2/4
異世界に来ちゃった。
今回は下の話が多めになってしまっているので
苦手な方はすいません。
何か聞こえてくる。何だろう?
「オギャア…オギャア…オギャア…オギャア!!」
静かにしてほしい。僕はまだ眠いんだ。それにしたって何の声?
「オギャア…オギャア…オギャア…オギャア…オギャア…オギャア!!」
さすがにうるさくなってきたので目を開き横を見るとなんとそこには可愛らしい赤ちゃんがいるではないですか。
よく見てみようと側に行こうとしたら上手いこと体が動かなくてまさかと思っていると、
「あらあら、どうしたのそんなに泣いちゃて~」うふふふと、笑いながら近づいてくる女性がいた。‥‥なぜだろうこの優しくて良い人なのにどことなく男を駄目にするってタイプの優しさを感じてしまうのは。というより誰なんだろうこの女性は?
そう考えている間に女性は泣いている赤ちゃんをあやしていた。
「ふぇぇ、ふぇぇ」うふふふ、と笑いかけながら「もう大丈夫よ~」と、赤ちゃんを寝かしつけようとしていた。しかしそれでも赤ちゃんは泣き止まず「あらあら、困ったわね~。抱っこじゃなかったのかしら?」と少し困り顔になっていると赤ちゃんが女性のそのなかなかにたわわな胸部に顔を近づけて吸うようなことをしていると「なるほど~、お腹が空いてたのね~。よし、ミルクは出ないけどとりあえず私ので良ければどうぞ」なんて言っているではないか。とても反応してしまうのは僕が今多分赤ちゃんになっているだろう訳で僕もお腹が空いているからである。決して女性のメロンが見たいわけではないのである。やましい気持ちなど一切ないのだ。なんて誰に聞かれる訳でもないのに勝手に一人言い訳をしていた。そんなことをしていると女性は着ていた服のボタンをはずし始めた。そして
「はい、どうぞ」と言いながら片方のメロンの先端を赤ちゃんの口元に近づけて吸わせていた。それを赤ちゃんは必死になって吸い付いていた。「ごめんなさいね~、ミルクは出せないのよ~、でもその代わりにお姉さんの出せるものをあ・げ・る♡」
そう言いながら女性の周囲に変化が起き始めた。女性の周囲が光り始めたのである。そしてその光は一部分に集まっていっている。もちろんその一部分とは女性が出しているメロンにである。それからその光は赤ちゃんにも移っており、そうすると赤ちゃんは先ほどまで必死に吸っていたのに段々とその吸い付くスピードが遅くなっていきそして眠ってしまった。
「うふふ、ゆっくり眠るのよ~」と言い、赤ちゃんを元々いたベッドの上に戻してすと「いくら何でも、魔術で寝かしつけるのは強引だったかしら?」と言っていた。
しかし僕は(強引になっても仕方がないでしょう。母乳が出ないのに吸わせてあげるだけ、まだ優しさがあると僕は思います。と言う訳で僕にも吸わせてください!)と、魔術と言う発言について何の興味も示さず、ただ自分の欲望のままにあのメロンを吸いたいという想いでぐずる振りをした。すると女性がそれに気付いたのか
「あらあら、今度はあなたもなのね~」と、言って直しかけていた服をそのままの状態でこちらに近づいてきた。僕は期待し心踊らせ待っていると「それじゃあ、お休みなさい」と無慈悲にもすぐに魔術で寝かしつけられたのでした。その時に一瞬だが、女性の顔全体が見えたのだがとても強い違和感を覚えた。しかし魔術によって眠くなる意識ではそれ以上は考えられ無かった。
_________________________________________________
その後目を覚ますと、先ほどの女性の声ともう一人若そうな女性が会話しているようなので耳を澄まして会話を聞いてみた。
「あの子の様子はどんな感じですか?」「とても元気ですよ、少し前なんてお腹を空かして私の胸に吸い付いてきて、でも…少し気持ち良かったわ~」「そ、そうですか。それは良かったですね?」「ええ、今は私が魔術…げふん、げふん えー…あやして眠っているわ」「今魔術って言いましたよね!」「ナンノコトカシラ、ワタシハタダアヤシタダケヨー」「あからさまな棒読み!強引じゃないですか!」「安心して、なにも危険はないわ!」「そりゃそうでしょうよ!貴女の腕は知ってますし信頼もしています。でも、貴女がいくら優れた魔術師でもその困ったらすぐに何でも魔術で解決しようとする癖は止めなさい!!」「だって~、私母乳なんか出ないんだもの~。魔術を使ったのは強引だったと思ったわよ。でもそれ以外私に解決方なんて無かったのよ~」「はぁ、確かにそうね。今回は仕方が無かったわ。あくまで、今回はね。次からは気をつけなさいよ。わかった?」「はぁい」「まったく。………ねぇ、1つ聞いてもいい?」「なに?」
「私の見間違いかしら?あそこの戸棚に粉ミルクの缶が見える気がするのだけれど?」「…あ」「ねぇ私、昔、言ったわよねぇ?何かするのはいいけどその前に周りを確認しろって。いったよなぁ?」「お、おち、落ち着いて?ね?一旦落ち着いて?男口調になってるから」「私は十分落ち着いているわよ」「ごめんなさい、ごめんなさい。次から気をつけるから、だから笑顔で指を鳴らしながら近づいて来るのだけは勘弁してくださいぃ」「そう、そこまで言うのなら止めてあげるわ」「あ、ありが‥」「だけど、ちょっと私と遊びましょうか」「え、良いけど遊ぶって何するの?」「何ってナニよ」「へ?ナニって…まさか」「そう、そのまさかよ」ニッコリ「や、止めてその明らかに怪しい器具を持って近づいて来ないで」「だが、断る」「い、嫌ぁ。止めてください、本当に反省してるから。だからもう…… だ、駄目そこは本当に弱いからぁ、あんっ///」「何よ、もう○○○が○○○○じゃない。本当は期待してたんでしょ」「そ、そんなこと あっ///ない あんっ//」
‥‥‥駄目だ、これ以上この会話を聞いていちゃいけない。気になる単語もあったがそれについては後で考える事にして今はもう一度寝よう。
これを書きながら思ったこと
我ながら 変態だなと 思います
作者心の一句
あぁ、明日からまた平日が始まってしまう。
ちび○子ちゃんやサ○エさんを見てそう思った。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。