大河ファンタジー 精霊の守り人〜最終章〜(1)[新]「バルサ、故郷へ」[解][字] 2017.11.25

2511月 - による admin - 0 - 未分類

このあとすぐ放送です。
女用心棒バルサとチャグム皇太子の最後の旅が始まります。
今南と北の国の戦いが始まった。
山あいの国カンバル。
2人はバルサの父を死に追いやったその王のもとへ向かった
陛下にお目通りを願ってございます。
バルサ…?
しかし山の王から富を得て暮らすカンバルでは新たな戦いが始まろうとしていた
山の王を下すには最強の槍が必要なのだ。
ログサムは自らの野望にバルサの力を利用しようとたくらむ
私に王の槍を殺せと?
バルサとチャグムはログサムにどう立ち向かうのか。
物語の最終章が始まる
火を消せ〜!山の王は火を厭う!山の王の扉が開いた!儀式の時がやって来たぞ!
(一同)ウンバォー!ウンバォー!ウンバォー!
(チャグム)
戦の足音が近づいてきた
巨大国家タルシュ帝国が海を渡り我が国新ヨゴ国に攻め入ろうとしていた
国を守るため皇太子である私チャグムは隣国のロタ王国カンバル王国と同盟を結ぼうと旅に出た
それを知ったタルシュ帝国の王子ラウルに私は命を付け狙われる事になった。
私を守るために一人の用心棒が雇われた。
かつて幼い私を異界の魔物から救ってくれた大恩人人呼んで短槍使いのバルサだ
バルサと私は同盟を結ぶためカンバル王のもとへと向かった
あの人たちは…商人には見えなかったけど。
(バルサ)ロタに出稼ぎに行くカンバル人だろう。
タルシュの刺客ではないさ。
もうじき雪が深くなるからね。
その前に一家を支える男たちの多くはああやってロタや新ヨゴ国に出稼ぎに行くのさ。
私とバルサはカンバル王国の国境に近づいていた
うわ〜っ!やあ〜っ!う〜ん…。
無事にカンバルに入れたとしても王に会う事なんてできるだろうか。
王の槍になら会えるかもしれない。
王の槍?カンバルは武人の国だ。
王の槍と呼ばれる最強の武人たちが王の力を支えている。
バルサはその武人に育てられたのだね。
ああ…。
ジグロは王の槍でありながら私を守るためにカンバルを捨てたんだ。
そのジグロが死ぬ2年前だった。
一人の武人が現れた。
それまでにジグロは追っ手となった8人の王の槍と戦い殺してきた。
それがどんなにつらい事だったか。
ジグロはずっとかつての友を殺す苦しみに耐えてきた。
(カグロ)やあ〜っ!だから私にはジグロが最後に来たその武人に殺されようとしているんじゃないかってそう思えたんだ。
2人はその日は決着をつけなかった。
どうして?戦いはもう終わったんじゃなかったのか?8人いる王の槍はみんな去年倒したはずだ!さっきの武人は誰なんだ!?
(ジグロ)王の槍は全部で9人いる。
殺した8人とこの私だ。
(ジグロ)一つの氏族から王の槍は一人ずつ選ばれる事になっている。
私がこれまで殺してきたのは私とは違う氏族の王の槍たちだ。
それじゃ…。
あの武人はカグロ。
私の兄だ。
だから殺さないのか?カンバル王はどこまで卑劣なんだ!それからジグロは来る日も来る日も森に行き無言のまま兄と槍を交わした。
そしてあの夜…。
私は生まれて初めてあんな戦いを見た。
ジグロの槍が相手の槍に乗り移りやがて一つの心が2つの槍を司り2人は舞を舞うかのように戦い続けていた。
ジグロ…。
何も言わないでくれ。
何も話せない事はよく分かっている。
兄上はもう立派な王の槍です。

(ジグロ)これを持っていって下さい。
そしてカンバル王に私を殺したと告げて下さい。
ジグロの言ったとおりになっていればジグロの兄であるカグロが王の槍となって今はカンバル王の近くにいるはずだ。
その人に会いに行くんだね?その人はバルサの事も知ってるの?今のカンバル王がバルサの父親を殺した事も。
さあ…会ってみなければ分からない。
さあ今日中にカンバルに入れるだろう。
よっしゃ〜!・カンバル王国に何用だ!・旅の者だ。
・馬から下りろ!・荷物を調べる!2人ともこっちへ来い!こっちへ来い!
(カーム)この短槍はお前のものか?そうです。
なぜこのようなものを持っている?私は護衛士です。
この若者も私の下で護衛士の見習いをしています。
女の護衛士しかも短槍使いか…。
私は護衛士の養父に育てられました。
私を育てた父も私もカンバルの生まれです。
カンバルで武術を学んだ者が落ちぶれて異国で護衛士や盗賊になる者もいるというからな。
その若者はどこの生まれだ?新ヨゴ国です。
もっとも捨て子だったようですが。
分かった。
気を付けて行け。
バルサの言う事を信じてくれたのかな?ほとんど嘘はついてないからね。
私は捨て子か…。
確かに嘘をついたとは言えないかもしれない。
もしあの警備兵の中にタルシュの手先となっている者がいたとしたら…私に気付いただろうか?もしそうなら…。
すぐに分かる。
(矢が飛んでくる音)伏せろ!うわっ!やあ〜っ!うわっ!チャグム!ああっ!うお〜っ!やあっ!やあっ!ああっ!どけっ!どけっ!うわっ!ああっ!うわっ!ああっ!ああっ!うわ〜っ!うわ〜っ!うわ〜っ!大丈夫か?ほかのも殺したのか?タルシュの手先か。
そうだろうね。
こんな事は言いたくないけど…戦うなら殺す気で戦え。
分かっている。
(馬の蹄の音)一体何があった?盗賊に襲われたのか?あんたにはこれが盗賊に見えるのか?カンバルでは不況が続いて旅人の荷物を襲う輩が多い。
この辺りも物騒になったものだ。
警備を強化しなくてはな。
お前の家族はカンバルのどこに住んでおる?知り合いに会いに行くだけだ。
知り合いとは?カグロという王の槍だ。
知っているか?カンバルの武人でその名を知らぬ者はおらぬ。
お前のような者がどこで知り合ったというのだ?それは言えない。
分かった。
それなら一緒に来い。
私が取り次ごう。
嘘をつくな。
あんたに取り次げるのか?大丈夫だ。
私はその息子だ。

(カグロ)カーム。
その女はカンバル生まれの護衛士に育てられたと言ったのだな?そうです。
食い詰めた武人が家族を連れて異国に流れたのでしょう。
(カグロ)女の名は?バルサとか言いました。
(カグロ)バルサ…。
本当に知り合いなんですか?いや…。
喜べ。
父上が会うそうだ。
女だけだ。
いや…私も一緒に会う。
それを決めるのはお前ではない。
カームお前は出ていろ。
え?私が話を聞く。
いやしかし…。
いいから出ていろ。
(カーム)分かりました。
ジグロはどうしている?死にました。
あなたが去ってから2年後に病にかかって。
そうか。
最後にあなたに槍を教えられた事を喜んでいました。
お前はジグロに育てられたのか?そうです。
バルサです。
私が誰だか分かりますか?あの時ジグロと一緒にいた。
ジグロがした事も今のカンバル王がした事もあなたは知らないのですか?ジグロはある日突然我々の前から姿を消したのだ。
ジグロは王の槍でありながら王を裏切った。
知っているのはそれだけだ。
それだけ?それからは同じ王の槍が何人も放たれたが誰一人帰ってはこなかった。
私に言えるのはそれだけだ。
ジグロに何も聞かなかったのは耳なし口なしの誓いがあったからですか?カンバルでは王に命じられて人を殺しに行く時には耳なし口なしの誓いを立てるとジグロから聞きました。
相手の言葉に耳を貸さず口を利いてはならないと。
ジグロはあなたや氏族を裏切るような事は何もしていません。
お前は何を知っているというのだ?私は今のカンバル王に…。
カンバル王にどうした?カンバル王にお会いしたいのです。
お前が?何のために?タルシュ帝国についてお話ししたいのです。
タルシュ帝国を信じてはなりません。
この先何があっても…。
その事をお伝えしたいのです。
その事をお前が?はい。
カンバル王国のために。
お取り次ぎ願えないでしょうか。
お前は一体何者なのだ?私はジグロの娘です。
心からそう思っています。
そうか…。
ジグロがお前に槍を教えたのか。

(ジグロ)来るんだバルサ。
ジグロがここへ導いてくれたとそう信じたいけどね。
バルサの事を思うと心苦しいけど今はカンバル王を味方につけるしか新ヨゴ国が生き残る道はないのだ。
カンバル王を味方につけるなら新ヨゴ国ではなくロタ王国と手を結ばせるんだ。
え?ロタ王国とカンバル王国が手を結べばこの北の大陸に大きな壁が出来る。
タルシュ帝国もそう簡単には手を出せない。
ロタとカンバルを落とすのが難しいと分かれば新ヨゴ国からも手を引くかもしれない。
なるほど。
タルシュの密偵をしていたヒュウゴがチャグムにそう伝えろと私に言ったんだ。
ヒュウゴに会ったのか!どこで会ったんだ?ロタのツーラム港だ。
(ヒュウゴ)戦にはもともと意味などない。
だからこの世からなくなる事もない。
なくす事ができないならどこかで歯止めをかけるしかない。
ヒュウゴは生きていたのか!チャグムが生きている事も確信していたよ。
私はヒュウゴを見殺しにしたと思っていた。
よかった。

(ラウル)やはりチャグムは生きていたか。
(ヒュウゴ)はい。
(ラウル)私を裏切り生きる道を選んだか。
お前の策略もあの男には通用しなかったという訳か。
申し訳ございません。
北の大陸にいる我が手の者たちによって必ずやその命は消されるものと存じます。
あとは力ずくで新ヨゴ国を攻め落とすのみ。
それも殺戮という最も退屈な戦で。
もしこのままチャグムが生きていたとしたら我々の脅威になると思うか?新ヨゴ国にも内通者がおります。
もはや敵ではありません。
しかしあの者には不思議な力がある。
そう言ったのはお前だぞヒュウゴ。
できれば見てみたいものだ。
その力というやつを…。
少しは退屈も紛れよう。
(トロガイ)ロジュホーロジュホーロジュホー!見えるか?あれが。
流れている。
南の方から水の民ヨナ・ロ・ガイの群れが青霧山脈を越えてカンバルの方へと流れてゆく。
北のナユグに春がやって来たんだ!見えるか?シュガよ。
見えているのか?
(シュガ)あ…何も見えません。
何だい気のない返事だね。
呪術を学ぶ気がないのならここにいたってしょうがないだろ!なんと聖導師がタルシュ帝国と通じておるだと?はい。
(トロガイ)ふ〜ん…。
…でそれをどうするんだ?どうすればよいのでしょう?そんな事私に聞くな!聖導師様は私にも協力を求めてきたのです。
何のために?戦を避けるためにです。
そのためにはタルシュ帝国に降伏するほかないのです。
だけどチャグムはそれを拒んで異国と手を結びに行ったんだろ?もちろん私だってそう信じたい!このままチャグム殿下の力を信じてそれを待ちたい。
しかし実際にタルシュ帝国が攻めてきたとしたら…。
早く戦を終わらせなければ多くの民が死にこの国は滅ぶかもしれません。
そのためには帝を…。
え?この国の神を消さなくてはなりません。
そのころ私の父新ヨゴ国の帝のもとにタルシュ帝国から知らせが届いていた
(聖導師)既にタルシュ軍は南方の海に浮かぶサンガル王国の島々に集結しておりこれより10日以内に降伏の意が示されなければ直ちに侵攻するとの事です。
聖導師。
なぜそのような汚れた事を私に聞かせる?ラドウ大将軍に告げればよい事ではないのか。
陛下のほかにこの戦を止められる者などおりません。
タルシュ軍が上陸すればこの地は人の流す多くの血で汚されましょう。
それを止めるためにはもはや降伏するほかには…。
人の血など天の水が清めてくれよう。
されど心に注ぐ雨はない。
汚れを抱く者には天罰が下るのみだ。
聖導師。
神が人に降伏する事などありえまい。
はっ。
(足音)
(タンダ)バルサ…。
バルサ!
(チキサ)タンダさん?おっと…おっとっとっと!あっ!
(チキサ)タンダさん。
チキサ。
アスラ…。
ありがとう。
どうしたんだ?こんな夜明けに…。
まさかマーサさんのところにいられなくなったのか?違います。
ご主人のトウノさんのお供で都に来たんです。
タンダさんのところに行きたいからってアスラも一緒に。
そっか。
あ〜分かったと思うけどバルサはここにはいないんだ。
いいんです。
俺たちタンダさんに会いたくて来たんです。
俺に?そりゃうれしいな!アスラ。
まだ話せないのか。
タンダさんこれ!都で買ったんです!働いた金が少したまったから。
おっホウロに漬け込んだ肉か!こりゃあいい!ありがとう!取れたての山菜鍋だ。
うまいか?うまい!よかった。
ん?「ノユークの水の中を」。
ノユーク…ナユグの事だね。
「何かが遠くから泳いでくる」。
「カミサマとは違う」。
(チキサ)「とても怖い」。
アスラは「どうしたらいいか教えてほしい」って。
(トロガイ)驚いたね。
その子にはナユグの事がはっきりと見えているんだね。
師匠。
あ〜あんたたちかい?バルサが助けた子たちは。
トロガイさん?この人が俺の師匠だ。
おいタンダ何をやっているんだ。
せっかくの肉が焦げちまうよ。
あっまずい!全く昔から2つの事をいっぺんに考えられない弟子だよ。
バルサがいたらバルサの事。
バルサがいなければバルサの事。
バルサの事ばっかりじゃないですか。
(トロガイ)一途なのかバカなのかいまだに分からん。
ひどいな。
…でお前は一体何が怖いんだ?今は師匠が怖いんじゃないですか。
分からないけど…アスラは新ヨゴ国の都に行くと聞いた時にとても怖がったんです。
都?都が怖いのかい?それは何かナユグに春が来ている事と関わりがあるんでしょうか?恐らくそうだろうね。
都に災いが起きるという事か?・タンダ!タンダはいるか?兄さん…ノシル兄さん。
久しぶりだな。
どうしたの?
(ノシル)タンダお前に頼みがある。
これはあの…家族全員の頼みだ。
何?弟のカイザが村でくじ引いて兵に当たってしまった。
カイザが戦に駆り出されるのか?うん…。
カイザは去年嫁をもらって春にはかわいい娘が生まれたばかりだ。
俺たちにも妻や子がいる。
タンダ…。
すまないがカイザの代わりにお前が行ってくれないか。
頼む!
私とバルサはカンバル王との面会をひたすら待っていた
どうしてこんなにおいしいもんが嫌いなのかね。
羊やヤギの乳はどうも臭くて…。
ほら子どもの頃青霧山脈の狩穴に籠もっていた時タンダにこのラルウを作ってもらった事があったろう。
あの時はおいしいと思ったんだけどなあ。
タンダは薬草を入れて臭みを消していたからね。
そういえば私も子どもの頃は新ヨゴ国の食べ物にはなかなかなじめなかったよ。
バルサにはこのカンバルの味が懐かしいんだね。
いや…私が懐かしいのはタンダの味だけだ。
父上!あの2人はどうするんです?これから城に向かう。
王に知らせるんですか?タルシュ帝国が追っている者たちだと。
隠す訳にはいかん。
我々で始末すればいいだけではないんですか?よいか?私が戻るまで絶対に手を出すなよ。
父上はあのバルサという女を本当は知っているのではありませんか?父上が教えてくれないならあの女から聞き出します。
あの女はジグロから槍を教わった者だ。
お前のかなう相手ではない。
手を出すな。

(ヤギを追い立てる声)あれは?山の上でヤギを追い立てる牧童たちの声だ。
カンバルでは神に近い者たちだとも呼ばれている。
(扉が開く音)何です?お前は護衛士だと言ったな。
それが何か?いつからその若者を護衛している?この者は私の下で見習いをしているだけだ。
嘘をつくな!その者はただのゴロツキには見えぬ。
だったら何に見えると言うのです?一国の皇太子。
あなたはタルシュの手先か。
父上が今カンバル王に知らせているところだ。
お前たちは間もなくタルシュに引き渡されるか処刑されよう。
カンバル王もタルシュと通じていたのか。
何事だ?カグロ。
はっ。
皇太子がいても構わぬ。
申せ。
はっ。
ロタとの国境で我が息子のカームが怪しい女と若者を捕らえてございます。
怪しいとは?その若者がチャグム皇太子ではないかと。
フフフッ…。
よくぞ捕らえた。
すぐにここに連れてまいれ。
それが向こうからその若者と一緒にいる女が陛下にお目通りを願ってございます。
女が?何者だ。
バルサと申しております。
バルサ…?このカンバルで生まれ短槍使いの護衛士をしている流れ者の女です。
バルサ…。
おおあのカルナの娘か。
(ラダール)父上カルナというのは?お前は口を挟むな。
何でもない。
お前は外せ。
父上?いいから外せ。
はい。
その女はジグロに育てられたのだな?そう申しておりました。
ジグロの育てた娘はやはり生きていたのか。
バルサ!ハハハハハハッ!
(カーム)お前はジグロに育てられたそうだな?その名を出して父上に近づくとは何という汚らわしい了見だ。
ジグロが憎いのか?あんたの叔父だろ。
叔父なものか。
一族の恥だ!いや一族と思った事など一度もない。
その名を口にしただけで心が汚れる。
その者が王を裏切ってから我ら同族の者は領地を追われ流民も同然に生きてきたんだ。
追っ手となった王の槍が戻らぬ度にその氏族の者からも恨まれ次々と行き場をなくし…。
私の母上は私に食べ物を与えるため自分は食べるものも食べずに人々に蔑まれながら死んでいったんだ!父上はやっとその裏切り者の弟を討ち果たし我らはようやく領地を取り戻した。
弟を殺してくれた父上に私は心から感謝している。
その父上にその名を出して情けを乞うとは…恥を知れ!潔く死を待つがいい。
待ってくれ!情けを乞いたい訳ではない!ただタルシュ帝国の恐ろしさを知らせたいだけなのだ!
(カーム)タルシュは敵ではない。
それに我らは今それどころではない。
ほかの王と戦をせねばならぬ時だ。
ほかの王?あんたの父上はジグロを討ち果たしてなどいない。
果たせなかったんだ。
所詮ジグロの相手ではなかった。
槍では全くジグロに歯が立たなかったんだ。
バルサ!ジグロはその兄を哀れんで槍を教えてやったのさ。
そして殺されたふりをしてやったんだ。
あんたの父上の腕ではこの私にさえかなわなかったろうからね。
ジグロが王の槍にしてやったのさ。
貴様〜!手を出すな!誰も手を出すな。
俺が殺す。
やあ〜っ!馬を持ってこい。
早くしろ!
(カーム)一族の恥だ!やあっ!
(カーム)一族と思った事など一度もない。
(ジグロ)タグル…許せ。
(カーム)その名を口にしただけで心が汚れる。
(泣き叫ぶ声)
(ジグロ)お前と旅をして楽しかった。
お前の成長がうれしかった。
幸せだった。
父さん…。
(カーム)恥を知れ!
バルサと私は北の果てカンバル王国の秘密の扉を開こうとしていた
カンバルには古来より不思議な儀式がある。
これは弔いの儀式だ。
私はお前に幸せになってもらいたかった。
だったらなぜ私に槍を教えた!バルサ!新ヨゴ国へ出兵の用意を致せ。
バルサが帰ってきたら伝えて下さい。
絶対に死なないと。
神への裏切りは断じて許さない。
全兵力を光扇京へ!2017/11/25(土) 21:00〜22:00
NHK総合1・神戸
大河ファンタジー 精霊の守り人〜最終章〜(1)[新]「バルサ、故郷へ」[解][字]

バルサ(綾瀬はるか)は、新ヨゴ国を守るために、チャグム皇太子と共にカンバル国へ向かう。そのことは、バルサにとって過去の秘密の扉を開ける旅でもあった。

詳細情報
番組内容
巨大な勢力を持つタルシュ帝国の第二王子・ラウル(高良健吾)は、今にも海を渡り新ヨゴ国に攻め入ろうとしていた。短槍(そう)使いの女用心棒・バルサ(綾瀬はるか)は、祖国である新ヨゴ国を守るために、隣国のカンバル王国、そしてロタ王国と同盟を結ぶべく動くチャグム皇太子(板垣瑞生)と共にカンバル王の元へ向かう。バルサにとってそのことは、封印された過去の秘密の扉を開ける旅でもあった。
出演者
【出演】綾瀬はるか,板垣瑞生,東出昌大,林遣都,渡辺いっけい,降谷建志,林家正蔵,高良健吾,鈴木亮平,高島礼子,吉川晃司,中村獅童,鹿賀丈史,藤原竜也,鈴木梨央,福山康平
原作・脚本
【原作】上橋菜穂子,【脚本】大森寿美男
音楽
【音楽】佐藤直紀

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
サンプリングレート : 48kHz

OriginalNetworkID:32080(0x7D50)
TransportStreamID:32080(0x7D50)
ServiceID:43008(0xA800)
EventID:10263(0x2817)