部長(高橋克実)、2番手にしかなれないバリキャリ処女(黒木メイサ)ら、人生をこじらせた仲間と出会い…。果たして英人は本当の意味でオトナへ成長できるのか?恋せよオトナ!大人だけの学園ドラマ!!
◇出演者
三浦春馬、高橋克実、竜星涼、松井愛莉、山田真歩、夕輝壽太・杉本哲太、黒木メイサ
◇脚本
橋本裕志
◇演出
山本大輔
◇主題歌
高橋優『ルポルタージュ』(ワーナーミュージック・ジャパン/unBORDE)
◇スタッフ
【ゼネラルプロデューサー】三輪祐見子(テレビ朝日)
【プロデューサー】貴島彩理(テレビ朝日)、松野千鶴子(アズバーズ)
◇おしらせ
☆番組HP
 http://www.tv-asahi.co.jp/otonakoukou/
☆Twitter
 https://twitter.com/otona_koukou/
☆Instagram
 https://www.instagram.com/otona_koukou/

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz

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