ACL 浦和レッズが決勝第2戦に勝利 アジア王者に

ACL 浦和レッズが決勝第2戦に勝利 アジア王者に
サッカーのアジアナンバーワンクラブを決めるACL=アジアチャンピオンズリーグは決勝の第2戦が行われ、浦和レッズがサウジアラビアのアルヒラルに1対0で勝ち、対戦成績を1勝1引き分けとして10年ぶり2回目の優勝を果たしました。
ACLの決勝はホームアンドアウェー方式で行われ、2試合を戦って勝ち数の多いチームが優勝し、勝ち数で並んだ場合はアウェーでのゴール数などで優勝が決まります。アウェーで行われた第1戦は1対1で引き分けたため、レッズは0対0で引き分けるか、勝てば優勝が決まる状況でした。

第2戦は埼玉スタジアムで午後7時15分から始まり、レッズは序盤から日本代表の長澤和輝選手が立て続けにシュートを狙うなど攻め込みました。その後は相手の素早い攻撃に押し込まれ、徐々に守備の時間が長くなりましたが得点は許しませんでした。

0対0のまま、後半、相手の選手が1人退場となり有利な状況となったレッズは、試合終了間際に武藤雄樹選手からパスを受けたラファエル・シルバ選手がみずから持ち込んでシュートを決め、これが決勝ゴールとなりました。

レッズは1対0で勝ち、対戦成績を1勝1引き分けとして10年ぶり2回目の優勝を果たしました。

レッズは12月、UAE=アラブ首長国連邦で行われる世界ナンバーワンクラブを決める大会、「クラブワールドカップ」にアジア代表として出場します。

堀監督「積極的にボール奪いにいった」

浦和レッズの堀孝史監督は「第1戦はアウェーだったので守備を意識したが、きょうは積極的にボールを奪いにいき、ボールを持つ時間を増やそうという意図を持ってのぞんだ。第1戦からの短い期間で準備してきたことを、本番で出すことができて優勝につながった」と振り返りました。

ラファエル・シルバ選手「ゴールの瞬間は感動的だった」

決勝ゴールをあげたラファエル・シルバ選手は「厳しい試合だったがみんなが集中力を高く持って最大限の力を出すことができた。すばらしいファンのためにいい形で勝利を飾り、タイトルを取るという目標が達成できてよかった」と話しました。

そのうえで、ゴールを決めた瞬間について「頭の中をさまざまな思い出がよみがえって、とても感動的だった」と振り返りました。

MVP柏木選手「ファンの応援含め レッズ全体の力」

ACL=アジアチャンピオンズリーグで大会の最優秀選手、MVPに選ばれたレッズの柏木陽介選手は試合後の会見で「MVPを獲得できて非常にうれしい。選んでいただいたことを素直に喜んで、賞に恥じないプレーをしたい」と話しました。

またホームでの試合はすべて勝って大会を終えたことについて、「アウェーで結果を出せなかったものの、ホームではチーム力で結果を出してきた。ファンの応援を含め、浦和レッズ全体としてのすばらしい力だと思う」と振り返りました。

阿部選手「レッズはまだまだ大きくなるチーム」

キャプテンの阿部勇樹選手は「2007年の優勝もうれしかったが、自分の気持ちとしては今回のほうがうれしい。勝利が決まったあと、一緒に戦ってくれた仲間の笑顔を見て、うれしくて泣いてしまった」と涙を浮かべました。

そのうえで、「タイトルを取れてよかったが、これがすべてではない。レッズはまだまだ大きくなるチームだと思うのでこの勝利を次につなげて満足することなくやっていきたい」と話しました。

武藤選手「試合終了の瞬間は最高の気分」

決勝点をアシストした武藤雄樹選手は「試合終了のホイッスルを聞いた瞬間は足がつって疲れ切っていたが、再び走り出せるくらい最高の気分だった」と笑顔を見せました。

また決勝ゴールについて、「ラファエル・シルバ選手にパスを出したときは、長い距離をみずから持ち上がってくれるとは思わなかった。個人の力が生きたゴールだった」と振り返りました。

槙野選手「人生をかけてのぞんだ」

ディフェンダーの槙野智章選手は「2月から始まった長い大会が終わってほっとしている。自分にできるすべての準備をして、人生をかけてのぞんだ。守る時間が長くなると思っていたが、自分たちの本来の姿は攻撃的で、受け身にならずに耐え抜いて跳ね返すことを心がけた」と試合を振り返りました。

そして、来月からのクラブワールドカップについて「アジアの代表として戦うので、1つでも勝てるように責任と覚悟をもってのぞむ。いい経験で終わらせず、チャレンジする気持ちでいきたい」と意気込みを話しました。
ACL 浦和レッズが決勝第2戦に勝利 アジア王者に

ACL 浦和レッズが決勝第2戦に勝利 アジア王者に

サッカーのアジアナンバーワンクラブを決めるACL=アジアチャンピオンズリーグは決勝の第2戦が行われ、浦和レッズがサウジアラビアのアルヒラルに1対0で勝ち、対戦成績を1勝1引き分けとして10年ぶり2回目の優勝を果たしました。

ACLの決勝はホームアンドアウェー方式で行われ、2試合を戦って勝ち数の多いチームが優勝し、勝ち数で並んだ場合はアウェーでのゴール数などで優勝が決まります。アウェーで行われた第1戦は1対1で引き分けたため、レッズは0対0で引き分けるか、勝てば優勝が決まる状況でした。

第2戦は埼玉スタジアムで午後7時15分から始まり、レッズは序盤から日本代表の長澤和輝選手が立て続けにシュートを狙うなど攻め込みました。その後は相手の素早い攻撃に押し込まれ、徐々に守備の時間が長くなりましたが得点は許しませんでした。

0対0のまま、後半、相手の選手が1人退場となり有利な状況となったレッズは、試合終了間際に武藤雄樹選手からパスを受けたラファエル・シルバ選手がみずから持ち込んでシュートを決め、これが決勝ゴールとなりました。

レッズは1対0で勝ち、対戦成績を1勝1引き分けとして10年ぶり2回目の優勝を果たしました。

レッズは12月、UAE=アラブ首長国連邦で行われる世界ナンバーワンクラブを決める大会、「クラブワールドカップ」にアジア代表として出場します。

堀監督「積極的にボール奪いにいった」

浦和レッズの堀孝史監督は「第1戦はアウェーだったので守備を意識したが、きょうは積極的にボールを奪いにいき、ボールを持つ時間を増やそうという意図を持ってのぞんだ。第1戦からの短い期間で準備してきたことを、本番で出すことができて優勝につながった」と振り返りました。

ラファエル・シルバ選手「ゴールの瞬間は感動的だった」

決勝ゴールをあげたラファエル・シルバ選手は「厳しい試合だったがみんなが集中力を高く持って最大限の力を出すことができた。すばらしいファンのためにいい形で勝利を飾り、タイトルを取るという目標が達成できてよかった」と話しました。

そのうえで、ゴールを決めた瞬間について「頭の中をさまざまな思い出がよみがえって、とても感動的だった」と振り返りました。

MVP柏木選手「ファンの応援含め レッズ全体の力」

ACL=アジアチャンピオンズリーグで大会の最優秀選手、MVPに選ばれたレッズの柏木陽介選手は試合後の会見で「MVPを獲得できて非常にうれしい。選んでいただいたことを素直に喜んで、賞に恥じないプレーをしたい」と話しました。

またホームでの試合はすべて勝って大会を終えたことについて、「アウェーで結果を出せなかったものの、ホームではチーム力で結果を出してきた。ファンの応援を含め、浦和レッズ全体としてのすばらしい力だと思う」と振り返りました。

阿部選手「レッズはまだまだ大きくなるチーム」

キャプテンの阿部勇樹選手は「2007年の優勝もうれしかったが、自分の気持ちとしては今回のほうがうれしい。勝利が決まったあと、一緒に戦ってくれた仲間の笑顔を見て、うれしくて泣いてしまった」と涙を浮かべました。

そのうえで、「タイトルを取れてよかったが、これがすべてではない。レッズはまだまだ大きくなるチームだと思うのでこの勝利を次につなげて満足することなくやっていきたい」と話しました。

武藤選手「試合終了の瞬間は最高の気分」

決勝点をアシストした武藤雄樹選手は「試合終了のホイッスルを聞いた瞬間は足がつって疲れ切っていたが、再び走り出せるくらい最高の気分だった」と笑顔を見せました。

また決勝ゴールについて、「ラファエル・シルバ選手にパスを出したときは、長い距離をみずから持ち上がってくれるとは思わなかった。個人の力が生きたゴールだった」と振り返りました。

槙野選手「人生をかけてのぞんだ」

ディフェンダーの槙野智章選手は「2月から始まった長い大会が終わってほっとしている。自分にできるすべての準備をして、人生をかけてのぞんだ。守る時間が長くなると思っていたが、自分たちの本来の姿は攻撃的で、受け身にならずに耐え抜いて跳ね返すことを心がけた」と試合を振り返りました。

そして、来月からのクラブワールドカップについて「アジアの代表として戦うので、1つでも勝てるように責任と覚悟をもってのぞむ。いい経験で終わらせず、チャレンジする気持ちでいきたい」と意気込みを話しました。