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レジェンド 作者:神無月 紅

レーブルリナ国

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1561/1561

1561話

 地下四階に戻ってきたレイが目にしたのは、ヴィヘラが嬉しそうな笑い声を上げながら、巨人達と戦っているところだった。
 ただし、レイが階段から上がろうとしていた新たな巨人を一時的にではあっても撃退しただけあって、地下四階にいる巨人の数はそれ程多くはない。
 今ヴィヘラが戦っているのは、その巨人の数少ない生き残りとなる。

「あはは、あははははは! もっと、もっとよ! もっと頑張りなさい!」
「ぐらあぁあぁあああっ!」

 当たれば普通なら骨折……どころか、一撃で死んでもおかしくないだけの威力の拳が蹴りといった巨人の攻撃が荒れ狂う中、ヴィヘラはその攻撃を回避しながら攻撃を見切り、そっと拳に手を添えて力の流れを変える。
 それだけで巨人は自分の攻撃の威力が強い分だけ、投げられる速度も己の腕力にしたがって速度が上がる。
 巨人の体重そのものが強力な武器となり、仲間に対して大きな被害を与える。
 そんな戦いを見て、レイはこの地下四階で死んだ巨人が生き返る様子がないことに気が付く。

(やっぱりな。どうやら、巨人を生き返らせるにはあの黒い雪に直接触れる必要があるってことか)

 レイから見て、あの黒い水晶は非常に厄介な代物に思えた。
 何よりもそう思えるのは、やはり死者を生き返らせるという効果だろう。
 取りあえず、あの黒水晶はそう簡単に表に出せるものではないと思いつつ、レイはエレーナ達の方に向かう。
 既に地下四階に生き残っている巨人は少なく、既に戦っているのはヴィヘラだけだ。
 それ以外のエレーナ達は、既に戦闘を行っておらず、ヴィヘラの戦いをただ眺めている。
 それだけに、自分達の側に近づいてくるレイにすぐに気が付いたのだろう。
 エレーナは笑みを浮かべ、マリーナは軽く手を振っている。
 ビューネはイエロを撫でるのに集中していた。

「戻ったか。……どうだった? こうして見ている限りでは、明らかに地下五階で生き残っていた以上の巨人がいるのだが」
「ああ。正解だ。現在地下五階には死体は殆どなかった。あの黒水晶がどうやってか死体を自分の周囲に集めて、その上で黒い雪のようなものを掛けるとその死体が生き返った。それも、失った頭部とかも生えるといった具合にな」
「……何よ、それ」

 レイの言葉に、マリーナは唖然と呟く。
 地下五階の黒水晶は、マリーナもしっかりと自分の目で見ている。
 見るからに不吉な存在だというのは分かっていたが、それでもまさかここまで常識外れの存在だとは、到底思えなかったのだろう。
 また、ダークエルフとして長年生きているマリーナにとっても、そうも簡単に人を蘇生させるようなマジックアイテムなど、見たことも聞いたこともなかった。

「さて、俺もそれが知りたいな。あれが単純な魔法鉱石なら、それはそれで問題だろうし……何らかの魔法鉱石に手を加えたマジックアイテムだとしても、その辺りは当然のように疑問になってくる。ただ……」

 そこで一旦言葉を切ったレイは、改めて巨人との戦いを行っているヴィヘラに視線を向けた。

「どうやら生き返らせることが出来るのは、黒水晶の周囲に黒い雪を降り注ぐ必要があるかららしい。つまり、こうして離れていれば、問題はない……と思う」

 断言しなかったのは、やはり黒水晶が何らかの力を使って巨人の死体を自分の近くまで引き寄せているのを見ているからだろう。
 恐らくあの力の届く範囲はそう広くはない。
 そう思ってはいるのだが、それはあくまでもレイの予想であって、何か確信がある訳でもない。
 もしかしたら……本当にもしかしたら、地下四階にある巨人の死体も引き寄せることが出来るかもしれないのだ。

(もっとも、今のところそんな様子はないけどな)

 レイが見る限り、地下四階に大量にある死体で、動いている様子のあるものはない。
 つまり、それは黒水晶が引き寄せることが出来るのはある程度近くにいる物のみと考えられる。
 もしくは、黒水晶と同じ空間にいれば可能といった風に、他にも何らかの理由があるのかもしれないが、少なくても現状ではその辺りはレイも把握していなかった。

「となると、黒水晶をどうにかする為には、まず地下五階にいる巨人を全てこの地下四階に引っ張ってくるのか?」

 そう尋ねるヴィヘラの言葉に、レイは頷く。

「そうなるな。もっとも、引っ張ってくるとかそういうことをしなくても、巨人はここに来るだろうなけどな。……ほら」

 レイが階段の方を見ると、そこでは新たな巨人が姿を現すところだった。
 先程レイが階段から下りる時に殺した巨人は一匹だけで、残りの巨人は、レイが殺した巨人の下半身にぶつかって階段を下りた……いや、落ちていっただけだ。
 であれば、寧ろこうして改めて姿を現すまでには時間がレイが想像していたよりも時間が掛かったと言うべきだろう。
 そして丁度新たな巨人が地下四階に完全に姿を現したところで、ヴィヘラが戦っていた巨人が地に沈む。

(いや、血に沈むって表現の方がらしいか)

 頭部に浸魔掌を食らった為だろう。目、鼻、耳、口からそれぞれ血を流しながら血だらけになって地面に横たわった巨人を見ながら、レイはそんな感想を抱く。

「あら、まだいたの? 嬉しいわね、もっと楽しませてちょうだい!」

 新たに姿を現した巨人を見ながら、ヴィヘラは嬉しそうに叫ぶとそちらに向かって走り出す。
 その姿は、一見すると新しい玩具を見つけた子供のようにも見えたが……現在ヴィヘラの表情に浮かんでいるのは、大抵の男であれば一目で唾を飲み込んでしまう程に淫らな表情だった。

「こうなると、止められないわね」

 そんなヴィヘラの姿を見て、マリーナは少しだけ呆れたように呟く。
 ここ最近は模擬戦といった程度の戦いか、もしくはそれ以前のような経験していなかったので、こうして命懸けの戦いを行うのはヴィヘラにとって絶好の機会だったのだろう。
 一応地下三階で三匹の巨人と戦いはしたのだが、ベッドがあったこともあり、本当の意味で万全の状態で思う存分巨人と戦うといった訳にはいかなかった。
 そういう意味では、今はまさに絶好の機会だったのだろう。
 レイ達にとっても、今のヴィヘラを止めるのは興奮で自分達にすら攻撃してくるかもしれないということもあり、今のヴィヘラを止めるつもりはない。
 巨人を倒すのは、レイ達にとっても全く問題はないからというのも大きいだろうが。

「さぁ、どうしたの? もっと頑張りなさい。ほら、早く立って立って立って! あはははは」

 ヴィヘラの嬉しそうな声が地下四階に響くが、それを聞いたレイ達はヴィヘラのストレスが解消されて良かったな、という感想しか抱かない。
 ……何も知らない者が聞けば、色々と恐怖してもおかしくないような声なのだが。
 なまじヴィヘラが絶世の美女と呼ぶに相応しいだけに、恐怖は強くなる。
 だが、レイ達の場合は何だかんだとヴィヘラとの付き合いも長く、深い。
 ヴィヘラが興奮で我を忘れているように見えても、実際にはヴィヘラがその気になれば、すぐにでも落ち着くのだということを理解しているのだ。
 それを証明するように、階段から上がってきた最後の巨人が心臓に浸魔掌をくらって絶命すると、数秒前までの興奮した様子はすぐに落ち着いていく。

「どうやら終わったようだな」

 周囲に散らばっている巨人の死体を眺めているヴィヘラを見つつ、エレーナが呟く。
 その言葉に全員が頷き、レイ達はヴィヘラのいる方に向かう。
 ヴィヘラも、戦闘の余韻を楽しんでいる間にレイ達が自分の方に向かってきたのには気が付いていたのだろう。
 笑みを浮かべながら、レイ達を向かえる。

「お疲れ様」
「いや、この場合、それは俺達の台詞だと思うんだが」

 満足した様子で呟くヴィヘラに、レイはそう返す。
 実際、地下五階から上がってきた巨人の殆どを倒したのはヴィヘラであって、それ以外の面子は基本的に軽い援護をしたにすぎないのだから。
 もっとも、レイは地下五階に様子を見に行ったのだから、それを見ていたヴィヘラにとっては、お疲れ様と労いの言葉を掛けてもおかしくはなかったのだろうが。

「ふふっ、そうかもね。ただ、私はそこまで大変なことをした訳じゃないんだけど」
「いや、普通に大変なことだから」

 ヴィヘラの言葉に、マリーナが思わずといった様子で突っ込む。
 実際、一匹でもそれなりの強さを持つ巨人を、たった一人でここまで倒したのだ。
 普通であれば、到底無理なことだっただろう。

「そう? ただ、もう少し欲を言えば……出来れば、巨人の数は半分でもよかったから、一匹辺りの強さがもっと上だったらよかったんだけど」

 巨体だったので攻撃する分には楽しかったけど、もっと戦闘の駆け引きを楽しみたかった。
 そう言葉を続けるヴィヘラに、他の面々も納得した表情を浮かべる。
 もっとも、納得したというのは巨人がもっと強ければよかったということではなく、巨人の戦闘が本能的な力任せにすぎなかったという点なのだが。
 巨人だけあって、普通の人間とは比べものにならないだけの膂力を持っているのは間違いなかった。
 だが、その膂力に頼り切りになっており、振るう一撃には技術らしい技術も存在しない。
 もし巨人が人間の使うような格闘技の類をしっかりと習得していれば、間違いなく今よりも強かった筈なのだ。
 ヴィヘラはそれを惜しみ、出来ればそのような巨人と戦いたかったのだろう。
 もっとも、それはあくまでもヴィヘラのみの感想であって、ヴィヘラ以外の面々にとっては敵が弱くても悪いことはない……といったところだが。

「この巨人よりも強い相手は……まぁ、どうだろうな。ただ、俺達が来るまでにも巨人は多く産まれている筈だ。そうなると、もしかしたらヴィヘラが言うように戦闘技術を持った巨人がいる可能性はあるかもしれないけどな」

 そう言いつつも、レイは本当に戦闘技術を持った巨人がいるという確証はなかった。
 そもそも人間の戦闘技術を巨人に教えることが可能なのか? という疑問もあるし、人間の戦闘技術を巨人が習得しても同じように使えるのかという疑問もある。
 大きさはともかく、身体構造的には人間と巨人は大差ない。
 だが、それがそのまま人間と同じ戦闘技術を使えるのかと言われると、レイは首を傾げざるを得ない。

(まぁ、取りあえずヴィヘラにはそうやって納得して貰っておく方がいいだろ。もしかしたら、本当にそういう相手が出てくるかもしれないし)

 この地下施設にいた巨人が、巨人達の中でもどれくらいの強さを持っているのかというのは、当然レイにも分からない。
 以前ここにいただろう巨人が出荷された後に産まれてきた巨人だったのか……それとも、巨人の中でも選りすぐりの存在が護衛用として残されていたのか。
 そのどちらかでも、大きく変わってしまう。

「それで、これからどうするの? まずはあの黒水晶をどうにかする必要があるんでしょ?」
「そうなる。ただ……巨人を生き返らせている光景を見ると、気軽に触れたいとは思わないんだよな」

 何らかの力……それこそレイから見れば魔法の類ではなく、サイコキネシスのような超能力にも思えるような力で巨人の死体を自分の近くまで移動させたり、その巨人の死体を黒い雪で蘇らせたり。
 とてもではないが、レイから見てあの黒水晶がまともなマジックアイテムだとは思えない。

「レイの気持ちも分かるが、その黒水晶を何とかしなければならないのは間違いないのだろう?」
「それは分かってる。分かってるんだが……あの光景を見ると、ちょっとな」

 気軽にあの黒水晶に触れれば、何が待っているのか。
 それを予想すると、レイはどこか薄気味の悪い感覚を覚える。
 勿論実際に触ってみれば何ともないという可能性もあるのだが、だからといってすぐに試したいとは思わない。

「けど、このままじっとしては……ビューネ、止めておきなさい」

 レイに何かを言おうとしたヴィヘラは、少し離れた場所で巨人の死体に触れていたビューネに注意する。
 だが、ビューネはそんなヴィヘラの言葉を聞き流すかのように、巨人の死体に触っていた。
 そうして数秒。再びヴィヘラが何かを言おうとした時、ビューネが巨人の死体を指さしながら口を開く。

「ん!」

 巨人の死体を持っていないの? と態度で示しているビューネに、レイ達は顔を見合わせる。
 これが普通のモンスターであれば、その死体は持っていき、素材にしたり肉にして食べたりといった真似をするのに抵抗はない。
 それこそ、オーガやサイクロプスのように人型に近いモンスターであっても、それは変わらないのだが……目の前の巨人の死体には、レイもどうしてもそういう気分にはならなかった。
 それは、やはり巨人は人間から産まれたというのが大きいだろう。
 例え黒水晶や奴隷の首輪によって自然の摂理以外の理由で産まれたとしても……やはり、レイにはそれを食べる気にはならなかったのだ。

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